弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

子どもとおじいちゃん

2013-12-21 13:29:23 | Weblog
先日、二人の孫(4歳女子、2歳男子)とともに新宿の小田急デパートに出かけました。9階に子ども用品売り場があり、9階の一部が屋上にもなっていて(屋上広場)、すべり台が設置された遊び場になっています(9階フロアマップ)。屋上広場の一角にカフェプランツというオープンカフェがあり、まずはそこで昼食としました。

広場には複合すべり台が1台設置されているだけですが、小さな子どもが大勢元気よく遊んでいます。うちの2人の孫も喜んで遊び始めました。
すべり台はプラスチック製で、シュートの下もプラスチック製の壁になっており、その壁の一部に70センチ四方程度の四角い開口部が開いています。下辺はちょうど子どもの背でカウンターの高さになっており、お店屋さんごっこを想定したエリアであると想像できます。ネットで探したところ、こちらの写真を見つけました。右下の赤い部分です。
しかし、そこがお店屋さんごっこのスペースだと気づいている子は一人もいません。
ちょうどうちの孫たちがそのスペースの中に来たので、私が開口部の外に位置し、お店屋さんごっこを始めました。
「お子様ランチをください」「はいどうぞ」「ありがとう、むしゃむしゃ」
といった具合です。
すると、孫たちの後に、やはり4歳程度の女の子が興味深そうに眺めています。もう一人、女の子が来ました。2人ともおとなしそうな子たちです。そこで私の方からそのうちの1人に、「ジュースをください」と声をかけてみました。するとうれしそうにお店屋さんごっこに参加してくれたのです。
もう一人の女の子は恥ずかしそうにしていましたが、後にいたお母さんから「やってもらったら?」と励まされ、私も声をかけたところ、やはり参加してくれたのです。そのあと、うれしそうにその場を離れていきました。

それからしばらく、孫たちが広場で遊び回るのを見守りながらうろうろしていました。すると、先ほどのお店屋さんごっこスペースに女の子が2人、入ってきました。さっきの2人です。「さっき楽しかったので、もう一回やりたいのだろう」と想像し、私が客側のスペースに行って声をかけました。今度はもう恥ずかしそうではなく、私が注文すると店内で調理して手渡してくれるジェスチャーを見せてくれました。
そのとき、孫から呼ばれ、私はその場を離れることとなりました。

不思議なひとときでした。
小さな子どもが、よその知らないおじいちゃんと仲良く遊ぶなどと。
後から考えると、私からはきっと“優しいおじいちゃんオーラ”が発していたのでしょう。

つい4年前までは全くなかったのですが、4年前に孫ができて以来、私は突然「子ども好き」になったのです。自分の孫がかわいいのはもちろん、よその子も分け隔てなくかわいく感じるのです。
それまでは、子どもが近くにいると、「泣かれると面倒だ」との意識で目をそらすことが多かったのですが、今では逆で、電車の中などで赤ちゃん連れを見かけると、何とか笑ってもらおうとこちらから笑いかけます。うまく笑ってくれると、半日は幸福な気分になります。
小田急デパートの屋上広場でも、私の気持ちが子どもたちに通じたのでしょう。

「孫ができると子ども好きになる」というのは、私一人の現象ではなく、結構一般的らしいです。その特質を利用して、「孫を持ったおじいちゃんに、地域の子どもたちの面倒を見てもらう」という活動を始めた人がいると聞きました。

私のオーラがどの程度の効力を発揮するか、今後とも機会があれば試していくつもりです。
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