ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

ロットネストチャネル・・・長くなるよ~

2015-02-28 10:20:02 | オープンウォーター


ヨッシーちゃん、ここはどこ?

ここは、シンガポールエアラインの中だよ
YOSSYはどこへ行っても水泳オタク
飛行機の中で、チームメイトのS嬢にヨッシーちゃん座学


水泳の話をしてれば時間も忘れる・・・
シンガポールで乗り継ぎ

あっと言う間の13時間
残念なのは、乳成分アレルギー対応の機内食が油っけなくて病院食みたいだった事かな
でもまあそれは仕方ないね
座ってるだけなのに、やたらお腹が空く
パースに到着、現地スタッフさんの車でコテスローへ
途中でスーパーに寄って食料買い出し

テレビでは見た事はるけど・・・・
裸足でスーパーの中を歩くオーストラリア人・・・本当なんだぁ・・・いいなぁ

食べられそうなモノを手にして、店員さんに「ラクトスフリー?」と、確かめる
レース前に体調崩してはシャレんなんないからね

雑穀入りのパン、鳥の丸焼き、レタス、トマト、フルーツ等を購入
鳥の丸焼き、写真撮る前に食べちゃった
とってもポピュラーらしい

フルーツは、想像してたより小振りで美味しかった
リンゴもラフランスも、モモも小振り


まずはしっかり腹ごしらえをして、海へGO

キレイだね~~~!!!感激だあッ!!!
ロットネスト島はあっち
う~ん、見えないねッ(笑)

ロットネスト島は日本の島のイメージとは違って、ペッタンコなんだ
水平線に少し低い平らな丘が見えるんだよ

初!オーストラリアの海ッ!
ちょっと冷たいかな・・・でも気持ちイイ
塩加減は・・・あんまりしょっぱくないな~、
このくらいなら喉も痛くならないかも~
魚は・・・う~ん、熱海とかと変わらないかな?
南のカラフルなお魚はいないそうだ
パースだから、赤道から離れてるしね

まずは、海にご挨拶して、夕方から伴走船のスタッフとミーティング
通訳のクリスは当日の選手受付からスタートまで側にいてくれる
パドラーのキャミとゲイは交代でカヤックからずっと見ててくれる
クルーザーのキャプテンはレイ
長年チーム伴走船をやっているベテランキャプテンだ
泳者交代のタイミングとか、レース運びを把握して、アドバイスをくれる

このミーティングで一番重要なのは、第1泳者がスタートして伴走と合流するポイント
500m~1500mの間でカヤックと合流
そして1500mでクルーザーと合流
なにしろ、もの凄い人数だから、カヤック、クルーザーと出会うのに時間ロスしないように、
事前に目印とか合流地点とかを打ち合わせする
参加人数はソロが324人 デュオ161チーム 4人チームが419チーム
船は必ずソロにもチームにも1艇付くから・・・904艇
ソロから10分ウェーブスタート、13ウェーブあってウチは8ウェーブ
8ウェーブは37チームだけだけど、1500m先なんだから前後のウェーブと混ざるよね

クルーザーには、日本から持参した1,5mの鯉のぼり・・・拭き流し、ま鯉、ひ鯉
カヤックにも手持ちサイズの鯉のぼり、パドラ―のキャミにピンクのとんがり帽子
で、第1泳者の私は、ピンクのアームスリーブと、ゴーグルゴムの後頭部に蛍光ピンクのシュシュ
指定キャップがグリーンだから目立つはず
パドラ―のキャミ曰く
「私があなたを探すから、あなたは構わず前へ泳げ!会えたら船は私が探すから構わず泳げ!」
心強い!とっても心強い!!物凄く心強い!!!

みんなとても真剣でゴールする為のミーティングであることを感じる

本番前のコミュニケーションがとても大切だ
英語は話せないが、解る単語があれば通訳待たずに、どんどん食いつくYOSSY

キャプテンのレイが、第1泳者の私の泳力を聞いている様だったので
10キロをソロで3時間7分でゴールした事があると、単語を並べて答えた
すると、レイは驚いて、なら初めの10キロを泳いでしまえ、と笑った
そして他の3人に、残りを3人で泳ぐといいと・・・
チームメイトのみんなも、それはイイ考えだと、みんなで笑い合った
まあ、それは置いといて、10分交代でスピードを落とさない作戦で行く事にした
様子を見て作戦を変えてもいいと話し合った

レイは寡黙で真面目そうで初めは少し怖かったが、気さくにたまに冗談を言う
キャミはとってもチャーミングで初めからフレンドリーだった
ゲイはキャミに付いて来たって感じで自分から発言はしなかった
パドラ―もソロは大変だから2人で交代するらしい
パドラ―が体調を崩してリタイヤする場合もあるらしいから2人体制はイイね

明日はレースは前日だから、キャミがカヤックで一緒に海で練習しよう、と提案してくれた
それには、みんな大喜びだ!カヤックに付いて泳ぐ練習が事前に出来るなんて

明日の約束をして解散した・・・

う~~~ん、、そこはオーストラリア人?
時間になってもキャミは現れず・・・
現地のスタッフさんが、『まあ、そんなモノです』と笑っていた
随分時間が過ぎてから、キャミから連絡があり、予定していたカヤックが借りられなかったって
自分のカヤックよりも、良いモノを友人に借りる筈だったらしい
そちらも・・・オーストラリア人・・・なのかな?
友人との連絡が付かず、今日は無理だと言うので、自分達だけで泳ぐ事にした

風があると海が荒れる・・・

流石、ライフセーバーは公務員のお国


監視塔もオシャレ


この海外遠征を日本からズッとお世話してくれるのが、ウミンチュの代表大貫さん
ドーバー単独横断、日本人第1号という偉大な方なのに、とても気さくに仲良くして頂いた

これから、あの端っこの方で、子供たちのスクールが始まると教えて貰い、
しばらく待っていると、続々とチビッ子達がやって来た
レッスンの様子を見ると勉強になると言うので、泳いで近くまでいった
先生の号令で、いろんな事をしている
すごく楽しそうだ・・・
ずっと見ていたら先生と目が合ったので、「ハロー」と声をかけた
私がかぶっていたグリーンのレース指定キャップを見て
明日のロットネストチャネルに出るのかと聞いてくれた
チームで出ると答えたら、素晴らしい!頑張って!と、言ったのだと思う

チビッ子達は水泳の授業かと思ったら、今度はボードにのってパドリング
流石、オーストラリア
子供にもライフセーバーの検定があるらしい
帰りの空港でこんなのも売ってた

チビッ子サイズのガードウェア、カワイイ!


午後からまた海に行って、パノラマサイティングの仕方や、肩が疲労した時のリカバリー等をレクチャー
あ、一応、YOSSYはお仕事で来てるんです
ちょっと不安気だったS嬢も、海が気持ち良くなってきた感じで良かった!

明日の準備・・・船に積む荷物と、スタートに持って行く荷物を分けて・・・
シール式のナンバリングを済ませ、早く寝るのだ!

と、そこへチームメイトのM氏が作戦を練ったらしく・・・
制限時間と距離を計算すると18キロが山場だと
このレース、遅くてもゴール出来ると言うモノでは無く
初めの関門は10キロ
次は15キロ、そこからは1キロごとに足切り
18キロを越えると、時間が甘くなるらしい
つまり18キロをクリアすれば、後はゴールさせてあげようとの意図がうかがえる
10キロ地点でどれだけ貯金出来るか・・・
ここは、ママ(TIではYOSSYはママと呼ばれてるんだよ)に多めに泳いで貰って貯金を作った方が良い、
というM氏の作戦に乗る事にして、私だけ20分泳がせて貰う事にした
隣りの部屋のF氏にも作戦を伝えて承諾を貰いに行ったM氏がなかな帰って来ない・・・
明日は4時起きなんだよ~~~
仕方ないので、迎えに行くと・・・腰を据えて、作戦・・・ではなくワインをご馳走になってる~~~
あ~~~~、もう!ほらっ!部屋に帰るよッ!!!

オーストラリアは夏なんだけど、夜は涼しい、エアコン無しで窓を閉めても涼しい
毛布と布団を被って眠りに付いた・・・

翌日の不安も緊張も無く、遠足前の興奮も無く、落ち着いてグッスリ眠れた

・・・・・続くよ~~~





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2015 LDSS in千葉国際・・・続き~♪

2015-02-18 10:39:40 | 大会(プール)
前回に続き、三島の愉快な仲間も一緒で賑やか楽しい!
この千葉大会は参加人数がとっても少なかったので、
なんか、身内率が多い感じだった
LDSSの物凄くイイところは、プールサイドでやりたい放題って、ウソウソ
撮影許可証申請で、プールサイドでも写真撮り放題


三島の松葉杖ボーイと、

三島のホープと、・・・あれ?親子だね、親子漫才中


ヨッシーちゃん効果でベスト大幅更新のTIボーイと、


浮かれてばっかで、まだ3000mがあるというのに

エネルギー補給、今回は黒砂糖のお菓子


オーストラリアは、卵を含む食品の持ち込みがうるさいという事で、
カステラに変わるエネルギーを試す
なかなか食べやすく、黒糖はミネラルも多いからイイかも~

3000mは、コースにたった2人・・・なんだかなぁ・・・
ストレスが無くて良いんだけど、なんかこう・・・闘争心が・・・LDSSらしさがねぇ

ともかく自分のレースをするのみ

疲れはさほど感じないのだけど、なんだか自分のペースがまったく解らない
ストロークピッチが遅い様な?いつも通りの様な?
となりのコースで同時スタートしたのは、上の区分の女王
300mくらいまで並んで泳ぐ・・・
並んでちゃダメだ、私は下の区分なんだから、もっと頑張らなくちゃ
少しずつ差は開くものの、やっぱりペースが良く解らない
フォームに集中しようとしても、いまいち乗れない
1500mまでの泳ぎが出来な~~~~い

あ~~~~、浮かれ過ぎた~~~、表彰3回で満足しちゃったのかなぁ
はしゃぎ過ぎて、もう闘争心が湧かない
あ~~~、情けない!情けなさ過ぎる!
そうだ、1500mで闘争心も使っちゃったんだ、
なんてちっぽけな闘争心
なんとか、持ち直そうとしたけど、どうにも体がお休み状態
あ~~~、こんなに短い3000mは初めてかも、
何も出来ないままラストを迎えてしまった
いつもは、苦しくて苦しくて物凄く長く辛かったのに・・・

タイムは正直に表れるのだ・・・辰巳から1分30秒落ち
表彰台からもはじき出され、4位
あ~~~~、悔しい!まだまだだ!

凹んでる暇はない!もうリレーの招集だ
やっぱりリレーは楽しい!
間近で仲間の応援が出来る
声張り上げ過ぎて、翌日声が出なかった
頑張ったよ!気持はね!でも残る力は出し切れた!
泳ぎ終わってヘロヘロで上がれない・・・・
そこへ、カオリ嬢が私の腕をグッと掴んでヒョイと引き上げた
え?え?え~~~~
なんちゅう力持ち、ビックリ仰天

怒涛の1日が終わり、おきまりの千葉ビール園へ
しらせ号がお出迎え~


富士山もキレイだ

愉快な仲間と肉肉肉~~~~


みんな、慌てないでね!焼けるまで待つのだよ~


では、今夜、オーストラリア、ロットネスト島横断20キロレース、4人チームリレーに旅立ち
行ってきま~す
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2015 LDSS in千葉国際

2015-02-16 19:50:12 | 大会(プール)
当然!フルエントリー
そしてリレーも 
TIオーシャンズの乙女↓

私も体のわりに腕太いけど・・・負けた~~クライムガールに負けた~~

400m→800m→1500m→3000m→リレー400m
最初の400mがアップで、リレーの400mがダウン・・・
いやいや!リレーだからね!ダウンじゃないよ
でも、たぶん抜けガラ~~~

コースとスタート順を覚えてられないから、腕にナンバリング
ウチのムードメーカーガールが愛情たっぷりに書いてくれるのだ



まずは1本目、400m
当然?アップ無し・・・だって着替える時間ないから濡れた水着で招集は冷えちゃうからね
アップしない分、しっかりストレッチして、ピョンピョン跳ねる

今回も、全部飛び込むのだーッ!へなちょこでも構わないのだ!腹打ちでも構わないのだ!
なんとか飛び込んでるウチに、恐怖心も薄れていくのさ

3番スタート、エイッ
水温27度 透明度バツグン 気持ちイイ~~~
あ~、なんだかあっという間に終わってしまった
急いで800mの招集にGO
と同時に入場
で、すぐにスタート
前回の辰巳は仲間内で5人がフルの変態さん
今回も4人がフル変態で、みんなバタバタ

この800mがね、苦しいんだよな~・・・あれ?あんまり苦しくないかも
なんだか解らんけど、気持ち良く泳げた

次の1500mは二組目だから少し休める
ってノンビリしてる私の横を、バタバタと一組目の変態2人が招集に走ってく
私もあったな~、1組目で1500mまで休み無しの時が、きついんだよね

1500m一組目の競技中に400mと800mの表彰式
・・・ヨシ!名前呼ばれた
1位のバスタオル2枚ゲット
表彰台には、LDSS常連のワイワイさんと一緒にパチリ


そして、仲間も呼ばれた!でも今泳いでる~
『○○さん、居ませんか?』
「今、泳いでまーす!」
そんな事を2回言った

そして、1500m 
疲れてても絶対に25分台は出したい
少し休むと、体がドンと重くなって、動き出すのに時間がかかる・・・
ところが、今回はそうでもない?
3番スタートで飛び込み、気持ち良く順調に・・・
う・・・順調に、前の2番スタートさんとの距離が縮んでく
この差の詰め方は・・・やだな~~~
なんでかっていうと、ジワジワ縮むということは、そんなに差がないって事
つまり、抜くのが大変、抜いた後も大変

400mで追い付きそうになる、500mでくっついちゃう、
って事は10秒落ちスタートだから、50m1秒
50mで1秒しか差がないんだよ・・・
私が前に行ったら絶対にドラフティングされる
450mのターンで真後ろに入った、
このまましばらくドラフティングして体力蓄えてから一気に抜かなくちゃ
て、考えたんだけどーーーーーーー
キックのシブキが酷過ぎる!海だってこんなに波をかぶったりしないよ
もうやだ!すぐ抜く!次のターンで抜くーーーー
抜いたーーー
・・・でもって、ドラフティングされてる~~~重たい~~~
私より大きい男子だから、水が引っ張られる感じがするのだ・・・
う~~~、ヨシ!気のせいだ!気のせい!後ろになんか誰もいないさ!
その証拠に、ほら!ターンでも見えない!
・・・ターンでまったく姿が見えないって事は、ピッタリ張り付いてるって事ね
ま、まあ、自分で前に出たんだから仕方ないのだ!
ヨシ!引っ張ってやろうじゃないの!オバサンに任せなさい
自分は自分の泳ぎをするのみ!
なんとか集中出来るかな・・・と、ターンで蹴り損ねたら、ツン!された~~~
やっぱり、気が抜けない~~~
引っ張ってあげて、最後の最後に温存したパワーで差して来たら、許さないのだ!
ラスト100m負けるもんか!
後ろのお兄さんがスパートかける妄想をして、
負けてたまるかーーーーー
逃げ切ったーーーーー
ゴールタッチして振り向くと、しっかり真後ろでゴール、
かなり息を切らせてる様子・・・
「お疲れ様」と笑顔で声をかけた、・・・大人じゃん

プールから上がると、そのお兄さん、顔見知りさんと話してる・・・
知り合いの知り合いは知り合い、って事で~
「もう!ずーっとピッタリ張り付いてるんだもの、重かったよ!」
と、さっきの大人じゃん、はどこへやら
『スミマセン、お陰さまで助かりました』と苦笑い

お兄さんにつつかれて、納得いくタイムが出て、1位バスタオル3枚目
表彰台はなんと仲間3人で占めちゃいました
嬉しい!幸せ


長くなったのでこのへんで・・・また後で


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脱平キックの為の~スカ―リングでヘッドアップ

2015-02-09 18:45:51 | オープンウォーター
バラクロ14で示したスカ―リングの形を基本として・・・

まずは、普通に前進する為のスカ―リングは手の平が後ろ向き


手の平から水流が発生するので、手の平の向きが重要だと・・・
物体は水流と反対の方向へ動く・・・という事も既に述べたと思うけど・・・

そうなると、頭を上げたかったら水流は下向きに発生させる
つまり手の平を水底に向ける


この時に気をつけねばならないのが、手の平の水位
腕の角度を4時に保つ事

顔を上げようとすると、手も上がってしまうケースが多いが
そうなると、スイムの時と同じくバランスを崩し下半身が下がる


頭を上げただけでも下がりやすくなっているのに、手まで上げたら尚更下がる
下がってしまうとブレーキになるし、クロールに戻す時に手間取る

なによりも、平泳ぎではなく、クロールの合間に入れるので腕の角度はクロールのままで
手の平だけを下に向け、見る為だけの動作なので、目だけ出れば良い

ここで大切な事を説明したい!
何故?見るだけなのか?前呼吸をしてはいけないのか?

海で前呼吸、3つの危険性について
1つ、水面が平でないので海水を誤飲
2つ、見る事に気を取られ息継ぎに集中しておらず誤飲
3つ、口まで出そうとすると、顎を突き出してしまい気道確保の形状になる


つまり、海水を飲みやすく、また最も危険な気管支・肺へ海水が到達する恐れがあるという事
プールでむせても、とっても苦しい、ましてやすぐには立てない海ではもっと苦しい
そして真水ではなく塩水だから、重症化の危険
何故かというと、人間の細胞の塩分濃度が濃くなれば、
そこに水が集まって濃度を正常にしようとする生理的働きがあり
結果として肺細胞が膨らみ炎症を起こした状態になり肺炎を引き起こすからだ

こういった理由から、息継ぎは普段から慣れている横向きで、前は見るだけに留めよう
横向きは首の形状が気道確保にはならないしね

スカ―リングヘッドアップの良い点は、見ている時間を調整出来る事だ
目標物がよく解らなければ、スカ―リングの腕の動きを2~3往復させて目の滞空時間を増やす
すぐに見つかれば、1往復だけですぐにクロールに戻れば良い
慣れてくると、小さい幅のスカ―リング1往復だけで充分になる
腕がスカ―リングなので思わず平キックはすないで済む

では、手順を

右呼吸の場合のヨッシーちゃん
息継ぎの時に左手を待たせておいて、


息継ぎ後の右手と左手でスカ―リングヘッドアップ


そして右手からクロールに戻ると、すぐに息継ぎが出来る


普段、毎回呼吸してる人は(私も)この方法が呼吸を我慢しなくて済むので苦しくならない

呼吸の直後に見るのは、苦しくない状態で見る事で、うっかり前呼吸をしてしまうのを防ぐからだ

どうしても前で呼吸をする時は、足を下げて首が伸びてない(気道確保形状でない)姿勢で
これって、立ち泳ぎって事だけどね
海では立ち泳ぎも必須
スカ―リングを練習しておけば、海ではだいぶ助かると思うよ

例えば、スタート直後や、ブイ周辺で前が塞がった場合
急激に止まりたい時は、バックスカ―リングでブレーキング

または、ペースダウンに、手の平平らに、ホバーリング


オーシャンスイム練習会ではこんな事もするよ、
クロールでスタートして真ん中でブレーキング、5秒その場でホバーリング、
で、またクロールで泳ぎ出す

さあ!脱平キック!みんなでやって見てね

必要ない上級者の人も覚えて後輩達に教えてあげてね


    
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バラクロ14=スカ―リング

2015-02-07 11:58:20 | バランスクロール
バランスクロールにおけるスカ―リングは
一般的に言われている水を掴むキャッチの感覚の為のドリルとは違う・・・・

目的は3つ
1つ、肘の曲げ伸ばしの動作練習
2つ、前重心を作る角度の理解
3つ、手の平の向きによる水流の行方

特に、1つ目の習得が難しいが、キャッチの感覚とか初心者に漠然とした事を
課題にするよりも、具体的動作を型にはめて覚えて、それから水を感じてくれれば良い

そして、OWSにおいては、平泳ぎキックを封印すべく
平泳ぎの手の動作ではなくスカ―リングでヘッドアップをする為に基本の形を覚えて欲しい

まずは、イスに座り、テーブルに腕を置いて

八の字に腕を広げ

肘から先だけを内側に折って菱形にする


肘の曲げ伸ばしについては、単純に、たったこれだけ
ところが・・・これが、なかなか出来ない
何故って?
・・・二の腕が動いてしまうからだ
では、二の腕が動いてしまうと、どんな不都合が生じるのか

手の平を内側に集める時に、肘を曲げずに二の腕で運ぶ
こうすると、肘は伸びてしまい、発生する水流は体から遠ざかり肩の負担も大きくなる
泳ぐ時に、深い所に手が落ちる棒掻きになってしまう


逆に外へ広げる時に二の腕を外へ出すと・・・
手の平は体の外へ出て、
泳ぐ時に外を掻く事になる


泳ぐ時と同じ肘のポジションでスカ―リングすることで、プル動作の軌道を肘が記憶することになる
二の腕が動かなければこういう形


まず、手の平の向きは置いといて、腕の動作を単純に覚えてしまおう

野球をした事がなくても、1塁2塁3塁の場所は知っていると思う・・・
ん?突然野球?
そう、野球のグラウンドを思い浮かべて・・・


菱形を作り・・・
右肘が1塁 左肘が3塁 そして両手が合う所が2塁
自分の胸はホームベース

1塁と3塁は絶対に動かさずに
前腕をセカンドから、1塁3塁の延長線にあるファールラインに広げる


曲げ過ぎて手がピッチャーマウンドに寄って来ない様にね



1塁の右肘 3塁の左肘は動かさずに、指先を2塁⇔ファールライン
たったこれだけでイイ
これならプールじゃなくても家で練習出来るよね

次のステップは手の平の向き
平なまま動かしても水を切るだけだから、角度をつけなくちゃね
セカンドからファールラインに広がる時は、
親指をテーブルに付けたまま、小指側を持ち上げ外向き45度の角度で広げる

両手の平で谷を作って分ける感じ

逆にファールラインからセカンドに集める時は、
小指をテーブルに付けて親指側を持ち上げ45度
内側に集めて山を作る


セカンド⇔ファールラインは 谷⇔山 でもあるわけだ
手の平を立て過ぎて壁にならないようにね

この45度の角度がスカ―リングにおいて、後方に水流を発生することとなり前に進むのだ
でも、これだけでは手の平は後方に向かない
腕の角度がそれを作ってくれる

このスカ―リングはバランスクロールの為なので、当然腕の角度は
前重心を生みだす40度(4時)
この腕をこの角度にするだけで手の平は後方を向く


前述してあるが、バラクロはキャッチの部分を省いているので、
この位置からプル動作が始まる
始まる時には手の平が後ろを向いているので、
このスカ―リングがプル動作の始まりの部分でもある

手の平に当たった水が進行方向と逆に流れるのが理想
なので、手の平は後ろを向いている必要がある

せっかく腕を下げても、前腕が上がると手の平は下向きになる

手首が反ってしまっても同じだ


ポイントは、体から離れる関節ほど下になるということ
肩よりも肘、肘よりも手首、手首よりも指の関節が下になる
関節が同じ高さにならないように指先まで気をつけよう
手の平を後ろの人に見せる様に意識するとイイよ

そして、動きは強弱を付けずに、エンドレスに滑らかに
セカンドでの折り返し、ファールラインからの折り返しを滑らかにつなぐ
と、よく言われている、8の字、無限大の形となる


初めから無限大を描こうとすると、二の腕で動かしてしまっている事に気がつかないので
結果として、無限大が二つ横に並べばイイわけだ

初めのうちは、ソヨソヨキックで、慣れて来たらキックに頼らずに進める様にね

次回は、スカ―リング時の前呼吸の方法と、
海でのスカ―リングヘッドアップを紹介するよ








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海は安全に終わってこそ、心から楽しかったと言える

2015-02-07 11:46:55 | オープンウォーター
楽しい海だった!と大会が終わってから思える様に、
参加者全員が安全に陸に戻って来る事を願い、大勢の中の一人の自分自身がマナーを守り、
思いやりを持って自分自身と戦う気持ちを忘れない様に、と肝に銘じている
OWSは泳ぐ格闘技と表現される・・・
1人1コースのプール競技と違ってぶつかり合うのは避けられず当然の事なのだ
でも格闘技にだってルールはある、殴って蹴って戦うたって反則となる危険行為が存在する
OWS、トライアスロンでは、危険行為に対する反則という内容は定められていない
なので、選手同士の思いやりとして暗黙のマナーがある
集団を抜けだしトップで争うレベルの選手でなければ、
誰もが集団のゴチャゴチャで怖い思いをしたことがあるだろう
そのゴチャゴチャは競技の特色だから仕方ないのだ
でもせめて、ヒットしたら事故の恐れのある平キックだけは封印して欲しい
私自身もOWSを始めたばかりの時は、後方にいたので選手も混みあってなく
回りは平泳ぎで確認する選手が多かったが、そんなに気にならなかった
本人が危険回避出来るならそれで良いのかと思っていた
しかし、数回目で平キックが脇腹に突然ヒットして息が詰まり恐怖を感じ、
それから何年かの間、スタート後の混み合いの中で平キックが来ると突然不安を感じ
息苦しくなりパニックでリタイアを何度も考えた
ペースを落とし、外へ外へと逃れ第1ブイを回ると
落ち着きを取り戻しマイペースで泳ぐ事が出来た
回数を重ねていくとゴチャゴチャにも慣れ、中盤あたりは平キックはあまりなく
危険度が減った気がしてたが、ここ数年、中盤の選手の平キック率が増えている事に驚いている
私も、初めは平キックの危険を知らなかった様に、自分が怖い思いをしなければきっとずっと知らないままで過ぎるのだろう
ガードと、指導をしている立場から、選手の恐怖体験を聞く機会が多かったから、
今はこんな事を言えるんだと思う
この経験が無ければ、もしかしたら自己保全の考えから平キックを推奨していたかも知れない
海初心者の救済措置とでも言おうか・・・。

でも知ってしまった以上、出来る事をしたい・・・
海初心者だって泳げるから海にトライするのだから、技術習得はそんなに難しい事では無いはず
そこで、平キックをしないでも方向確認出来る様に練習会を開く事にした

練習会の生徒さんは、OWSデビューし、後方でゆっくり泳ぐも、平キックはせずに完泳した
丁度ガードとして海上にいたので、その姿を見つめ・・・
アマチュアスポーツマンシップを感じ感動した事は忘れられない
もっと多くの選手に『思いやり脱平キック』を知って欲しい
で、まずは基本となるスカ―リングの簡単な方法からブログアップします!
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バラクロ11=レントゲンポジション、添付忘れの画像

2015-02-02 10:00:35 | バランスクロール


胸を見せるな!と、弟子たちに口うるさく言ってますが・・・
こういう事が言いたいのだ

上はレントゲンポジションのヨッシーちゃん

そして、胸を張ったヨッシーちゃん、


泳ぎながら、ついすれ違いざまにチェックしてしまうのが、ココ
前方からまず胸が見えるかどうか、
見えたら、横からの姿勢チェック・・・
当然、腰が落ちている・・・
足も落ちている
水面から腰までの距離を見る・・・
腰の反り具合を見る・・・

次のすれ違いで、その現象の原因を探る
首の角度
肩の高さ
入水した腕の角度
入水した腕の肘から指まで、それぞれの関節の角度
プル動作の軌跡
足の関節の使い方

また次のすれ違はヘッドアップして空中からのチェック
リカバリーの軌跡
入水の角度
入水時に腕が水面に当たる面積
入水ポイント
空中に出ている頭の体積

レントゲンポジションについては、こんなことかな・・・

他にも息継ぎで姿勢が崩れる場合とかのチェック
足が上下する場合のチェック
足が左右に揺れる場合のチェック
体自体浮き沈みしたり、左右にフラフラしたり、

いろんな現象があるけど、原因は人それぞれだったりで
現象と原因が、足と手だったり離れていることが多いので
原因になってそうなポイントと現象が起こる時のタイミングを見たり

いや~~~、こんなことを歩いててしたら犯罪者かも~(^_^;)

ただ・・・・自分の分析&修正は苦手、
自分の全体像を目で把握出来ない
空気に触れる肌の感触で空中に出ている体積や、リカバリーの軌道
揺れとか、水が肌を流れる感触で、角度を計り
背中側に乗っている水の重さで水面からの距離を計るしかない

現象には必ず原因があって、そこを知らなければ修正も出来ない
日々、勉強なのだ

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