はぁ、やれやれ。
大きなオクラがいっぱいとれました。
すごいでしょう。
でもねー、こんなに食べきれないわよ。
どうするのかしらねー。
温暖化で、このあたりはますます亜熱帯に近づいてきたらしい。
高温多湿を好むシダやヤマイモの類がやたらと生い茂る。
畑ではゴーヤ、ナス、ピーマン、オクラ・・
南方系の野菜がものすごく、ものすごく元気。
昨年こりたので、カボチャはやめたけれど、
それでもじゅうぶんジャングル化してしまった。
今年は、オクラの実がなってみたら、
半分は「丸オクラ」だったことがわかった。
切ると断面が星形でなく丸い。
味は違わないし、柔らかくて悪くないけれど、これは失敗だったと思う。
星形でないオクラって、なんとなく、つまらない気がする。
オクラは地温が上がらないと発芽しないので、スタートは遅いが、
成長は早く、どんどん実がついて、あっというまに大きくなり、
食べられなくなってしまうから忙しい。
とがった先に庖丁をあてて、あてただけで抵抗なく
スッと切れるようなら、和え物など生食向き。
かるくサクッといって切れるのは、煮たり炒めたり加熱用。
ガリッと刃がとまり、切るのに力がいるようなのは、
もうかたくなっているから、もったいなくても捨てることにする。
(上の写真の、長いものは20センチほどあり、
「サクッ」か「ガリッ」か、切ってみないと、微妙なところです)
オクラのスープ。
キャベツの芯、にんじん、じゃがいもを薄切りにして、
水から柔らかく煮て、コンソメキューブと顆粒のガラスープを
半々で味をつける。
小口切りしたオクラを入れ、柔らかくなったら、胡椒をふる。
カレー粉を少し入れてもいい。
酸味が好きな人は、仕上げにレモンを絞ってもいい。
残ったら冷蔵庫に入れて、翌日冷えたのも美味しい。
オクラは煮るととろみが出るので、汁物にするときは、
汁に味をつけてから、最後にオクラを入れる。
特に味噌汁は、オクラを先に入れると味噌がうまく溶けない。
・・ということを、毎年ころっと忘れてしまい、
「あーっ、オクラって、こうだったんだ!」と一度は叫ぶことになる。
オクラのそぼろ煮。
これ、今年のお気に入り。
オクラは大きく斜め切りして、軽く炒めて、水と麺つゆで煮る。
(市販の麺つゆを使うのは省エネ手抜きバージョンです。
濃いおだしをとって、しょうゆ、酒、みりんで煮ればもっと良い)
途中で鶏そぼろを加えて、全体に味がなじむまで煮る。
時間があれば、冷めるまで置いてから、あたため直すと美味しい。
鶏そぼろは、時間と元気がじゅうぶんあるときに、
まとめてたくさん作り、小分けにして冷凍してある。
どうして「時間と元気」が必要かというと、
スーパーの鶏ひき肉は脂が多くて苦手なので、
鶏の胸肉を買ってきて庖丁で刻んでたたいて作るからだ。
鍋にいれ、しょうゆと砂糖と料理酒を加え、
箸で混ぜながら火にかけて、ぽろぽろになるまで炒りつける。
これがとても便利で、どんな野菜でも簡単に「一品」に化ける。
豆腐を麻婆豆腐もどきにしたり、炊き込みご飯や炒飯にしたり。
鶏そぼろと、ちりめんじゃこは、冷凍庫に切らさない。
さてさて、こういう話、書きだすとキリがないけれど・・
ちりめんじゃこのほうは、ピーマンの最強の相棒。
ざく切りのピーマンをごま油で炒め、じゃこをたっぷり入れて、
しょうゆとみりんで、しんなりするまで炒りつける。
これも一晩おくと、じゃこのだしがよくしみる。
湘南茅ヶ崎、「網元・萬蔵丸」さんの、
3~4センチに育った大きいのが、とーっても美味しいのですよ。
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フライパンでからからと炒って、おつまみにも。
袋をあけただけで茶々姫がとんできます。
地面に這うように生えた小さい草に、
小さい小さい3ミリくらいの薄紫の花がぽちぽち咲いている。
あ、これは、あれだ。
と、その「あれ」がなかなか出てこない。
そうそう、ウリクサ。
よーく見ると個性的なお顔でした。
こっちは、似ているのでよく間違えてしまうけれど、
春に咲くトキワハゼ。
おやぁ? トレニアさんも、なんか似てません?
和名を「ハナウリクサ」というそうで、なるほど。
みんなゴマノハグサ科のお仲間です。