大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

日ごろ撮影した写真に詩、短歌、俳句とともに短いコメント(短文)を添えてお送りする「大和だより」の小筥集です。

大和だより ~写詩 写歌 写俳~ 小筥集

2018年07月20日 | 写詩・写歌・写俳

<2394> 余聞、余話 「 猛 暑 」

      氷水置いて母ちゃん外出す

 連日の猛暑。遂に40℃越えの報。果たしてどこまで上がるのか。被災地には大変だろう。テレビニュースなどではしきりに活動するボランティアの話題が取り上げられているが、ボランティアの援助もさることながら、何故自衛隊の姿が見えないのだろうと思われる。国民の安全と暮らしを守る自衛隊の役目とは何なのか。戦争に備えることか。被災当初は活躍の姿が見られ、頼もしく思えたが、さっさと引き上げて行った感がある。災害はまだ何も終わっていない。被災地は熱中症のリスクを負いながら懸命にやっている。この被災地の状況をどのように感じて見聞しているのだろうか。こういう時に働かなくて、どういう時に自衛隊の力は発揮されるのだろうか。

 これは猛暑における思いによるが、この猛暑は夏の高校野球などにも影響されるところであり、二年後の東京オリンピックの開催期間の話にもつながる。生きものは環境に即して生きている。人間も然り。例外ではない。環境の十分なことは安心につながる。その環境が侵され、或いは脅かされている時、その状況を乗り越える精神力も評価されるけれども、その状況に当たって十分な対処が必要となる。災害被災地の報道等を見聞するに、その対処に欠けるところが透けて見えるところがある。それが被災地に自衛隊の姿がないということである。

 とにかく、猛暑の日々。予報では当分続くという。今日は家内が〇〇の会だと言って外出し、私が留守番。朝から私の仕事場である室内は三十℃越え、午前十時には32.6℃に及んだ。午後には35℃を越えること間違いなし。これは生活環境においてよくない状況なので、逃避行を決めてかかる御仁もいるに違いない。我が家ではクーラーは午後からとしているので、午前中は扇風機と冷やした濡れタオルでこの襲い来る猛暑の状況を凌ぐというのが、昨今の日常である。もっと状況が悪化すれば、そうも言っておられなくなるだろうが。

           

 私にとって世の中で最も安全な場所と言ってよい自宅であるが、連日の暑さの勢いは所を選ばず襲いかかって来る。このことは夫婦二人の共有する認識で、家内は私の仕事部屋に氷水を置いて出かけて行った。私はよく山に出かけるので、家内は山のリスクを想像して心配するが、この四十℃越えの報を耳にする最近の日々は、この猛暑のリスクから自宅でも安心出来ない現実に臨まざるを得ないところを察知。ということで、家内の気づかいによる氷水のボトルが私の仕事部屋のデスクに置いてある(写真)という次第である。 2018年7月19日(木)記。 暑さ厳しい時節、諸兄、諸氏には御身ご自愛のほどを――。


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