この穏やかな海が、釜石、根浜海岸です
今年はOWSですが、本来は20年を超える歴史のある、
釜石はまゆりトライアスロンがおこなわれるはずの場所です
レースをおこなう部分の海と、大会会場の場所だけが、人の手で整備されていることが
現地に行ってから解りました
会場と背中合わせに立ち入り禁止区域があり、被害の大きさを目にしました
陸であったはずの防潮堤の裏側が陥没し海水の池が出来ていました
防潮堤も破壊され、元の形がどうなっていたのかよく解りませんでした
会場では、スタッフのみなさん、ボランティアのみなさん、本当にたくさんの方がセッセと動いていました
この大会に参加出来た事を心から感謝いたします
土曜日の夜行バス・・・9時40分池袋発
同行のスイムメイト、ちーちゃんと釜石に向かう
さぁ、眠剤飲んで、しっかり寝るぞ―ッ!
寝ることに気合いを入れ、薬飲んでしばらくして意識が遠のき始めたので、
ちーちゃんに、お休みを言って・・・
眠りに落ちる時に・・・あ!加圧靴下履くの忘れ・・・た・・・
これが、レースに影響したかどうかは定かではないが・・・
目が覚めたのは・・・どこ?遠野あたりかな?
よく眠れたよ~~~~
バスは予定より遅れて釜石駅到着
駅まで迎えに来てくれてた高さんをお待たせしてしまいましたが、無事に合流して会場まで乗っけて貰いました
受付をして、着替えてウォームアップ
つ、冷たい~~~
21度だそうです・・・
水は透き通っててとてもキレイ
でも長居は禁物、体が冷え始めた・・・
アップから上がると『ヨッシー
』と大きな声
声の主を見ると、大きな、きむちーさんだった
毎年、奥松島OWSに参加して頂いてた、娘大好きパパだ
すっかり逞しく?なったお嬢と一緒に家族で来ていた
おおかたトライアスリートと思われるこの会場でOWSスイマーに会えたのも嬉しい
さあ、ちーちゃんと、高さんと、3人で1時間前にシャークを飲んで、これで21度も大丈夫
開会式での、「私達は海と共に生きるために、海が見えなくなるような防潮堤は作りません。その代わり、海から離れて暮らすことを決めました」
この言葉がとても心に響いた
「海と共に生きるために、海から離れて家を建てる」
海を愛している気持ちが伝わってくる
開会式が終わると・・・みんなで準備体操?
なんでも名物らしい「ウォームアップエアロ」
OWSに来て、レッグカールをするとは思わなかった
楽しかった
召集までの時間・・・なにやらステージ下で法政のボランティアボーイが面白げな事を
BGMに合わせて、エアソング?
ついつい、参加したくなり乱入
さあ、テンションもアゲアゲでいよいよスタート
周りは確かにトライアスリートだらけ・・・水着参加はポツポツ
で、コースもロープを張った直線
往復750mを2周
スタートバトルはいつもと違うのだろうか・・・
違った
ぶつかりあう事はOWSでも当たり前にあり、乗っかられる事もあるが・・・
乗っかってしまうのではなく、明らかに乗り越えていくのが普通のような・・・
体がぶつかっても何の躊躇もなく、上を乗り越えて横切っていく
多くの選手がロープよりを目指して、私を横から乗り越えていく
へ~~~~ッ これは気を抜くと沈んでしまう、ウェット着て無いからカンタンに沈むぞ
バトルから抜けてアウトコースに移動
折り返しブイまでいくと少しバラけてラクになる
・・・それにしても、冷たい・・・しかしシャーク効果で体が寒いという事は無い
しかし・・・足が・・・変だ
ふくらはぎが、固くなり始めた、しかも両足同時に
2ビートで軽くキックを入れても、ビンビンと序序に痛みが・・・
上陸折り返しでは、歩く事がとてもぎこちなく、転ばないように気をつけた
ここで、3人に抜かれた
おまけに、ブログにまでアップしたワセリンリップを塗り忘れて
首と脇がヒリヒリしてきた・・・塩も濃い気がするなぁ~、痛い
2周目・・・ついに来た
ビッキーン
両足、やってしまった、
痛い~、痛い~、
なんとか泳ぎながら伸ばしてたら・・・太腿に来たーッ、しかも裏表
これで、ふくらはぎは両足、左は足全部が攣っている状態に
この事態は生まれて初めてだ
仕方ない、だるま浮きになってマッサージ開始
わ~、固いな~、
おっと、ずっとこんなカッコしてると、ガードさんが心配するよね
顔を上げて、周りを確認すると、
レスキューボードがこちら目がけて飛んでくる
『大丈夫ですかー』
「はい、大丈夫!足を攣っただけだから」
せっかく飛んで来てくれたので、つかまらせて頂き、足マッサージ
これがなかなか回復しない・・・目の前を6人ばかりが通り過ぎた
あ~~~、悔しいなぁ
よし、痛みが軽くなったから、いくか
『大丈夫ですか?』
「はい、ありがとう!大丈夫」
『水温が低いから気をつけて下さいね』
と心配そうなガードガールに見送られ、泳ぎだす
キックを入れると、足が固まるのでノーキックだ
前には、もう追い付けそうもない・・・
せめて、後ろからは抜かれない様に、気合いでガンバル
なんとか、これ以上は抜かれずに、ゴールしたものの
両足が固まっていて、上手く歩けない
変な歩き方だったのか・・・
『気をつけて、ゆっくり、ゆっくり』って、スタッフさんが声をかけてくれる
あ~~~、シャークで体の寒さは感じないものの、足は冷えるんだな~、
でも、低体温にならないで良かった
全員のゴールを見届けて・・・急にお腹が減ってきた
そこへ、「やきそばをどうぞ」「バナナをどうぞ」「飲み物どうぞ」と
ボランティアさん達が、選手に声をかけて配っていた
う、嬉しい
仮設のトイレもたくさんあるし、シャワーもあるし、更衣室テントもある、
食べ物、飲み物も充分に用意してくれている
全力で選手を迎えてくれているのが、痛いほど解る・・・涙がでる
表彰式、閉会式を待つ間も、ステージで歌や、さいたま法輪太鼓の演技など
埼玉からもボランティアに来てるんだなぁ・・・
すごく、あったかい気持ちになれる大会だった、来て良かった
帰りも、高さんに釜石駅まで送ってもらう
途中で、見覚えのある紳士が歩いているのを発見
あれ?夜行バスに乗ってた人?そうだよね?
ちーちゃんと話をしてたら、高さんが、「なら、戻ってみましょう」と
車をUターンさせてくれて、「釜石駅に行きますか?」と声をかけて
一緒に乗せて貰う事になった
初めて会話を交わすも、大会の話、OWSの話であっと言う間に以前からの知り合いの様な・・・
駅に着いてから解った事なのだが・・・
自己紹介っていうか・・・紳士が『あ、僕は33位で入った○○です』
『あれ?ヨッシーは32位だよね?』
「え?そ、そうだね・・・あ、私32位の吉田です」
『あ、やっぱり・・・最後の方、目標にして泳がせて頂きました。でも、上がったら
歩くのが様子が変で・・・歩いてでも抜けちゃいそうになったんだけど、ここで
抜いたりするような事は絶対しない!と思って、後ろにいました』
と、OWSの暗黙のルール『水際判定・陸に上がったら順位を変えない』を実践してくれた紳士と話が出来て良かった
帰りは、電車の旅
新花巻からは、贅沢に、やまびこじゃなくて、はやて
なんちゃって、自由席特急券と同じ値段の、はやて立席で、思いのほか早く帰れた
全席指定列車に、立席って券があること知ってた?
私は初めて知りました
たまたま、よその人が駅員さんと話してるのが耳に入り・・・・
「え?立席ってあるんですか?」と横から聞いてしまいました
遠い所だけど、アッという間の旅でした、
楽しかった
来年は、トライアスロンが復活する事を願ってます
そうすると、私には無理なので応援させて頂きます
大会実行委員会の皆様、ボランティアの皆様、本当に良い大会でした
ありがとうございました