閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

茶々さんのちいさかったとき

2012-09-12 08:36:45 | 日々

茶々姫です。
うちに来て11年になりました。

2001年9月12日・・アメリカで同時多発テロ事件が起こった日の
翌日にもらってきたのです。
生後2か月足らず、体重約600グラムのときでした。

実家は、当時小学生の息子がよく遊びに行っていたおうち。
4匹の子猫がうまれ、貰い手を探し中でした。
子ども同士で「あげる」「もらう」の約束をしていたようですが、
うちにも猫はすでに4匹いたし、犬もうさぎもいたし、
その上にまたわざわざもらわなくても・・と、
親はそれほど乗り気ではなかったのでした。

海の向こうで、誰も想像しなかった悲惨な事件が起こったとき、
安心して立っていた足もとの地面がふいに崩れるような気がして・・
衝動的に、「そうだ、猫、もらってこよう」と決めました。
小さな柔らかいいのちを迎え、みんなで可愛がって育てる。
とりあえず、「ちゃんと立っている」方法として、
唯一思いついたことが、それでした。

やってきたのは、めちゃくちゃカワイイ子猫で、
カワイイだけでなく、いろいろやらかし、手こずらせてくれて・・。

子猫が安心しきって膝で眠るとき、ヒトは、
その安心を壊さないよう、最大限の努力をする。
いつも、そしてずっと、守ってあげられる自分でいたいと思う。
「だいじょうぶだよ」とささやくたびに、まず自分が安心し、
自分の足の下から、小さいけれどしっかりした地面ができていく。
それがつまり「癒される」ということ、かもしれません。

お医者さんのお世話になることの多かった茶々さんですが、
心配な症状がここしばらく出ていないのは嬉しいことです。


ではでは、閑猫堂秘蔵写真館。
いくよ~。

その1。
うちにきてすぐのころ。

 

 

その2。
どこにでも入っちゃうのでした。

 

その3。
ちっちゃいときから、足、長っ!
(お耳も大きい!)

 

コメント
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