<3224> 写俳百句 (10) ホシハジロ来る
一陣も二陣も元気鴨の群
立冬を過ぎ、馬見丘陵公園の上池、下池には第一陣のマガモ、カルガモ、オオバンに加え、第二陣にホシハジロやキンクロハジロも姿を見せ、元気よく泳いでいる。鳥インフルエンザは渡り鳥が原因と目され、渡りのカモには肩身の狭い昨今であるが、この問題もシカやクマやイノシシと同様、野生の生き物と人間との関わりの難しさを示すものなのだろう。
鴨来たる姿は無事の証なり
鴨の声賑はふ群の中に立つ
鴨の群岸辺に眺め帰り来ぬ
我が家の近くの池は水を抜いて干上がっているので、水鳥のカモやサギの類の姿がない。餌と塒がなければ生き物にはどうすることも出来ない。池の様子は来るものが来ない淋しさが纏う感じだが、カモたちにしてみれば、如何ともしがたいところ。他所の池に変更したに違いない。 写真は元気に泳ぐホシハジロの雄(下池、左の写真の後方はキンクロハジロ)。
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