ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

スイマーズショルダー 第11話

2006-05-30 10:09:47 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 スイマーズショルダー、せっかくの貴重な体験だから、記録しようと書き始めたら、もう10話を越してしまった。まだまだつづきますよ~! 
術後1週間経っても、相変らずわけのわからん痛みが続き夜は眠れない。鋭い痛みからズンと重だるい痛みに変わり、左腕の筋肉の存在はまったくわからない。いわいる、自分の腕じゃないってやつ。かろうじて指は動く・・・、ひじから下を上げようとしても、腕の曲げ方がわからない?だいたい、腕のついてる位置が違う?一度思い切りひぱって付け直したい・・・、そんな感じ。
 今日からまた1年ヒアルロン注射のお世話になる。術後の一発目、ナースが今までより太めで長~い針の付いた注射器を胸の前で立てて持ち、ニコニコと私を見てる。ふ~ん、いつもより量も多いし、関節の奥の方まで入れるんだなぁ・・・、と眺めていると、S先生「ああっ!ダメだよ、見せちゃ」・・・!あっ、・・あわてて注射器を手で隠し、ペロっと舌を出すナース。・・・・、「これ見ちゃうと、力入っちゃって針が入らなくなるんだよ」・・・・、ああ、別に大丈夫ですよ、そんなもん、とっとと、打っちゃって下さい。「へ~、女の人は強いねぇ」そう言いながら、ずずずっと、針を深く刺した。確かに痛いが、すでに肩自体とても痛いのだから、今更って感じだ。
 ところで、先生、手術前より更にまったく動かないのは何故?・・・「それは本能的に防御反応が働いてるからだよ。痛んだ関節を守る為に凍結したでしょ?そこを手術で削って傷つけたんだから、関節が治るまで筋肉は冬眠状態だね・・・・、無理に起こそうとすれば余計に防御反応で長引くよ、だから、撫でるぐらいは良いけど、揉んだりしないでね」・・・・・、つまり、眠りから覚めるのをじっと待つしかないわけだ。
 可哀想なのは右腕も同じ、余計に働き疲れても左手で擦ってもあげられない。ここ2ヶ月は右腕を洗う事も出来ない。痒くても掻けない(笑)

      ----------火曜日につづく-----------
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スイマーズショルダー 第10話

2006-05-23 10:10:08 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 2004年8月3日・・・、手帳には『退院』と言う文字がグチャグチャっと消されている。まったく、思い込みというか、能天気というか・・・・。退院どころか、泣きの1週間が続いた。術後3日は地獄の痛み・・・・甘かった。昼間はなんとか同室の方々と話しをしたり、痛いながらも時間は過ぎる。問題は夜、朝が来るのが遅いっ!なんで夜はこんなに長いんだっ!
 心の中は痛みと格闘しているが、相変らず平気な顔をして、人の痛みを慰めている。同室の4人(自分含む)は同じ日に手術をした仲間なのだ。
 手術の内容はそれぞれ・・・、やけどで皮膚移植(自分の皮膚)、皮膚がん摘出、ひどい虫歯からほほ骨に膿が溜まり手術で治療。皆、それぞれ大変だ。
 「あなたは明るいわねぇ、見てると元気がでるわ」と、少しでもお役にたったかな?我慢強いわけではない、考えるのが面倒なだけだ、考えた所でしょーがない、なるようになるさ。
 8月8日は病院の近くで花火大会があった。ラッキーな事にこの病室から真正面に見える。もうっ、特等席じゃん!7時に始まる。皆早々と夜の洗面を済まし、窓に向け椅子を並べる。病室の前を通りかかった、車椅子のレディが、・・・何事?と覗いていたので、「花火が始まるから、どうぞ!」とお誘いした。彼女の部屋は反対側なので見えないのだ。
 用事を済ませた彼女を部屋に入れると、調度、花火が窓一杯に広がった。私は普段閉めてはいけない、部屋のドアを閉め、あかりを消した。窓に室内が反射する事無く、とてもきれいに見えた。一人の方が「ドア、閉めちゃって怒られないかしら・・・」と心配する。大丈夫!大丈夫!怒られたら開ければいいよっ!・・皆、笑っている。まるで、修学旅行の夜だ。
 「あらっ?なんで閉まってるのかしら?」ナースが夜の検温にやって来た。「あら~、きれいねぇ」・・・、そのまま電気を点けずに体温計を配る。別室の彼女に、「あらっ?あなたこっちで計る?」と体温計を渡して行った。ナースは部屋出てドアを閉めてくれた。みんなで、「良かったね~」と顔を見合わせた。そして、2時間幸せな時間を仲間と過ごした。いい時に入院して良かったぁ(笑)

      -----------火曜日につづく------------
 
 
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スイマーズショルダー 第9話

2006-05-16 10:17:17 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 こんな恐ろしい痛みでは帰れるはずもないなぁ・・・・。私の肩、どーなっちゃってるんだろう・・・、右手でそっと触ってみると、ぶよぶよに膨らんでいる。
 しばらくしてS先生が来た「予想以上にひどかったね、しばらくは夜も眠れない痛みが続くよ、あ~、痛み止めは効かないからね、我慢してね」そう言って手術の説明を始めた。
 関節の動きをスムーズにする滑膜というもの、本来表面は滑らかだ。インナーマッスルの疲労により関節の隙間が狭くなり、滑膜は擦られ続けボコボコ状態。内視鏡写真を見せてもらったが、う~ん、なんて言うか、ニョロモがたくさん?点で支える西○のム圧ふとん?まったく内視鏡が這入らず、前後から削りながら入れていった。それに加え、筋肉凍結だけでなく、筋癒着が広範囲。凍結していても全身麻酔下では、腕を持って動かせるが、癒着の為動かそうとすると体ごと動くらしい「手術台から落としそうになっちゃったよ」と笑って話す。そこで、助手達が体を押さえつけて、無理やり腕を動かし、癒着部分を引き剥がし、再度癒着しない様に水を入れた。・・・・、このぶよぶよは水かぁ・・。
 見た目の傷は1センチが前と後にあるだけ、しかし、中で削ったり剥がしたりしているので、肩部分だけでなく左側全体が痛い。
 痛みで声も出ない私を見て、父と旦那「居てもしょうがないから帰るね、頑張ってね」・・・・、うんうん、うなずくのがやっと、なさけねぇ~。

      ----------火曜日につづく-------------
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スイマーズショルダー 第8話

2006-05-09 13:17:25 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 さて、全身麻酔と言う事で身内の立会いが必要だ。旦那は仕事の都合次第なので、近くに住む父に頼む事に。
 当日、結局二人揃って来てくれた。まだ時間が早かったので、二人ともロビーに。10分前に病室に戻るはずが、二人とも時間になっても来ない。
ナース「お家の方いらしてるんですよね?時間なので出発しますよ」・・・、すみません、たぶんロビーに・・・。ベッドごと手術室へ、途中ロビーの前で、「よ○ださんのご家族の方ーっ!!」・・・、「あっ、はいはい」、父の声だ。「○○ちゃん(旦那の名)、ほらっ、起きて起きて」・・・、やっぱり寝てたか。
父「ごめんごめん、本読んでて・・・」
旦那「・・・・・」まだ眠そうに目をこする。
 いよいよ、手術室に入る。父「いってらっしゃい」旦那「・・・・」あくびをしている。
 S先生「じゃあ、始めます。あっ、目がさめて麻酔切れたら、めちゃくちゃ痛いから覚悟しておくよーに」・・・え~?あっ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 S先生「よ○ださん、終わりましたよ、説明は後で」
 手術室を出ると、二人の顔が・・・、父「おっ、もう目覚めてるんだ。俺の手術の時どうだった?」・・・起きてたよっ。旦那「あ~、眠かったぁ、俺が麻酔かかっちゃったよ」・・・・ああ、そう。
 後から同室の付き添いの方に聞いた、手術待合室の二人の様子。父「大丈夫だよ、最悪左腕とられるぐらいで、命まではとられないだろう」旦那「そうですよね~」・・・で、旦那、爆睡!
 まったく、心配した様子も無い。その事を尋ねると・・、「だって、自業自得じゃん」・・・、父も「○○ちゃん、バカな娘で迷惑かけるねぇ」・・・はい、返す言葉もございません。
 それはともかく、痛いっ!とてつもなく痛い!
      
      --------------火曜日につづく----------------
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スイマーズショルダー 第7話

2006-05-02 11:57:57 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 さぁて、いよいよ手術かぁ・・・。S先生によると、切開手術に比べ内視鏡手術は簡単らしい。S先生「麻酔のテストもあるから前日に入院してもらうよ、手術は簡単だから、傷も残らないし。・・・、でも予想以上に悪化してたら途中で切開に切り替えるからね、傷は残るけど」はい、もうお任せします、治るのなら傷なんて気にしませんから。
 入院なれ(持病の喘息で)している私は入院道具を最小限にまとめ、帰りは車は無理だろうなぁ・・・、バスで行くか!
 プールの仲間「お見舞いに行くからね」・・・、あーっ、いいよいいよ、だって一泊二日だよ、すぐ帰ってくるし。
 その病院の知り合いのナース「お部屋にお見舞いに行きますね」いいって、病棟違うし、一泊で帰るから。
 もちろん、家族にも・・・、じゃあ、一泊してくるね~。
 そして、仲の良いご近所に犬の散歩とエサを・・・、今日病院泊まりなんだ、お願いね。明日も遅くなるかも・・・、「いいよ、任せてっ」
 病院到着、同室のお二人も明日手術で、同時入院。「あら、あなた荷物少ないのね」ええ、私一泊だけですから。
 ちっちゃな荷物を棚にしまい、パジャマに着替えベッドでくつろぐ。
 麻酔科の先生が明日の説明に来た。「え~っと、よ○ださん。明日は全身麻酔ですね」・・・・、はあ?「術後はしばらくベット上安静ですね、尿管入れますから大丈夫ですよ」・・・、へ?・・、尿管?「その日は夜までお食事取れませんから」・・?????。あの~、そんなんで明日帰れるんですか?「はあ?帰れませんよ、??・・・、帰るつもりだったんですか?」ええーっ??
 あわててS先生が来た「なんでそう思ったの?」だって、簡単な手術だって・・・。「ごめんね、コミュニケーション不足だったね、2週間はかかるよ」えっえっー!?
 早速ウチに電話、・・・息子「ああ、そんな事だろうと思ったよ、しっかり治してこいよ~」・・・旦那「ああ、いつもの事ね、着替え持ってきゃいいのね」・・・はい、しゅみません。近所のお友達「あらあら、チャコちゃんの事は任せて」
 同室の方に・・・、しばらくお世話になりまーす、てへへ。

       ------------火曜日につづく---------------
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スイマーズショルダー 第6話

2006-04-25 10:36:06 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 2006年4月、私にとって第2戦の渡嘉敷島オープンウォーターから帰還。またまた話は2004年7月に戻る。
 S先生の許可ありきで右手一本で横須賀戦400mで海デビュー、共に挑むは800mエントリーのRん子。二人ともオープンは初めてなので事前にRん子と下見に訪れた。其の時に猿島に渡り、砂浜で貝殻拾いに夢中のRん子が島のお兄さんに声を掛けられた。「お母さんと来たの?」「はい」・・・・はい、じゃないだろ~っ!・・・・確かにRん子とは20離れていて、私を『母』と呼んでいるのだが、小さいショックだぁ、・・・・冗談でも「姉です」って言っとけ(笑)
 さて、横須賀の海は大きなクラゲさんだらけ、・・・渡嘉敷では皆亀に会いたがっていたが・・・・、同じ海洋生物でもクラゲは嫌われ者。ただ、ここは水クラゲなので、いくら大きくても刺される事は無い。が、Rん子は怖いと、キャーキャー大騒ぎ。私が「こんにゃくみたいで気持ちいいよ~」と触って見せてもダメ。幸いな事に海は『限りなく不透明なグリーン』なので、泳ぎながら、その姿を見ることは無い。
 レースは、怖い怖いと大騒ぎしていたRん子が見事1位。きっと、クラゲさんの海から早くあがりたかったのだろう(笑)
 私はと言うと、・・・晴れた空を眺め、波にゆられ、片手Backでのんびりと・・・・・。私の後ろに3名平泳ぎの方がいる、そしてライフガードのお兄さんが見守っている。足元の風景がずれない様に進むと、・・・・・ドンぴしゃり、大きなオレンジ色のブイに右手がボヨーンと当たった。ここで折り返し、今度は沖合いの猿島を足元に眺めながら進む。時々ぶよぶよしたクラゲさんにタッチしながら、いつの間にかゴールだ。「よ○ださん、お疲れ様でした」と、大きなアナウンスの中照れながらゴール!
 頑張った右手を労い手術前にF先生のマッサージを受けた。左右の肩周りを触るやいなやF先生「右手、何したの?がちがちだよ?」う~ん、さすがプロ。・・・・あさって手術、右手もしばらくはお休みさせます。

      ------------火曜日につづく-------------
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スイマーズショルダー 第5話

2006-04-18 10:16:09 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 治療を始めた3月は痛みの激しい急性期でインピジメント症候群と言って腕を動かす際、関節に腱板(インナーマッスル)が挟まり激痛を伴う、夜も眠れない状態。
 40度程で挟まる。困るのは、買い物。右手でカートを押しいつもの様に時計周りに店内を・・・・。「あっ、サンマが安い!」思わず伸ばした左手・・・、「!!ーー!!!っ~!」・・・・、息も止まり、その場にうずくまる。が、周りの視線に気付き、さっと立ち上がるが、サンマを見つめたまま微動だに出来ない。『80円のサンマ睨んで変な人』になってしまう(笑)。家の中では、遠慮なくうめき声をあげる。着替える時、「うっ、うあ~っ!!!」台所でも「うあ~っ!」お風呂でも「うあ~っ!」寝返りで「うわあ~」
 ヒアルロン注射4ヶ月、重だるいズンとした痛みに変わり、あの激痛からは開放された。が、左腕の筋肉が鈍い、リハビリで動かそうとしても、筋肉が何処にあるか感覚がない。だんだん可動域がせまくなる。S先生「慢性期に入ったね~、時間かかりそうだね」
 7月に入り、右はおとなしくしていたので回復した。左は殆ど動かず、凍結状態に。
 7月のジャパンは応援&マネージャー。辰巳で偶然、知人の紹介でソウルオリンピック、Fly代表M氏に出会う。ミーハ―?なふらちゃんが「サインほしいっ!」とM氏の元へ、そこで肩を診てもらう事に。M氏「・・・ひどいねぇ、こんなひどい肩初めて診た、もう凍結してるね、・・・う~ん、教材にしたいくらいだ、今度練習会に来て」と言いながら、硬くなった肩周りを15分程マッサージしてくださいました。あっ、ありがとうございました、是非参加させていただきますね。
 エントリーしていた横須賀オープンまで1週間。自然回復が見込め無くなったので、内視鏡手術を受ける事にした。先生、レース出ていいですか?S先生「良いよ、右は今のところ大丈夫だから、手術後は回復に2年かかるからね、最後に出たら」あ~良かった、・・・あっ、レース前に健康状態の告知があるんです、左動かないとダメかな?・・。S先生「そんなの黙って出ちゃえばいいじゃない?」・・・、先生ナイスッ!!「でも手術を控えてるんだから、絶対無理しないでね」もちろんですっ!
 そして、横須賀で念願のオープンウォーターデビューするのであった。
     ------------火曜日につづく--------------
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スイマーズショルダー 第4話

2006-04-11 13:18:41 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 S先生「まずはステロイド注射で炎症を抑える、それからヒアルロン注射を1クール(6ヶ月)、ヒアルロン知ってる?関節の潤滑油だね。よく、肌に良いって化粧品に使うやつ」・・・じゃあ、お肌つるつるになりますか?・・・・「肩に打つんだから、皮膚には効かないよ(笑)」な~んだ・・・。「あと、飲み薬と塗り薬ね」ああ、飲み薬って、炎症止めと痛み止めですか?「そうだよ」痛み止めいらないです、がまんできるし・・。「あのね、肩がストレス感じるでしょ?痛みを和らげてリハビリしないと」そう言いながら、肩の模型で詳しく詳しく、こうなった仕組みを説明してくれた「痛みがある程度取れないとリハビリできないよ」・・・はいっ、おっしゃる通りにします。
 絶対に左を動かしてはダメと言われ、右手で泳いでいた。まったく、学習能力が欠乏している。ジムのインストのアドバイスでテーピングをしてプールへ、みんな「何やってんの~」と呆れ顔。
 3月FIA習志野、当然棄権。デビューするTUTTYが心配だったので付いて行く。私もこの日からマネージャーデビューとなった。いや~っ、自分が出てない大会は気楽でいいや、お世話するのも結構楽しい。
 治療開始して3ヶ月、だいぶ楽になってきて、リハビリも少しづつ・・・先生、7月に海の大会あるんだけど、エントリーして大丈夫?・・・・・「う~ん、そうだねぇ、このまま順調に行けば大丈夫だと思う、ちょうど1クール終えるし」
 希望を持ってキックに明け暮れる日々・・・でも飽きるぅ・・・日焼けちゃんに教わって、クイックターンの練習を始めた、もちろん腕は気を付けのまま。笑っちゃうくらい曲がる曲がる、見ていたコーチが「手を使わないと無理なんじゃ・・・」う~ん、そうかなぁ、でも暇だし・・・。
 いや~、やって見るもんだね、腹筋で回れる事が解った。そんな事で喜んでいたのも束の間、肩は悪い方へ回れ右っ!
      ----------火曜日につづく-----------
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スイマーズショルダー 第3話

2006-04-04 10:32:56 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 左肩関節の奥の方で『ミシィッ!!』という音と伴に、激痛が走った。「ああっ、やってしまった」痛みの激しさより、とんでもない事になった事実に打ちのめされる。大会まで後2週間、じっとしてれば治る?この期に及んでまだ頭の片隅に・・・愚かだ。
 そんなオバカyossyをみかねて、ふらちゃんが「スポーツマッサージの先生に一度診てもらって。水泳選手のオリンピック公認トレーナーだから大丈夫」う~ん、そうねぇ。なかなか腰をあげない私に「もう先生に話してあるから行って」はぁい、行きまーす。
 でもってスポーツ治療院・・・・F先生「さあ、診てみましょうか・・・・う~ん・・・これはひどいですねぇ・・・この状態では触れませんね。すぐにスポーツ整形外科の先生に見せて下さい。今、紹介状書きますから。どうしたらこんな事になるんですか?」・・・・恥ずかしくて言えませ~ん。
 でもって整形外科・・・・レントゲン見ながら、S先生「炎症かなり強いね、関節の中どうなってるかレントゲンでは見えないんですよ・・・、どれちょっと、力抜いててね。・・・う~ん、ひどいね、ピッチャーでもここまでやらないよ。何したの?」恥ずかしいけど白状します、アクアグローブつけてバタフライ泳ぎまくりました、しかもビート板挟んで。S先生「オリンピックでも目指すの?」あ~っ、穴があったら入りたいーっ!
 ここからS先生の2年間に及ぶ治療が始まったのだ。

      ---------火曜日につづく-----------
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スイマーズショルダー 第2話

2006-03-28 17:54:28 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 FLYが出来なくなってしまったので、ひたすらBACKとクロールで泳ぐ、泳ぐ。気がつけば5000mほど泳いでしまう。これはもう、練習中毒。
 2月、肩の痛みがとれないので整形外科へ。まあ予想どおりの診断「肩の使い過ぎですね、無理はいけないけど、50肩と同じで動かさなくてもダメ。しばらく、電気治療に通いなさい」と、炎症止めと湿布をもらう。そうかぁ、動かしていいんだ、明日からは500mで休憩入れよう。500m泳いで休んで、500m泳いで休んで・・・ってな感じで3000m。
・・・・・だめだぁ、左が回らない・・・しょーがない、右手だけで泳ぐか。
・・・あー、右も痛い、しょーがない、キックだけにしよう。キックで3000m・・・思えばこの日から、キックの鬼となったのだ。
 2月の終わりごろ、FIAに出るメンバー4人で習志野へ飛び込みの練習に。まだレースに出るつもりでいたのだ。BACKスタート練習・・・ついに、その時が。バーを思い切り突き放し後に腕を振った・・・その瞬間。
 心の叫び!星飛雄馬の声で・・・「うわ~~~~っっ、は、破滅の音がぁ~~~!」

     --------火曜日につづく--------

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スイマーズショルダー

2006-03-21 18:41:16 | スイマーズショルダー物語り(全24話)
 アンスコムOWS第一戦沖縄渡嘉敷、1kにエントリーした。
・・・・本題に入る前に、日本おめでとー!・・・もうロッテファンにもたまらなく嬉しい夢のようなWBCであった。8名も選んで頂き、王さんに感謝!!
 
 さて、スイマーズショルダーから2年余り、まだ完治には及ばない。が、様子を見ながらレース復帰。今月のFIA習志野は特別な思いがあったので、入賞出来た事はとても嬉しかった。嬉しついでに、渡嘉敷戦400mのつもりが、勢いで1kにエントリー。せっかく沖縄まで行くんだし、きれいな海、400mじゃもったいなくてねぇ・・。
 話は2003年11月に遡る、初めて町田長水路800mに申し込んだが、定員オーバーでエントリー出来なかった。来年は4個メにもチャレンジしたい・・・なんて思ってハードな練習にはまってしまったのが、運のつき。まったく無知と云うのは恐ろしい。丘が苦手なので、泳ぎながら腕力をつけようと、アクアグローブを着用する事にした。
 最初はきつかったが慣れてくると、もう無しでは物足りなく泳いだ気がしない。4泳法に使用し、距離を増やした事が最悪の結果を招く。
 1ヵ月経った頃、肩の奥の方で、チリチリとした違和感を覚える、が、痛みは無い。2ヶ月目の2004年1月、バタフライ時だるさを感じ肩の奥ではミシミシ・・・。若干痛みが出てきたので、グローブの着用を中止する。せっかくフライ200m泳げるようになったのに・・・、なんて言ってる場合じゃなかったのだ。 

   ---------次週火曜日につづく-----------
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