スイマーズショルダー 第１１話

　スイマーズショルダー、せっかくの貴重な体験だから、記録しようと書き始めたら、もう１０話を越してしまった。まだまだつづきますよ～！　
術後１週間経っても、相変らずわけのわからん痛みが続き夜は眠れない。鋭い痛みからズンと重だるい痛みに変わり、左腕の筋肉の存在はまったくわからない。いわいる、自分の腕じゃないってやつ。かろうじて指は動く・・・、ひじから下を上げようとしても、腕の曲げ方がわからない？だいたい、腕のついてる位置が違う？一度思い切りひぱって付け直したい・・・、そんな感じ。
　今日からまた１年ヒアルロン注射のお世話になる。術後の一発目、ナースが今までより太めで長～い針の付いた注射器を胸の前で立てて持ち、ニコニコと私を見てる。ふ～ん、いつもより量も多いし、関節の奥の方まで入れるんだなぁ・・・、と眺めていると、Ｓ先生「ああっ！ダメだよ、見せちゃ」・・・！あっ、・・あわてて注射器を手で隠し、ペロっと舌を出すナース。・・・・、「これ見ちゃうと、力入っちゃって針が入らなくなるんだよ」・・・・、ああ、別に大丈夫ですよ、そんなもん、とっとと、打っちゃって下さい。「へ～、女の人は強いねぇ」そう言いながら、ずずずっと、針を深く刺した。確かに痛いが、すでに肩自体とても痛いのだから、今更って感じだ。
　ところで、先生、手術前より更にまったく動かないのは何故？・・・「それは本能的に防御反応が働いてるからだよ。痛んだ関節を守る為に凍結したでしょ？そこを手術で削って傷つけたんだから、関節が治るまで筋肉は冬眠状態だね・・・・、無理に起こそうとすれば余計に防御反応で長引くよ、だから、撫でるぐらいは良いけど、揉んだりしないでね」・・・・・、つまり、眠りから覚めるのをじっと待つしかないわけだ。
　可哀想なのは右腕も同じ、余計に働き疲れても左手で擦ってもあげられない。ここ２ヶ月は右腕を洗う事も出来ない。痒くても掻けない（笑）

　　　　　　----------火曜日につづく-----------

ＴＩ仲間

え～っと、夏バージョンのチャコです。
今日嬉しい事があったので連日書き込み。
仲間のふらちゃんがＴＩに就職が決まったよ～！おめでとう、新しい一歩だね♪
日焼けちゃんも、新しい職場で頑張ってるし、Kikuちゃんも社会人スタートで頑張ってるし、…いいねぇ未来ある若者たち。いやいや、おばさん、おじさんも負けてられないのだ。

もう一つ楽しい事が…、ホームプールでＴＩクロールを泳いでいる男子に出会った。思わず、気になったポイントをアドバイス。ＴＩをご存知なだけに、ちょっとのアドバイスでぐっと良くなった。
ああっ嬉しいっ♪

雨が身にしみる？

旦那の思い付きで早々と夏バージョンになってしまったチャコ。
雨の日は散歩を嫌がる。最近は随分慣れてきたが、刈りたての頃寒い日なんかも、散歩がイヤだと動かない。…だから、早過ぎたんだってば…。おまけに鼻水垂らして風邪までひいてしまった。
散歩中、「あらっ？」「あら？」と、別犬みたいなチャコに、声をかけてくれる。いつもは、黙ってすれ違う人まで声をかけてくれる。
「あら～涼しそうね～」「違う子かと思ったわ」…。可愛いわね、とはあまり言われない…。
旦那だけが「可愛い、可愛い」と飼い主バカっぷり全開なのだ。 確かに手触りは良いし、抜け毛も気にならないから、私や息子も撫でる回数が増えた？(笑)
で、本人(本犬？)は実のところどーなんだろ？

コーチ研修

　もともと人に教えるのは大好きだ。でも仕事となると、体力的問題と、教え方の問題が生じてくる。自分自身が納得していない事は教えられない。今まで、自分が良いと思う事をアドバイスしていたが、あくまで自己流なので、それで良いか？決められない。
　そんな時ＴＩに出会った。シラガーさんがＴＩのＨＰをプリントアウトし「こんなのあるよ、行って見ない？」と・・・。
　早速、ＨＰを良く見てみると、そこに紹介されている事は、うんうん、とうなずく事ばかり。ドリル中心のフォーミング・・・、そしてそのドリルは、私が腕の使えない２年間ずっとやってきたドリルとほぼ変わらない。考えついたわけではなく、自然に・・、それしか出来なかっただけなのだが（笑）、お陰で体幹部は結構鍛えられた。
　水泳の本や雑誌でいろいろな練習方法が紹介されている、確かに勉強になるのだが・・・・。ＴＩの考え方は、もう、ドンピシャリ！全てにおいて同感出来て、早く話しが聞きたくて（この時点でＴＩのコーチになろう！と思った）、すぐにスイムサロンを申し込んだ。誘ってくれたシラガーさん出し抜いて、お先にゴメン（笑）
　いや～、『スイムサロン』参りましたっ！って感じ。目からウロコぼろぼろ。
　その後は、前に書いた通り『ＴＩ合宿』『ＴＩかんたん平泳ぎ』を体験。
　そして、コーチ研修を受講。もろもろの説明・自分のフォームチェック・ＴＩドリル練習・ビデオ分析の仕方・レッスンの進め方・補助の仕方などなど・・・。コーチング勉強なのだが、ポイントを意識し実際にやっていると、自分のレッスン？・・・・、人に教えながら自分が成長出来る？・・・楽しいっ！
　研修の最後にサロンの水流ＭＡＸで泳がされた！？（笑）・・・楽しいっ！！

スイマーズショルダー 第１０話

　2004年８月３日・・・、手帳には『退院』と言う文字がグチャグチャっと消されている。まったく、思い込みというか、能天気というか・・・・。退院どころか、泣きの１週間が続いた。術後３日は地獄の痛み・・・・甘かった。昼間はなんとか同室の方々と話しをしたり、痛いながらも時間は過ぎる。問題は夜、朝が来るのが遅いっ！なんで夜はこんなに長いんだっ！
　心の中は痛みと格闘しているが、相変らず平気な顔をして、人の痛みを慰めている。同室の４人（自分含む）は同じ日に手術をした仲間なのだ。
　手術の内容はそれぞれ・・・、やけどで皮膚移植（自分の皮膚）、皮膚がん摘出、ひどい虫歯からほほ骨に膿が溜まり手術で治療。皆、それぞれ大変だ。
　「あなたは明るいわねぇ、見てると元気がでるわ」と、少しでもお役にたったかな？我慢強いわけではない、考えるのが面倒なだけだ、考えた所でしょーがない、なるようになるさ。
　８月８日は病院の近くで花火大会があった。ラッキーな事にこの病室から真正面に見える。もうっ、特等席じゃん！７時に始まる。皆早々と夜の洗面を済まし、窓に向け椅子を並べる。病室の前を通りかかった、車椅子のレディが、・・・何事？と覗いていたので、「花火が始まるから、どうぞ！」とお誘いした。彼女の部屋は反対側なので見えないのだ。
　用事を済ませた彼女を部屋に入れると、調度、花火が窓一杯に広がった。私は普段閉めてはいけない、部屋のドアを閉め、あかりを消した。窓に室内が反射する事無く、とてもきれいに見えた。一人の方が「ドア、閉めちゃって怒られないかしら・・・」と心配する。大丈夫！大丈夫！怒られたら開ければいいよっ！・・皆、笑っている。まるで、修学旅行の夜だ。
　「あらっ？なんで閉まってるのかしら？」ナースが夜の検温にやって来た。「あら～、きれいねぇ」・・・、そのまま電気を点けずに体温計を配る。別室の彼女に、「あらっ？あなたこっちで計る？」と体温計を渡して行った。ナースは部屋出てドアを閉めてくれた。みんなで、「良かったね～」と顔を見合わせた。そして、２時間幸せな時間を仲間と過ごした。いい時に入院して良かったぁ（笑）

　　　　　　-----------火曜日につづく------------
　
　

ジャパンエントリー

　さて、エントリー種目を決めなければ。
　その前に・・・、昨日宮崎県からスイムサロンにやって来たＡさんと会った。沖縄の大会の時も『初めてで１Ｋと３Ｋ』に感心したが、今回もサロンに２日で４時間。おまけに１日目はレッスンの後プールで復習（TIのコーチがプールを教えてくれたそうで）知らない土地で・・・・、すごい行動力！サロン、感激してたなー。帰ってから、鏡の前でフォーミング練習で首を痛めたらしい。うんうん、すっごく気持ちわかるなぁ・・・、きっとやりすぎたんだ。
　なんか嬉しいっ！遠く離れた宮崎でＡさんが水泳を悩みながら楽しんでいる。悩みは楽しみでもあるんだよなぁ。
　Ａさんにパワーをもらったところで、さてジャパンエントリー。２Backは当然として、もう一つでたいなぁ。ジャパンは200、400標準タイム以内でエントリーしなければいけない。400自由形に挑戦したい、早速計ってみた、あ～～～っ、ギリギリ。標準は７：００で、私は６：５４、しかも短水路。10秒落ちと見て、７分きれな～い。う～ん、よし！まだ一月以上あるし、エントリーしちゃえー！
　昔、まだバタフライ50ｍ泳げないのにエントリーして、何とかした事がある。やっぱ、少しは自分を追い込まないと成長しないのね～（笑）

TI合宿その後

　３月のトータルイマ―ジョン合宿から２ヶ月たった。
　ようやく、あの時のドリル練が泳ぎの中で実感出来る様になった。ひたすらTIドリルを続ける事２ヶ月。ドリルが体に馴染んで来たなぁ・・、と思い始めた頃、スイムの時『あっ、これっ！』と思う瞬間がやって来た。
　当たり前のことだが、フォームを直すには、ポイントをひとつひとつ意識する事が重要。しかーし、それがむずかしい。TIの練習は、ポイントを意識して泳ぐのでは無く、ポイントを意識出来るドリルをやる事。初めは、何の事だか解らなくても、そのドリルを続ける事で、ポイントが体に染み込んでくる。
　速攻性の無い地味～な練習を根気良く続けられるかどうかが、鍵なのだ。幸？故障者の私は２年間ドリルオンリーだったので、地道なドリルは苦にならない。
　だいぶ肩も回復し泳げるようになった今、２年間が無駄ではなかった事をか・な・り、実感している。そのおかげで体幹重視のTIドリルも、初めての人よりは、だいぶ楽だ。
　TIかんたん平泳ぎも、１ヵ月経ち少しずつ感じがつかめて来た。やはり、『継続は力なり』なんだなぁ、しみじみ思う。あきらめちゃダメダメ！未来は明るいぜっ！

スイマーズショルダー 第９話

　こんな恐ろしい痛みでは帰れるはずもないなぁ・・・・。私の肩、どーなっちゃってるんだろう・・・、右手でそっと触ってみると、ぶよぶよに膨らんでいる。
　しばらくしてＳ先生が来た「予想以上にひどかったね、しばらくは夜も眠れない痛みが続くよ、あ～、痛み止めは効かないからね、我慢してね」そう言って手術の説明を始めた。
　関節の動きをスムーズにする滑膜というもの、本来表面は滑らかだ。インナーマッスルの疲労により関節の隙間が狭くなり、滑膜は擦られ続けボコボコ状態。内視鏡写真を見せてもらったが、う～ん、なんて言うか、ニョロモがたくさん？点で支える西○のム圧ふとん？まったく内視鏡が這入らず、前後から削りながら入れていった。それに加え、筋肉凍結だけでなく、筋癒着が広範囲。凍結していても全身麻酔下では、腕を持って動かせるが、癒着の為動かそうとすると体ごと動くらしい「手術台から落としそうになっちゃったよ」と笑って話す。そこで、助手達が体を押さえつけて、無理やり腕を動かし、癒着部分を引き剥がし、再度癒着しない様に水を入れた。・・・・、このぶよぶよは水かぁ・・。
　見た目の傷は１センチが前と後にあるだけ、しかし、中で削ったり剥がしたりしているので、肩部分だけでなく左側全体が痛い。
　痛みで声も出ない私を見て、父と旦那「居てもしょうがないから帰るね、頑張ってね」・・・・、うんうん、うなずくのがやっと、なさけねぇ～。

　　　　　　----------火曜日につづく-------------

ウチの子たち

　近所には植木畑が結構ある。チャコの散歩、地元じゃ有名な植木やの畑を通る。
ピンク色の花をびっしりつけた箱根ウツギがずらっと並んでいる。…大きくなったなぁ…。そう、これはウチの庭で満開を迎えた箱根ウツギの子ども達。
あれは、５年前の事。延び放題の枝を切っていたら、通りがかりの人が、「その枝頂けますか？」はい、どうぞいくらでも…。欲しい人がいるんだなぁ。
ならば、と、枝をバケツに入れ道端に…『御自由にお持ち下さい』…張り紙をしておいた。
何度も行ったり来たりする人がいる。私の姿があると取りずらいのかな…。一旦家の中へ。…あっ、全部ない。道路に目をやると、枝を抱え足早に去って行く姿。人気ものだなぁ…。
少し休憩して、また枝を切っていると、隣りの苗木畑で作業していたマダム達が「欲しい」と少し持って行った。
暫くして、そのマダム達が戻って来て、「それ全部頂けますか？社長があるだけ貰って来てくれって」…斑入りの葉で確かに珍しいのだが…「花の写真も欲しいそうで…」どうぞどうぞ、かたす手間が省けて助かります。…後でお礼にと、小さなランタナの苗木をひとつくれた。さてさて、ウツギ育てていくらで売るんだろう。
それなら、そこの畑を通るたびに段々大きくなる子ども達が楽しみになる。孫、曾孫も増えている。育った木は姿を消し…どこかで誰かの目を楽しませている事だろう。

親バカ

　今朝起きたら、なんだか目が回り気持ち悪い。乗り物酔いって感じ。
　息子の肺がなんとかふさがって、学校に行っているのだが・・・、７つもある肺のう胞がいつ潰れるか、時限爆弾だなぁ。しばらくは、駅まで送り迎え。こんな時は早く帰ってこないと心配だ。
　いつもより２時間遅れで、駅から電話。「何やってんのよ、普通に帰って来いよ」小言などほとんど言わない私が、車中ぐちぐち・・・・・。息子「まあ、こんな事もあるさ」と、さらっとかわす。
　家に着きしばらくして、「はいっ、誕生日おめでとう」・・・えっ？もしかしてこれ買って遅くなった？・・・ニコッと笑いながら「まあね、開けてみな？」・・・これは、万華鏡？仕掛けが凝っている。
　覗くと、幾何学模様が次々に変化する。たぶん二度と同じ模様にはならないのだろう、目まぐるしく変わる。・・・・・、うわ～つ、きれいだぁ、ありがとう！嬉しいっ！・・・、またニコッと笑いながら「そう、それは良かった」
　理由も知らないでぐちぐち言って・・・・、「ああ、いいって」・・・・、お前、いい奴だなぁ・・・、「親バカはやめろよ」
　そんなんで、ずっと万華鏡を覗いていた。「疲れるからいい加減にしたら？」・・・うん、うん、と言いながら、つい見てしまう。でもって、気持ち悪～い・・・、「ほらみろ」
　う～ん、読み返すと確かに親バカ。でも私は本当に自他ともに認める親バカなのだ。以前何かのアンケートで『尊敬する人』の欄に『息子』と書いた、マジで。

スイマーズショルダー 第８話

　さて、全身麻酔と言う事で身内の立会いが必要だ。旦那は仕事の都合次第なので、近くに住む父に頼む事に。
　当日、結局二人揃って来てくれた。まだ時間が早かったので、二人ともロビーに。１０分前に病室に戻るはずが、二人とも時間になっても来ない。
ナース「お家の方いらしてるんですよね？時間なので出発しますよ」・・・、すみません、たぶんロビーに・・・。ベッドごと手術室へ、途中ロビーの前で、「よ○ださんのご家族の方ーっ！！」・・・、「あっ、はいはい」、父の声だ。「○○ちゃん（旦那の名）、ほらっ、起きて起きて」・・・、やっぱり寝てたか。
父「ごめんごめん、本読んでて・・・」
旦那「・・・・・」まだ眠そうに目をこする。
　いよいよ、手術室に入る。父「いってらっしゃい」旦那「・・・・」あくびをしている。
　Ｓ先生「じゃあ、始めます。あっ、目がさめて麻酔切れたら、めちゃくちゃ痛いから覚悟しておくよーに」・・・え～？あっ、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
　Ｓ先生「よ○ださん、終わりましたよ、説明は後で」
　手術室を出ると、二人の顔が・・・、父「おっ、もう目覚めてるんだ。俺の手術の時どうだった？」・・・起きてたよっ。旦那「あ～、眠かったぁ、俺が麻酔かかっちゃったよ」・・・・ああ、そう。
　後から同室の付き添いの方に聞いた、手術待合室の二人の様子。父「大丈夫だよ、最悪左腕とられるぐらいで、命まではとられないだろう」旦那「そうですよね～」・・・で、旦那、爆睡！
　まったく、心配した様子も無い。その事を尋ねると・・、「だって、自業自得じゃん」・・・、父も「○○ちゃん、バカな娘で迷惑かけるねぇ」・・・はい、返す言葉もございません。
　それはともかく、痛いっ！とてつもなく痛い！
　　　　　　
　　　　　　--------------火曜日につづく----------------

おもいたったら？

　我家の愛犬チャコ、夏バージョンにへんしーん！
柴とスピッツの雑種（今時はミックスと言うらしい）毛がもこもこで夏になると蒸れて湿疹が出来る。非常に痒がり、毛が抜けて傷だらけに・・・・。以前はトリミングに連れて行ったのだが、水が大嫌いでシャンプーを嫌がり暴れるらしい。
　私も息子も髪は自分で、おもいついた時に切っているのだ。よ○だ家の犬なら、家で充分。で、去年は私がバリカンできれいサッパリ、湿疹も出来ずに済んだ。
　今年も梅雨の前に刈ってあげよう・・、安上がりで良いのだが、腰が痛くなるのが難点だなぁ。なんて思っていたのだが・・・・。
　９時過ぎに何やら買い物袋を下げ、ニヤニヤと企み顔で帰宅した旦那。「おい、バリカン買って来た、チャコ刈るぞっ！」は？今から？・・・・、だいたいバリカンは家にあるし・・・。「そうだっけ？まぁ、とにかくやるぞ」・・・、明日さぁ朝５時に出かけるんだよね？２拍３日でゴルフ？で？何故今？・・・「天気予報で明日は２８度だって」・・・明日だけでしょ？まだ寒い日あるよ。腰痛いから出来ないよぉ・・・「オレがやるからいいよ」・・・・そう言って始めたものの、上手くいかず、呼ばれ手伝わされる。１時間で腰、ギブアップ。あとは任せろと言うので、先に寝てしまった。
　翌朝、５時前、私の枕元で「おいっ、オレ行くからな、チャコ汚いからヨロシクッ！」
　・・・・・、ってオイオイ。あ～、嫌な予感。おそるおそる、玄関に居るチャコを覗く。うわっ～、なんだお前、きたねぇ～。まるで虐待を受けた犬だぁ。こんなんじゃ、散歩どころか表に出せない。
　まったく、後先考えない無責任なやつめ！おもいつきで行動するなんてぇ～。Ｂ型の私や息子と同じじゃないかぁ～っ！ん？（笑）
　一番短い所に合わせたら、やぎみたいになってしまった。翌日はまた気温が下がり、ふるふる震えて、なさけないこやぎだぁ・・・。で・も、手触りはとっても気持ちい～い。
　それにしても、腰が痛いよ～

のんびりゴールデンウィーク

　気胸の息子、退院しました。安静にしていれば、とりあえず大丈夫らしく、入院してても、連休中ドクターいないらしく、家で安静にしていてくれ、との事。おとなしく学校の宿題の包丁研ぎをしてる（調理専門）
　親（母）に似て無茶をする奴だからヒヤヒヤだ（笑）
　去年右をつぶした時も、部活（吹奏楽・トロンボーン）で１０時ごろ帰宅・・・「俺、体力落ちたわ～、今日体育、水泳だったんだけど、５０ｍできつかった、部活で音も続かないし・・・・帰りの自転車、坂、きつくって・・・」と息絶え絶えに話す。
　おまえ、それおかしいって。元水泳部が、いくら疲れてるからって・・・・、何日か前から、息あがるって言ってたじゃない。明日朝いちで医者行けっ！
　「え～？演奏会終わってからにするよ」・・・、そんなんで、吹けるわけないじゃん、早めに行けっ、いつも無理して悪化させるんだから。
　朝、しぶしぶ、近所の医者に・・・・・、しばらくして息子から電話。終わったにしては早すぎる・・・、やな予感・・・的中、「親、呼べって」
　ドクター「右肺完全につぶれてますね、よく我慢してたね、すぐに処置できる病院に行って下さい」
　あわてて家に戻り、手早く入院準備。紹介された病院へ急ぐ。途中、息子の学校のそばを通った。「あ～、楽譜だけでも取ってきてぇ～」まだ言ってるか、バカ息子。
　着くなり車椅子に・・・・、息子「そんな、大丈夫ですって、歩けますから」
　ナース「歩いちゃダメなのよっ！」
　すぐに、脇に穴を開け排気チューブを入れたが、肺にあいた穴が大きいらしく追いつかない、開胸手術をすることに。
　その時、反対側の発症率７０％と説明された。「つぶれたら、また縫えばいいんだろっ」・・・・・息子よ、確かにそうなんだけど、手術しないで治るといいね！母は祈る！

スイマーズショルダー 第７話

　さぁて、いよいよ手術かぁ・・・。Ｓ先生によると、切開手術に比べ内視鏡手術は簡単らしい。Ｓ先生「麻酔のテストもあるから前日に入院してもらうよ、手術は簡単だから、傷も残らないし。・・・、でも予想以上に悪化してたら途中で切開に切り替えるからね、傷は残るけど」はい、もうお任せします、治るのなら傷なんて気にしませんから。
　入院なれ（持病の喘息で）している私は入院道具を最小限にまとめ、帰りは車は無理だろうなぁ・・・、バスで行くか！
　プールの仲間「お見舞いに行くからね」・・・、あーっ、いいよいいよ、だって一泊二日だよ、すぐ帰ってくるし。
　その病院の知り合いのナース「お部屋にお見舞いに行きますね」いいって、病棟違うし、一泊で帰るから。
　もちろん、家族にも・・・、じゃあ、一泊してくるね～。
　そして、仲の良いご近所に犬の散歩とエサを・・・、今日病院泊まりなんだ、お願いね。明日も遅くなるかも・・・、「いいよ、任せてっ」
　病院到着、同室のお二人も明日手術で、同時入院。「あら、あなた荷物少ないのね」ええ、私一泊だけですから。
　ちっちゃな荷物を棚にしまい、パジャマに着替えベッドでくつろぐ。
　麻酔科の先生が明日の説明に来た。「え～っと、よ○ださん。明日は全身麻酔ですね」・・・・、はあ？「術後はしばらくベット上安静ですね、尿管入れますから大丈夫ですよ」・・・、へ？・・、尿管？「その日は夜までお食事取れませんから」・・？？？？？。あの～、そんなんで明日帰れるんですか？「はあ？帰れませんよ、？？・・・、帰るつもりだったんですか？」ええーっ？？
　あわててＳ先生が来た「なんでそう思ったの？」だって、簡単な手術だって・・・。「ごめんね、コミュニケーション不足だったね、２週間はかかるよ」えっえっー！？
　早速ウチに電話、・・・息子「ああ、そんな事だろうと思ったよ、しっかり治してこいよ～」・・・旦那「ああ、いつもの事ね、着替え持ってきゃいいのね」・・・はい、しゅみません。近所のお友達「あらあら、チャコちゃんの事は任せて」
　同室の方に・・・、しばらくお世話になりまーす、てへへ。

　　　　　　　------------火曜日につづく---------------