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弁理士の日々

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神戸大岩田教授への質問(1)

2020-07-18 12:13:21 | 歴史・社会
神戸大学の岩田健太郎教授のブログ「楽園はこちら側」を見つけました。
プロフィルによると、岩田教授は神戸大で、神戸大学都市安全研究センター感染症リスクコミュニケーション分野および医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授。神戸大学病院感染症内科診療科長、国際診療部長を勤められています。

このブログの、「検査について」2020/06/24
を読みました。その中のコメント
『まずはPCRから
・・・
臨床現場で、検査の正しさを吟味する指標は基本的には「感度」と「特異度」ということになります。
・・・
「感度」は
陽性数/感染者数X100(%)
です。
臨床医学の最高レベルの専門誌、New England Journal of Medicineでは、PCRの感度を70%とするのがリーズナブルな見積もりだ、と述べています(Woloshin S, Patel N, Kesselheim AS. False Negative Tests for SARS-CoV-2 Infection — Challenges and Implications. New England Journal of Medicine. 2020 Jun 5;0(0):null.)。だいたい、そんなところかな、とぼくも思います。
感度が70%ということは、10人の感染者を検査しても、3人は検査が陰性になり、見逃してしまうことを意味しています。
・・・
特異度は、
陰性の数/感染がない人の数X100(%)で算出します。
前掲のNEJMの論文ではPCRの感度を70%、特異度を95%として議論していました。
に着目しました。

そこで私は、以下のような質問事項を上記ブログのコメントに上げました。
投稿情報: 内藤 俊太 | 2020/06/24 23:39
『新型コロナPCRの感度は、権威ある雑誌で70%とのことです。
ダイヤモンドプリンセスで、陽性者は700人前後でした。感度が70%とすると、実は感染者が千人いて、そのうちの300人は偽陰性だった、ということになります。しかし、検査陰性で帰宅した人たちの中で、のちに陽性だと判明した人数は7人と聞いています。このデータが正しいとすると、感度は99%であることになります。権威ある雑誌と、ダイヤモンドプリンセスでの実績との乖離をどのように理解したら良いのでしょうか。
特異度も同様です。武漢からの帰国チャーター便で陽性者の比率は1~2%でした。このすべてが偽陽性だとしても、特異度は98~99%となり、権威ある数値と相違します。われわれはどの数値に信頼を置けば良いのか、ぜひ教えてください。』

現時点(7/19)で、上記私の質問コメントに対するリアクションはまだいただけておりません。そこで、取り敢えずは私のブログにアップしておくことにしました。
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