閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ゴーヤ

2012-09-13 13:27:27 | 日々

「この夏は、よく食べたわねー、ゴーヤ」
「さすがに食べあきたわね」
「あら、あきないわよ」
「そーお? あたし、あきた」
「えー、あたし、まだあきない」

(このバリ猫さん、じつは三姉妹なのです。
末の妹もそのうち登場する・・かも)


ゴーヤもそろそろ採りおさめ。
朝晩涼しくなるにつれ、急速に勢いが衰えてきた。
まだ小さい実がいくつかついているけれど、
もうこれ以上は待っていても大きくなりそうにない。
重なった葉をかきわけると、知らないうちに黄色く熟しきった実が
ぱっくりと裂けてぶらさがり、まっ赤な種がのぞいている。
お化け屋敷の提灯みたいで、いつ見ても、これは、ぎょっとする。

ほんとに今年はよく食べた。
そして、不思議と飽きなかった。
一度だけ、レシピ集をみて、片栗粉をまぶして揚げる
ゴーヤチップスというのを作ってみたけれど、
野菜らしさがなくなりすぎて失敗だったので、
(ほとんど「揚げた粉」を食べるようなもの・・)
あとはもう、シンプルな炒めものばかり作って食べていた。
きょうは、ひょいと思いついて、九州のおみやげの
「鶏ささみ燻製」というビールのつまみっぽいものを
薄く切って炒め合わせてみたら、なかなか美味しかったです。
また来年もつくろう、ゴーヤ。


苦瓜を小口に切れば一面にまわりはじめる緑の歯車

・・えーと、なんですか、これ。短歌もどき?(字余りだ・・笑)
このあいだ、まな板を見て、歯車みたいだと、Mが言ったので。
丸のまま種を抜くことができれば、もっと歯車らしくなるでしょう。 

 

ゼフィランサス。
和名は玉すだれ。英名をレイン・リリーとか。
ラテン名はギリシャ神話の西風の神ゼフィルスから。

ヒガンバナ科の花は、いつも突然あらわれるので、驚く。
何もなかったようなところに、花がひらいて、初めて気づく。
ほんとうは何もないわけではない、草むらで見えなかっただけだし、
つぼみもずうっと準備していて「満を持して」咲くのだけれど。

道沿いにぽつぽつと散らばって咲いているのは、
彼岸花や水仙と同じく、球根に毒成分があるので、
猪が掘り返しても食べずにそこらに転がしていくからだろう。

じつは長らく「アマナ」と勘違いしていて、ようやく正しい名が判明した。
アマナは春に咲くユリ科の花。

 


夕方、家の前で、彩雲をゲット。
虹かとも思ったけれど、アーチ状でなく短いし、
太陽と同じ方向にあるので、たぶん彩雲。
写真にしてみると、よくよく目をこらさなければわからない色。
うーん。むずかしいですね。

 

ほんのりと夕焼けでした。

 

コメント
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