ヤッパウミハイイヨネ

川口I-STORMバラクロ水曜6時


 

バラクロ17=手を伸ばしても進まない?

2015-03-30 17:15:26 | バランスクロール
手を伸ばそうとすると、先に述べた様に、T字が傾き軸も傾く
自分の体という物体を前に進めたいので、その体自体のポジションが大切

真上から見て・・・進行方向に対し腕を真っ直ぐ置く、肩は横並び


しかし、もうちょっと伸ばそうかな・・・と、した結果、こうなる↓


指先は黄色いラインよりも少し前に伸びた
でも、体という物体を表した黄色い長方形は傾く

抵抗が大きいのはどちらなのか?

そして、今度は横から見た図

4時方向に下げるのは、上半身下半身の浮力バランスを調整し物体を平に浮かべる為


そして、もう少し伸ばそうとすれば、腕の位置が上がり、バランスは崩れ下半身が下がる


この黄色の物体、どちらが抵抗が大きいか?

繰り返し説明しますが、『残念ながら肩甲骨スライドしません』の場合ですよ

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バランスクロールで8000m

2015-03-30 10:09:07 | スイム話
気が付けば、今年はまだ一度も1万mを通しで泳いでいない・・・
1日で1万mは大体が3部錬だ
出稽古で距離を稼ぐパターンになりつつあり、以前の様に自力で距離が延ばせていない

もうロットは終わったのだから、今度は湘南10キロに向けて肩を造らなくちゃ
とにかく、私のウィークポイントは軟弱な肩
5キロ過ぎると、とたんに痛みが出始める
100x50だと、5000m通すよりもペースが速いので、4000mで肩に来る
なかなか育たない肩だけど・・・・・

抵抗水着で負荷を付けたり、チューブスイムで効率アップを図ったり、
工夫はしているけれど、元々スポーツに縁の無かった体、
50歳半ばじゃ体を労わる事も重要だから、ほどほどに頑張らねば!

久しぶりに、朝錬の無い日曜日・・・
ここは、ノンストップスイムのチャンス
ジムのプールは有りがたい事に日曜の昼間は空いているのだ
特にアクアビクスの時間は、その隣りのコースで泳ぐ人はあまり居ないのだ

麗しき?おみ足眺めながら波に揺られながら泳ぐ
黙々と泳ぐ・・・時たま元気良く、コースにニョキッっと入って来るおみ足に注意してね

5000m以上は泳ぐつもりなので、あまり時計は気にせずフォーム意識して距離を伸ばしたい
とは、いうものの、ターン時についペースクロックを見てしまう

あらら・・・1分かかってる、遅過ぎだね~、
いくら悪魔ちゃんを着ているからといっても・・・
でも、まあイイか!1分ペースで・・・
始めた時間からすると、プールプログラムの関係でいいとこ8000m泳げるだろう
なんて暢気に泳いでたら、1500m過ぎから1分1秒かかり、時計の針は段々前倒しに
う、遅くなってる・・・2000mにきた時は10秒前倒し・・・う~ん、
昨日の朝マリンはハード中心のメニューで、肩に堪えた・・・その影響かなぁ~

力を増やすのではなく、フォームの調整で1分に戻したい
一昨日、基礎水泳で2ビートのタイミングレッスンをした事を思い出し・・・
今のタイミングがいい加減になっている事に気付き、タイミングに集中して見た
お!1分に戻った
時計の針はそこから動く事なくしばらく泳ぐ
50m1秒だって、10キロ泳げば200秒だからね

お隣のおみ足の動きが止まった・・・どうやらアクアビクス終了らしい・・・
水が動かなくなると、進む感覚が気持ちイイ
同じ様に泳いでいるのに違うよね~
ふと、時計を見れば、58秒ペースに
やっぱり肩が重いと、影響が大きく出るんだな~
いつもは、アクアの隣りでもそんなに変わらなかったけど

100本数え終えて、また1本から数え直しだ

予定通り、肩に痛みが出始めて、また1分ペースになった
リカバリー時の肩の角度を調整してみたり・・・
プル動作を見直してみたり・・・

見直しの基準はバランスクロールだ

いつもいつも、生徒さんに言っているバランス重視で体に負担をかけない事
ひとつひとつ思い出しながら・・・

今年になってから、チューブを使ったプル動作をレッスンに取り入れているが、
自分も取り組んで成果を感じ初めている
でも、まだ新しい取り組みだから、気を抜くと忘れてしまう
まだ無意識で出来るレベルでは無いのだ

バラクロ=ラットプルダウンで述べたプルの腕の動線を体に記憶させる練習だ

生徒さん達や自分自身で成果が確認されたら、バラクロにアップしようと思ってたのだ

今、肩の痛みが出た今こそ、成果を確認する時

チューブ練習をよ~く思い出して、イメージを強く持って・・・
か、軽い、水が軽すぎる・・・これではラクだけどペースは落ちるかな

ところが!ビックリ!59秒に戻った

そうか!いつも言ってるじゃないか!
「水は動かす量よりも、動かす方向ですよ」ってね

そう言えば、生徒さんが言ってた・・・
『なんだか、軽過ぎて掻いてる気がしない』って

ここが、陥るポイント
『手を前に伸ばすほどに進む気がする』
『水が重たいほど、しっかり掻けてる気がする』

で、私はこう言うのだ
「手が前に伸びたって、体が傾いてたら抵抗が増えて体自体が前に進みませんよ」
「いくら沢山掴んで重くても、関係ない方向に動かしたら、くたびれ損です」

T字の意識を強く持ち、チューブのプル動作を思い出し、集中した
58秒になった
肩の痛みは軽くなった

7000mを過ぎて、この泳ぎなら1万m行けるだろうと確信

時計を見ながら・・・のこり20分だな・・・あと1キロか
ペースを落とさない様に、バランスクロールの要素を取り込む

疲れてくると、胸が開いてお腹が落ちる・・・
おっと、イケナイ!イケナイ!胸骨しまえ!
T字、T字、脇はパカッと、お月サマ~、角度40度飛び込み~、
エッヂ、エッヂ!エッジで滑れ!
うえとあや~、じゃなくて、うえとした~
お豆腐2枚に下ろすのだ~

最後に来て、いろんな事が掴めてきたけど、寒気と目眩・・・ガス欠かぁ
やっぱり予定通り8000mでストップ

水分補給と糖分補給
練習量の多い時は水分だけでなく、ハチミツとか甘~いモノが必需

10分休んで、スイムレッスンに参加してボチボチと1200m
仲間と1分10秒の50mX10本に足首縛りで参加、
そのまま足首縛り背泳ぎを400m
合計11000m
今年の最長かな、流石にお腹空いてクラクラする~


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バラクロ16=2つの【T】で物体の形を整える

2015-03-27 09:11:01 | バランスクロール
水泳は自分の体という物体を効率良く前に動かす事・・・
その物体は軸が真ん中にあり、且つ進行方向と同じ向きであること

2つの【T】を意識して形を整えよう

まず1つ目の【T】
左右の肩を結んだ線と、背骨(軸)


サイドキックの図だと解り易い
軸を進行方向と並行(横から見ると水面と平行)にするには、
肩の線を水面と垂直にする


伸ばした側の肩を前に出すと、この様に【T】が傾き足が下がる


真横になると解り易い事も泳ぎの中では意識しずらくなる

そこで、もう1つの【T】


指先が入る位置と、軸の延長線

この2つの【T】は、移動しただけで同じ形で、同じ進行方向線上にある


このラインよりも右手を前に伸ばそうとして起こる現象が・・・


肩のラインが斜めになり背骨が曲がる
体は、【T】に整えようとするので・・・

足は右に流れ、頭は左に軸から外れる

つまり、1つの【T】が斜めになれば、もう1つも斜めになる


そして、進行方向に対して、水に浮いている体は斜めになってしまう


私が実際に今、陥っているのがコレ↑

『残念ながら肩甲骨スライド出来ません』 って、事なんだよね

左は動きが悪いのが幸いして、肩が前に出る事はなく、片手回しは左手の方が安定する
右は制御が効かず、出してるつもりはないんだけど、出ちゃう
で、足が左に流れてコースロープに当たる
頭は左に曲がってると、いつも注意される

う~~~ん、なんとかするぞ!!!

この【T】を意識するだけで、足が浮いてくる人もいる
【T】の形が想像しにくかったら、この方法もある



肩幅の両腕が伸びる位置を加えて、長方形だ!

この長方形が平行四辺形にならない様に気をつけるのだ


長方形で意識をすると、肩の横並びと、肩幅入水で腕も軸と平行に調整出来るのだ






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間を開けちゃイケナイ!マリンと100X50

2015-03-23 12:51:45 | スイム話

久しぶりに朝マリンの中級班メニューを紹介

相変わらずパワー系に弱いヨッシーは、フィンでヘロヘロ、パドルでヘロヘロ
特に、パドルメニューの・・・50mはブレで・・・
私のパドル、サイズが小さいからまだマシだと思うけど、
最後はもう腕も僧帽筋も広背筋も大胸筋も・・・お、重い~~~
力入らなくて、ブレストじゃなくて体ブレブレなんですけど

足首固定スイムは、普段の積み重ねでプルブイ無しでも、サークルについて行ける様になった
やっぱり、続けるとイイ事あるね~
それから、片手クロールも普段はプルブイ無しの足縛りでしてるから、前よりも安定してきた
でも、右手回しの時は体が歪むの解るんだよね・・・「T」じゃなくて「イ」になっちゃうのよ
左は手術のダメージが功を奏し?伸びないから絶対に「イ」になれない、結果、真っ直ぐ(笑)

フィン、パドルは普段使用出来ないので、マリンを休んでしまうと・・・地獄なのだ
週に3回は行きたいマリン!
でも、仕事は休めないしね、行ける時は行かなくちゃ
寝坊なんかしたら勿体ない!
って、2度も寝坊しちゃったけど

ドラフティングは泳ぎ方変えるから、新鮮で面白くて好き
水流を掴むのと、水流の上に乗っかるのと、水の動きに合わせて腕の動作を変えるんだよ
それがさ、すっごく楽しくて、笑いながら泳いでる自分に気が付くと、吹き出しそうになる
でも、前のスピードに付いて行けずに間が開いてくると、
あ~~~あ、離れちゃった・・・泳ぎ戻すかぁ・・・
確かにドラフティングは自分の実力以上の速さで泳げる、
でも、なかなかOWSでは実行出来ないんだよね・・・
だって、こんな広い海で、人の足見て泳ぐの好きじゃないもの
つまり、アスリートとしてはダメダメだね、
そこは勝負にこだわって、ロックオンしなくちゃね
それが出来る様にならなくちゃ、いつまでたっても勝負に勝てない
う~ん、そのうちに、それも面白いと思える様になるかも?

この朝マリンだけでもヘトヘトなのに・・・
やっぱり休み続けると苦しいのが、オーシャンナビの100X50
仕事、大会とぶつからなければ、こちらも絶対に行きたい

久しぶりにOKU姫にも会えたし、ガンバルゾ!
でさ・・・待ってる間の会話・・・
『私、今日は45秒キープでいくから後ろね』
「またまた~、45秒に抑えられないでしょ」
『いやいや、ホント!ホントだって!』
「みんな、前に行ってくれるとイイけどね」
『絶対、今日は後ろ~!』
「でさぁ、後ろにいた人達って、後半元気で、こっちがへばって前に行って貰うとすっ飛んでくよね」
『そうそう!だったら初めから前で泳げばいいのにねぇ』
「・・・・・・・」

今日のサークルは1分55秒
だから、45秒で回ると言う事は、10秒お休み

いつもの事だけど・・・開始3分前から陣取り合戦
モチロン、人気は後方
速い人達は、言われなくても前に並ぶ
後は、謙遜組と、ラクしたい組、本当に自信がない組で後ろの取り合い

私は朝マリンで腕が重いから後ろになりたい・・・
でもここでは、2部錬なんて珍しくないから理由にならない
初めての人は、本当に後ろで様子見にして上げないと可哀そう
で、何秒くらいで回るのか聞く
OKU姫が45秒を主張し後ろ・・・ホントかよ
すると、自分も自分も、と後ろへ・・・ホントかよ
押しの弱いメンバーがなんとなく前に残る、私もそのうちの一人
特に今回は・・・
ロビー集合の時に、ロットネストでお世話になった大貫さんに会って
海人の方達とその話で盛り上がってたから・・・
『ロットを泳いだ人は前でしょう』
なんて事を言われてしまったのだ、
ロット泳いだっていっても18キロでタイムアウト、力不足を思い知らされたんだよ

で、詰まったら変わってね、といつもの約束を交わしてスタート
1本目は速くなるって解ってるけど・・・30秒?
思わず「うわ~、速いッ」って口から出ちゃったら
前の紳士が『そうだね、少し落とそうか』
「お願いします!」
でも、35秒・・・『まだ速いなぁ・・・』
良かった、前の紳士がペース考えてくれる人で

私の3人後ろのOKU姫・・・『速いよ、35秒?』
・・・私は絶対45秒って言ったよねぇ・・・
でも、その後ろもピッタリ着いて来てるから落とせないね
確か後ろは・・・ゆっくりギリギリで回るって言ってたような~

まあ、いっつもこんな感じ

前の紳士の安定したペースで順調に本数を重ね・・・
イイ感じだったんだけど、
えっと・・・30本過ぎあたりからかな・・・
ターン側で凄い水流を感じて、押し戻される様な?
隣りのコースでフィンスイムが始まったのだ
なんか、しんどくなってきた・・・
なんだか、黒いモノが勢い良くビューンって動くんだけど、何?
隣り、何やってんのかなぁ・・・
あ、また黒いモノが!何?・・・ゴム?
うわっ!速ッ!フィン付けた若者がビューン!って物凄いスピードで
フィンを履いてるだけでも速いのに、
黒いゴムチューブで、前からコーチが引っ張ってるんだ
その勢いで隣りのコースから溢れた水がこっちに押し寄せる

それでも、前の紳士が40秒で回ってくれてるから、ついていけたんだけど・・・
後ろが・・・カルガモ行列
その中にOKU姫もいるわけ、
すれ違いで、足が下がるの見て解った・・・きっと持て余して途中でヘッドアップ入れてるんだな・・・
「先に行ってイイよ!」
『え?そう?』
って嬉しそうに・・・ほら!30秒くらい出てんじゃないのって勢いですっ飛んでった

それでもまだ後ろにカルガモ3匹
気になって仕方ない・・・
肩も痛くなってきたし、そろそろ潮時
「どうぞ、前に行って」と、下がると・・・
カルガモ3匹目は・・・LDSSで私より余裕で速くなった弟子じゃないか!
「ちょっと!なんでそんな所にいるんだよ!」
『だって、着いて行くのがやっとだから』
「ウソをつけ!ラクしたいだけだろ!」
『そんな事ないよ』

前に行ったカルガモ3匹に離された私・・・

だいたいさ、同じ様なレベルなのに、前で頑張った人が後半バテて下がるんだよ
で、後ろでラクした人が後半元気良く前に行くんだよ

始まる前に話した通りだね~

途中で、今日は50本いけないかも?って思うほど、辛かった・・・
何とか、サークルアウトしないで回れたけど・・・
体力落ちてんのかなぁ・・・
疲れ方はハンパじゃない、
まるで、湘南10キロの後みたいに、すぐにでも横になりたい気分
取り合えず、用意しておいたオニギリ食べてエネルギー補給

歩くのもゆっくり、あ~、ヘロヘロだぁ~、
でも、今日の目標は1万m
それに、ダウンもしっかりしたいし、重い体引きずって、地元ジムへ

100X50本に後半、フォームが酷くなってきたので
フォーム調整の為のメンテナンスドリル
そして、ゆっくり大きく泳いで終了!
よく、頑張りました!






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バラクロ15=スカ―リングヘッドアップ

2015-03-21 12:20:01 | バランスクロール
大変長らくお待たせいたしました
忘れちゃった訳ではありませんよ~

さて、脱平キックの為にも、スカ―リングを練習して下さいと、お願いいたしましたが、如何でしょうか?
バラクロ14の続きです

手の平の向きが重要だと説明しましたが・・・
これを利用して、手の平を下に向けて水を下に動かします
それによって、顔を上げ易くなります
その時に、腕全体を上に上げてしまうと、足が下がり、クロールに戻りにくくなるので注意!

手順です・・・

右呼吸の場合

息を吸って帰って来た右手を入水する時に左手をそのまま前で待たせます


両手で、手の平を下に向けたスカ―リングをして顔を少し起こします
目だけ出れば充分なので、大きく頭を持ち上げないで下さい


直前に呼吸をしてますから、ここで吸う必要はありません

そして空中目視で目標となるモノを見たら、
右手から掻き始めれば、すぐに呼吸が出来ます


命を守る重要なポイントを説明します!

鎖骨まで上がる様な力強いヘッドアップが出来ないのなら、
前で呼吸をする事は大変危険です!
持ち上げる事が出来ないと、顎を突き出して前を向く形状になります
この形が危険なんです

つまり、早い話が・・・コレです↓



海で、海水が気管支・肺に入る
プールでむせても大変苦しく、死ぬかと思いますよね

それが、海だったら・・・

捉まる所が無い、足が立たない、それだけではありません!

塩水だという事が更に危険を大きくするのです

人間の細胞内の塩分濃度は決まっています
塩分濃度が濃くなれば、薄めようとして水分が集まってきます

つまり、水分が過剰になるわけです・・・細胞が膨らむんです・・・

炎症をおこしてリンパ液が集まって腫れる・・・肺炎
一種の急性肺炎と同じ症状となり呼吸が困難になります

もしも、海でむせてしまい、その後に息苦しさを感じたら、リタイアして下さいね

充分に頭部を持ち上げる力が無ければ、前は見るだけ!呼吸は横で!
自分の力を知る!これが、自己保全と言うモノです!

今シーズン、楽しい思い出をたくさん残す為に、練習は不可欠です!
練習で技術を身につける事も自己保全!そして自己責任です!
一緒に頑張りましょう


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小さいヨッシー、波と遊ぶ?遊んで貰ってる~\(^o^)/

2015-03-18 11:07:33 | オープンウォーター
パワーもない、小さいヨッシーが海で波とどう折り合いをつけているか・・・
TIのBOSSからの依頼でまとめてみました

私の経験からの意見をBOSSがブログアップしてくれました

 竹内慎司氏のブログはコチラ

以下、ブログのコピーです

サーフィンのパドリングを視点にしたうねり対応の泳ぎ方
 ロットネストのうねりは1mを越えることもあるので、オープンウォータースイムというよりサーフィンの世界に近い。そこで興味深いビデオを見つけた。

サーフィン ビギナーズバイブル ゲット編

 波に対して変化させるパドリングの考え方は、スイムにも適用できるのはないかと考え、TIコーチでオープンウォータースイム・スペシャリストの吉田智江さんに聞いてみた。吉田さんは日本人としても決して体格が良いわけではなく、力でなく知恵と経験で波に対処している。


○上記ビデオを見て
ボードが有る無いで体の横の傾きの有る無いの違いはありますが、波をクリアする方法は基本的に同じです。大きな波は潜った方が良いし、小さな波は少し体のポジションを下げて上を通す程度です。
 違う所は、サーフィンでは足の着く場所で小さな波は上を越えるという所です。スイムの場合、体の大きな人なら上を越える事は可能ですが、波の力が一番強いのは一番上ですから、越え損ったら間違いなく戻されます。ボードがあるよりも、体だけなら沈めやすいので、わざわざ危険を冒して上をいく必要も無く、潜ってクリアすることになります。


 上記ビデオに対応する形で、スイムのコントロールを


•スイッチのタイミング(入水の手が入るときの水中の手の位置)
•リカバリーの手の形や速度
•テンポ
•キック
•姿勢
•息継ぎなど

のポイントでまとめてもらった。





○足の着くところで小さな波をクリアする
•腰くらいまでなら、泳がずに進む。勢いの無い波ならば、波に当たる時に横向きでかわし、ドンドン前進する。力のある押し戻されそうな波は、立ち止まって、しっかり前後に足を開き横向きで踏ん張り、波を腰で切る。
•腰以上になったら、小さい波なら少しポジションを低くして頭をツッコミ気味で泳ぐ。大きな波なら、勢いをつけてドルフィンダイブで波の下をスルーする。続けて大きな波が来るようなら、もう一度立って、同じ様にドルフィンスルー。大きな波が来ないなら、そのまま泳ぎ出す。


○足の着かないところで小さな波をクリアする
•規則正しく正面から押し寄せるウェーブの場合も、ぶつかって出来る不規則な三角波も、サイズが小さければ、いつもよりも体を下げて、水面下10センチくらいの所を泳ぐような感覚。ノーズを少し下げる様に、頭を下げ、入水も少し深めにして、背中の上を水が覆う様なポジション。重心は肩~肩
•スイッチのタイミングは、指先が充分入水してからが良い。その方がスムーズに体を沈め易い。何故かと言うと、波によって水面の高さも角度も変わるから。なるべく水面を叩かない様にスムーズな入水が良い。体が平らにならない様に、指先が入水するまでは側を残す。グライド側の手をしっかり残し、スイッチ直前まで側を保つ。入水側の肩の高さを保ったままスイッチすることで、肩の落下で深く入れる。
•リカバリーの形、速度はいつもと変わらないが、入水ポイントが少し近くなる。それは、確実にスイッチの時に指先をディップした状態にしたいから。いつもの位置で指先を沈めると肘が伸びてしまい、腕の入水角度が足らなくなり、落下の力が活かせない事、そして不規則な水面を腕全体で捕らえてしまう。
•テンポは普段とあまり変わらない。静かな水中をグライドして泳ぐ。
•キックもいつもと変わらない。
•姿勢自体は変わらない。
•息継ぎは、頭がいつもより深くなるので、リカバリーの肩が上がった時に合わせると吸い易い。
○大きな波をクリアする-波が向かってくる場合
•波の麓でグライドの手をそのまま前に置いたまま、リカバリーの腕を深めに差し込み両手合わせて潜る。あまり深く潜らなくても、波が上を通り過ぎるので大丈夫。大切なのはタイミング。サイティングで目で確認する事と、体の浮き沈みで、波の波長を判断する。
•重心は指先。
•スイッチはしない。両手合わせて潜り、浮き上がりの一掻きと同じ様に浮上する。
•リカバリーは少し高い所を通り指先が空中で弧を描くようにすると、潜り易い。
•キックは水中では打たずに揃えるか、ドルフィンキックを入れる。
•テンポは波に合わせる。
•姿勢は潜る時は少し体を丸めて、浮上は少し前を見る。
•息継ぎは潜る前にリカバリーに合わせて入れる。


○大きな波をクリアする-波が後ろから来る場合
•この時ばかりは、側を使わない。体全体で後ろから来る波を捕まえる。
•重心は前重心、ノーズを下げて波を受ける。
•スイッチのタイミングは、グライドせずに後ろからの波が腕全体に当たる様に肘を曲げて腕を下げた所でスイッチ。
•リカバリーは、側を作らない様に横から回す。リカバリー自体の速度は上げなくて良い。
•テンポはグライドしない分、速くなる。
•キックはドンドン入れる。
•姿勢は左右の傾きを作らず、胸骨をしまって胸を反らない。平泳ぎのスタート、一掻きの姿勢で水を受ける。
•息継ぎは特別変わらない。


○大きな波をクリアする-波が横から来る場合

•横波の泳ぎ方は、向い波の泳ぎ方の応用、下げて潜る場所が頭ではなく肩から潜る。
•重心は沖側の肩・肩甲骨。
•スイッチのタイミングは変則になる。沖側のグライドは深め長めに、浜側のグライドは浅め短めに。これは、体が波で浜に押されない様にする為。浜を右に見て泳ぐ場合、左から来る波に左開きの側を作ると波に押されるので、右手(浜側)グライドは短めか、強さによってはグライドしない。
•リカバリーは、沖側は肘を高くして少し手前で入水。浜側は横から回す。
•テンポは、変則。沖側はリカバリーの滞空時間は短いがグライドは長い。浜側はリカバリーは大きく横から、グライド時間は短い。
•キックは左右のストロークテンポに合わせるので変則。
•姿勢は、沖側の肩・肩甲骨が前下がりになる。
•息継ぎは浜側が良い。


○不規則な大きなウネリの対応
•今年のロットネストの様な、不規則で大きな波(うねり)の場合は波のひとつひとつを予測し対応する事は困難なので、強めの前重心を作り、上半身が浮かない様にする事と、波の力をかわす為に、体を平らにしない事。
•常にどちらかの側を作った状態で、下側にしっかり体重をかけて安定させる必要がある。その為は上半身と下半身をひとつにし、エッジを直線に保ち、体に受けるウネリの動きを少しでも減らす。
•重心は強めの前重心
•スイッチのタイミングは波が読めないので基本はいつも通りだが波によって体が動かされる場合は、それに合わせる。
•リカバリーは少し横から勢い良く、親指から入水する。肘の角度が鋭角になるほど、二の腕の動く速度が遅くなるので、肘の角度は低めにして素早く二の腕を前に振り、その勢いでスイッチする。肘が低い分、腕は外から回ってくるので、入水はいつもより手前外側から親指を先頭に入る。滞空時間は短く、肘が鋭角で無い分、横からの一点入水で、腕の全面で海面を捕らえない様に気を付ける。素早くリカバリーする事で、前重心を強め、ウネリに負けない力強い入水になる。
•テンポも波のリズムに合わせるので不規則。
•キック幅は小さくしていつもよりは多めに軽快に打ち、ウネリに足が流されない様に。
•姿勢は、絶対に平らにならずに、しっかりとした側を作る。
•息継ぎは波で口が出にくい様だったら、空を見上げて確実に。真上ではなく、少し後方の空を見た方が顎を引く事が出来るので誤飲を防ぎやすい。
•向い波にしても、大きなウネリにしても、下を通った方が良いが、乗ってしまった場合は上を越えるしかない。また、サイティングを目的とすれば、波の上の方が見通しが良いので進んで乗る。波の頂上に来たら、大きく勢いをつけて前重心で滑り下りる。体が持ち上げられるので頂上は解るから、そこからまた後ろに下がらない様に、片手バタフライの要領で思いっきり突っ込む。スイッチのタイミングや、リカバリー速度と形、テンポ、キック、姿勢、息継ぎ・・・どれをとっても波が一定で無い限り、臨機応変に対応する柔軟性が必要。それも基本が出来ていればこそ。
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今年も、おやしおさん、合宿\(^o^)/

2015-03-16 17:24:03 | スイム話
春合宿のコーチ依頼頂いてから・・・今年で何回目だっけ?なんて話題で・・・
4回目?・・・1回目は相模原の方で、2回目からは宇佐美、宇佐美は4回目くらいかな・・・
で、手帳を確認したら、今年で6回目だった!ビックリ!

毎年テーマを決めて、指導内容のポイントを絞る
今年のテーマは
『ハイポジションで泳ごう!』

すると、お知らせには、サブタイトルとして、私の決めたテーマの後に・・・
『ハイポジションで泳ごう!』(テンションあがるぜっ!)

合宿実行委員長のダイゴさんが付け加えたみたいで、
合宿への期待度が感じられて、こちらもテンションあがるぜっ!

ハイポジションキープの要因はいくつかあるけど、今回はコレを使う!
このアイテム使用のドリルは、目から鱗なのだッ!って自分で言うかな

日程の都合がつかなかった、おやしおメンバーさんの分も入れて30本をプレゼント


今年は、プールに入る前に、座学の時間を1時間増やした
やっぱり、プールよりもランドで説明した方が解り易いのだ
早速、チューブを使って説明




あれ?縛らないの?って思った?
えへへ~

バランスクロールのT字の意識、イの字にならないように、ってね
これが、ハイポジションを作る要因の一つなのだ
つまり、腕を伸ばす事で生じる弊害・・・軸が曲がる、のを防ぐ為に、肩の横並びでT字キープ

『T』の上の部分『 ̄』をチューブで、
左右の肩を結んだ線と、肩幅で両手に持ったチューブは並行
つまりチューブが真横に真っ直ぐならば肩のラインも横に真っ直ぐって事だ

そんな事を考えながら、ドリルを実行・・・
すると、初参加で足が下がる!と、自信たっぷりに豪語していた男性の腰は水面に

プールで2時間半練習した後に、ティガ氏による水中撮影
夜、分析で・・・全員の腰が水面にあった事に、我ながらビックリ!
あ、違う、違う!絶対に、上がるって解ってたよ~

まあ、詳しい説明はここではしないけど、効果があって、嬉しいッ

チューブは水中動作、つまりプル動作の改善にも大いに役立った
これは、スクールで行っているドリルなのだが、効果が物凄い!
って、また手前味噌なんだけど、
今まで、苦労してたのは何だったんだ?っていうくらい、
指導方法の目から鱗

これも、普段実験台になっている生徒様様だ!心から感謝!

肘が伸びたままの棒掻きが直る、
後方に余計に掻き上げてたフィニッシュが直る
プルの動線が、外や内にズレていたのが直る

ああ、夢の様なアイテムだ

詳しくは、バランスクロールで、アップしていくよ

今回が初めての方が7名いらして、他のメンバーさんは、積み重ね6年だけど
7名は、6年分を聞かされちゃって、たぶん脳みそヒリヒリだったと思う
大変だったと思うけど、おやしお練習会で少しずつ、噛みしめてね

そして、やっぱり、せっかくなので・・・縛って頂きました

・・・うん、うん、そりゃ沈むよね~

でも、ハイポジションの要因を考えながら、頑張って頂いた結果!
チューブ取ったら、ウキウキってわけ

1日目、夜のビデオ分析で、今回のテーマはかなり満足いく結果となったが
せっかく腰が浮いたのに、膝が伸びきっていないと、膝の位置が少し下がる・・・
で、明日はキックの調整をする事に・・・
そこで、畳の上でキックの為のランドレッスンに突入!
これも、泊りの合宿ならでは、だね
ついでに、体幹部を鍛えるトレーニングも披露

こうして夜は更けて・・・流石に眠いのだ

翌朝は6時玄関集合、朝の散歩

なのに・・・メンズが一人も起きてこない・・・
仕方ないのでキレイどころレディスだけで、海まで散歩


例年は4月だったから、モクレンや、石楠花が満開だったけど、
今年は一月早く、河津桜や、三つ又を見る事が出来た



2日目は、昨日のおさらいをして、キック改善に取り組み
最後は、合宿のお楽しみ、芋虫リレーだ

芋虫リレーは、私の提案で4年前に試しに・・・
それが、楽しかったということで、毎年の恒例になったのだ

チームに分かれて、全員がプールにいる
泳いでる人以外は、芋虫で歩いてる(走ってる?)
だから、順番が来るのをプールサイドで震えて待たなくて良いのだ
勝負は30分間、泳いだ距離ではなく、芋虫が回った回数(50mで1カウント)
なので、いろいろと作戦を考えねば
とは言っても、楽しい、楽しいで、あっと言う間に30分なのだ

自分のチームの泳者を応援する芋虫


隣りの泳者の邪魔をする芋虫


あ~~~、楽しかった~~~~

そういえば、昨年は・・・
この様子を見ていた、スイミングクラスの子供が、お母さんに、
『あのね、なんかね、大人が電車ごっこして遊んでた』

今年は、リレーも終盤で盛り上がってた頃、プールサイドで体操が始まってたけど、
子供達はこっちが気になって、体操が止まってた

おやしおさんは、本当に水泳が好きなんだな~、っていつも感じる
そんなステキな人達のお役に少しでも立てれば、とっても嬉しいッ




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ロットネストチャネル・・・動画

2015-03-10 23:43:49 | オープンウォーター
フェイスブックをなさらない方にも、動画が見られる様にしました
ピンクのアームカバーが目印だよ
クリックしてね

スタート!小さいヨッシー行きます!

カヤックのキャミが見つけてくれるのを信じて、前へ、前へ

こんなに揺れてるよ、見る人も船酔い注意(笑)

そして、これがラストスイム!
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ロットネストチャネル・・・観光気分もちょっとね♪

2015-03-06 21:39:37 | オープンウォーター
 青い空!白い砂浜!エイッ!!!


 トウッ!!!

カメラマンはウミンチュの大貫さん!ナイスな腕前だね

大会終わっても、朝から海で泳ぎ・・・

カンガルーもコアラも見てないよ~~~

でも観光客丸出し~~~

 ヨッシーちゃんも、ハイ!チーズ!


とびきりの夕日も見たよ





とびきりの夕暮れもね



そうそう、太陽と言えば・・・
海を泳ぐ時に太陽の位置を方角の目安にするんだけど・・・
朝スタートして、東から西に向って一直線のコース
太陽が息継ぎをする時に右後方に見えた・・・
そして、2順目の時は少し高くなり、後ろに見えた太陽が少し横方向に近づいた
次は、また少し高くなって、息継ぎの視界にすっかり入る様に
で、正午の太陽の高さの時は真横に来た
?????
泳ぎながら・・・不思議な感じがしたから、よく考えてみると・・・
おお!逆だ!逆なんだ!
日本だと、昇ってから右方向に向って移動しながら高くなっていく、よね?左から右だよね?
それが、右から左に移動してるんだ・・・
わ~~~ッ!不思議だなぁ~~~!
泳ぐのは20分間だから、そんなに大きく移動はしないから
泳ぎ始めた時、息継ぎの時にどの角度で太陽が目に入るかを覚えておいて
それが変わらない様に泳ぐ
たまに、他の船や、自分のカヤック、船を見て、それが正しい事を確認し
またしばらくは太陽を見て泳ぐ

そして、夜の星空も・・・
見上げると、見覚えのあるオリオン座が見えた
おーッ、こっちでもオリオン座見えるんだ!
・・・???・・・う~~~ん、なんか変だ・・・
あ!逆さだ!オリオン座がひっくり返ってる!
なるほどね~、確かに南半球に居るって事だね

帰国当日も朝から泳ぎ、チェックアウトしてから飛行機の時間までプチ観光客
歩いて20分のコテスロー駅へ
キレイな住宅街

これ、電車のホームだよ

踏切はこんな感じ

ショッピングセンター?商店街?
まあ、こじんまりした普通のお店を眺め・・・
 !見て!これ!

マーメイドフィンが売ってたよ!

こちらの洋服は色がとにかくキレイ!
私の大好きな、オレンジとかピンクとか、水色も何か日本と違う色
で、一目でコレ、気にいってお買い上げでその場でお着替え


空港までビーチドライブ、他のビーチもキレイだった~




こんな大きなターフがあって、とってもオシャレで居心地良さそ~~


海上にあるショッピングモールの入口はイルカさんがお出迎え


最後の日は気温40度、冷たいスム―ジ―が美味しいッ


カップを購入して、自分で好きなのを注ぐんだよ


殆ど海だったけど、海が目的で行ったから、楽しかった!
毎朝8時に泳ぐ地元のステキな淑女紳士と一緒に泳いだ事が心に残る
朝のジョギング感覚で海を泳いでいるんだね
70歳~、80歳~、の先輩方も、優雅に力強く泳ぐ
隣りを並泳させて頂いて、美しいフォームに見とれちゃった
子供の頃から海で泳ぐのが当たり前だから、海に合った泳ぎ方なんだと思う

このブイを目印に泳いだ数日間・・・

泳ぐたびに、海が表情を変えるのはどこも同じだね、
最後の朝はとても穏やかで、水も透き通り、魚もたくさん、たくさん、たくさんいた

う~~~ん、ヤッパウミハイイヨネ











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ロットネストチャネル・・・おまけのお話(おまぬけ、じゃないよ~)

2015-03-05 19:10:05 | オープンウォーター
今まで経験したOWSとは、まるで異なる雰囲気が、ここは国外だと感じさせてくれる

海ではもっぱらパノラマサイティング
大きく体を持ち上げるヘッドアップは出来ないので、省エネヘッドアップ
まあ、息継ぎのオマケみたいなモンなんだけどね

このオマケサイティングを前日にレクチャーしたことが、
M氏に見た事のない光景をプレゼント出来たようだ

凄腕パドラ―、キャミの相棒のゲイは、伴走の経験が少ないらしく・・・

ゲイのカヤックは、右に左に向きを変え、一体どっち?
おまけに、船からドンドン離れて行っちゃたりして・・・
あ~~~、流されてるんだね~~
わかるよ・・・私も強風ウネリの中、カヤックでガードした事あるから

キャミが伴走している時は、息継ぎ時にキャミを視野に入れるだけだった
ところが、ゲイの場合は・・・前の方に先にドンドン行っちゃったりだから
ヘッドアップ確認が必要
ところが、ゲイを視野に入れる事が正しいとは思えない迷走ぶり
仕方なく、前方をゆく自分達の伴走船を見て着いて行く事に
しかし、レイのクルーザーは大きいので、他の船を避ける事があり
進路から外れる可能性のある事も頭に入っている

そこで、他チームの船の向きをみるのだ
しかも1隻じゃ信用にかけるから何隻も一度に視野に入れる

ここで、活躍するのがパノラマサイティング

息継ぎのついでに・・・・
息継ぎで横を向く前に、ちょっと前を寄り道する

つまり、右呼吸ならば、顔を左に傾けながら右目で前方を見て、
そのまま横に移動して呼吸をする

う~~~ん、文章だけでわかるかな~
要するに、ほぼ右目だけで前方から斜め前方を通り横を見る
カメラのレンズを、こう、グル―ッと・・・
何て言うんだっけ?そういうカメラ撮り・・・ターンさせるっていうの?舐めるっていうの?
まあ、よくわかんないけど、息継ぎのオマケなんだよ
だから、そんなに姿勢も崩れないし、いっぺんに広範囲が視野に入るの

それを実践したM氏が目を輝かせて、こう言ったんだ
『船がたくさん、こう、パノラマで見えて、感動したんだ、
 それに、そのたくさんの船の舳先を見れば方向が解るしね』

私も、あの光景をパノラマで見た事で特別な興奮があったよ
みんなが、ロットネスト島を目指してるんだってね

で、これもオマケだけど・・・レイが
『ゲイのカヤックは当てにするな、この船を見ろ』ってね(笑)

ううん、そんな事ないよ~、ゲイは交代する度に腕を上げていったよ

またこれも、オマケ・・・
20分をハードに泳ぐ事も気を抜くとスピードが落ちる・・・
そんな時に、横にスーッと、他所のカヤックが並びかけた、

何だってーーーッ!並ばれたら勝負だ!!!負けるもんか!!!!!
こんな広い海で私の横につくなんてッ!
ケンカ売ってんのか
負けてたまるかーッ

この勝負、船からも見ていたらしい、
『相手は若い男子だよっ!ママ、負けてないね!』って

ヨッシーのオマケの武勇伝でした~

レースの話はこれでお終いだけど、アフターもちょっと付き合ってね

また、アップしま~す
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ロットネストチャネル・・・足切りから逃げろ逃げろ

2015-03-04 19:13:30 | オープンウォーター
まずは、10キロの足切りを突破せねば

タイム的には5時間だし、しかもリレーだから余裕ありあり!・・・のはず?
しかし、油断大敵、先を考えれば出来るだけ貯金をしたい

1500mのタイムが一番速くOWS経験数が多い私が20分
他の3人が10分づつのローテーション
TIコーチとしてチームに参加しているので、ここは頑張らねば!
キャプテン・レイに自己申告して交代する
『10 minutes』

『10 minutes』

『10 minutes』

と、来て『20 minutes』

5順目くらいだったか、『20 minutes』と、元気に答える私に
「You are crazy」と、レイからお褒めの言葉を頂き、テンションも上がる

もう絶好調だよ!
先を走る他の船にロックオン
絶対に、抜いてやる
いつもそうして、前方にいる船に追い付いて抜かして、バトンタッチ!
20分間だから、800mのレースペースだぜ

この辺までは、元気だったんだよ、この通りね


10キロは40分のお釣りで通過・・・
後ろを見れば・・・結構な数の船
へ~~~、ウチら、そんなに遅くないね、まだ後ろにあんなに居るよ

段々とウネリも更に大きくなりはじめ、船はエライ揺れる
パドラ―のゲイが、船酔いでヘロヘロ・・・バケツ抱えてる

船には元々酔い易い、っていうか、必ず酔う私は昨夜から酔い止めを飲みまくり
何とかここまで大丈夫・・・

・・・・・トイレに行ったのが・・・失敗だった・・・

海を見ていれば大丈夫だったんだ・・・狭い個室で揺られまくり・・・
うぇ!気持ちワルッ
急いで甲板に出たら少し落ち着いた・・・訳では無かった
いきなり込み上げて来て、ゲイのバケツを奪う(笑)

補給のゼリーが少し出ただけで落ち着き、バケツをゲイに帰した
2人して顔を見合わせて笑った

笑って治まるはずもなく・・・大量に込み上げるモンを感じて
バケツじゃなくて、海へ顔を出し・・・
うわ~~~、朝ごはんが~~~~~~
エネルギーが~~~~
ってか、まだこんなにも消化してないのね
レイの新しい船に、いろいろへばりついてしまった
うわっ!船、汚しちゃった!
という心配は、次の波で一瞬に消えた


波が洗い流してくれる事を確信して、遠慮無く

胃が空っぽになって、やっと落ち着いた・・・

さて、エネルギーの補給しなくちゃ!
アミノゼリーを飲み込んだ直後、またまた顔を海に出して

そんなこんなしているうちに順番が回って来て、初めて早ッ!って思った
モチロン、『20 minutes』

泳いでしまえば船酔いはどうと言う事はないのだ

しかし、休んでる間は吐くのに忙しくってチームメイトの泳ぎがしっかり見れなくなって来ている、
でも、マネージャーのH嬢がみんなに声かけたりお世話してくれる
あああ~~~、ありがたい!ありがたい!

しかし、こんな揺れの中、みんなよく平気だね
酔ったのは、ゲイと私だけ
M氏なんて、GPS見て経過と今後を分析してるし
F氏は目を瞑って・・・気持ち悪いのかと思ったら・・・眠くなったって?ゆりかごかいッ
S嬢も、まだまだ全然平気って

7順目の20分は辛かった・・・たぶんガス欠?

そんな時に・・・隣りに・・・
あ!!!鯉のぼり!!!
ソロのS氏の鯉のぼりだ!!!
うわ~、904隻も海上に出てるのに、この運命的な遭遇!!!

泳いでる本人は、チラッと船の向こうに見えたが、船陰に隠れて見えなくなった
わ~~~!!!私達4人でもこんなに大変なのに・・・
・・・ううううう、一人でここまで泳いで来たんだ

そうこうしているうちに、15キロ通過
ここも足切り逃れた

そして、後ろを見れば、まだまだ船が・・・あれ?・・・減ってる?
「ねえねえ、なんか船が減ってない?」
『あ、本当だ、少なくなってる・・・』
『・・・・・・・・・』

・・・そして、気付いた・・・迫る足切りの音

ここからだ・・・ロットネストはこっからだった・・・

15キロ過ぎてからだいぶ浅くなり始め底が見え始めた・・・島に近づいているんだ
なんだか嬉しかった、本当に嬉しかったんだ

その、底が動かないって気付くまではね

動かない上に、ウネリも更に大きく、白波まで立つ始末
頭にバシャンって波がかぶるんだよ
浅いプールでバシャバシャ水を揺すってる状態だね

きっと、もう少し島に近づけば、流れは島へと押してくれるはず・・・

17キロ通過・・・後ろは・・・殆どいない、
あ~~~、タイムアウトで撤収なんだね
18キロさえ、通過すれば、後はタイムが甘くなる
なんとか18キロさえ

依然、ウネリは大きく、風は・・・鯉のぼりが元気いっぱいに泳ぐほどだ
もう、島があんなに大きく見えている
あの島の砂浜、ヤシの木、を見れば・・・絶対にゴール出来ると思ったのだが

そんな時に私はいうと、水を飲んでも吐く、当然エネルギー補給出来ずに泳ぐ
8順目は10分にして貰った・・・ガス欠で寒気がヒドイ、視野も狭い・・・
でも10分ならダッシュ出来る
ああ、なんちゅう情けないことだ
私の減った時間の分をM氏とF氏でカバー

しかし18キロ突破の最後の案として、レイから出されたのは・・・
『あなたが2キロ飛ばせば、突破出来る、行けるか?』

せめて・・・エネルギーを吐きだしていなければ・・・
短い時間に色々葛藤したが、答えが出ずに
とにかく次の9順目はまた『20 minutes』で
これを泳いで見て、続けられるか決めよう

もう少し、ガンバレ、ガンバレ!と自分を応援!
辛い、この20分が一番辛い・・・
辛くても飛ばす~~~~ッ
こんな辛い時は・・・こんなことを・・・BOSSは一人で今頃泳いでるんだな~
交代する人もなく、船に上がることもなく・・・
それを思えば、チームは具合が悪ければ船に上がれるんだから全然甘いぜッ!
と、気持ちを奮い立てせる事度々

それでもこの20分は辛かったし、もう一度しろと言われても、もう体が動きそうもない

交代の合図は、キャミが隣りで指を3本だせば、あと3分
2本で後2分、ラスト1分では次のF氏がハシゴにスタンバイの姿が見える
もう少し、もう少し、今出来る事は、出来る限りスピードを上げる事

交代して船に上がると、もう息が切れて切れて、
みんなが、イエ――ッ!とか、ヒューッ!とか、激励してくれても息が切れて返事にならない

そして、最後の決断は、18キロまで3人(S嬢が途中からウネリに負け初めてお休み)で交代する!
確かに、一人で飛ばせば可能性はあるかも・・・
でも、こんなに吐きまくってヘロヘロな私が頑張ってもダメだった時、
または、ゴール出来たとしても、私がぶっ倒れて(過去に湘南10キロゴールご倒れた事例あり)
みんなは、本当に嬉しいだろうか?

・・・・・・・

そういえば、私は昨日こう言った・・・・
例えタイムアウトでレースが終了しても、みんなで元気にバンザイしようね

その事を思い出して、18キロがゴールだと、秘かに決めた

最後は、3人で15分づつ泳ごう
それをレイにも伝えて貰って・・・
私はたぶん最後の15分になるであろうラストスイムにスタンバイ

すると、これが最後とクル―も解ったのか
『ジャンプ!ジャンプ!』と私に声をかけ、梯子を降ろしてくれない
レイのクルーザーは、デカイんだよ、船のヘリから海面までは結構高いよ
M氏が近付いてくる・・・
私も掛け声につられて、ヘリに立った
飛び込み苦手な私が、もう迷わずに頭から飛び込んだ
船も揺れる、海面も揺れる、なんだか変な腹打ちになったけど
お陰で気合いが入り、最後はイイ泳ぎが出来そうだ

15分のダッシュに入る、力を残さず

まだ体内時計では15分になってないはずなのに、船が止まってマネージャーが呼ぶ
あれ?もう交代?
すると、『レイが、このまま2キロ行けるか?って』

「無理ッ!」っと、即答してしまった
こんなダッシュであと2キロなんて、死んでも出来ない!絶対にスピード落ちるよ

キャプテンのレイは、なんとかチームをゴールさせようと、一生懸命に考えてアドバイスをくれる
しかし、すでに私の気持ちは決まっていた
だから、今はこんなに飛ばせてるんだよ、15分だからね、
ゴメンね、みんな!

『わかった!じゃあ、時間になったら交代ね』

そして、残り7分くらいかな・・・ダッシュ、ダッシュ

次のF氏も15分泳ぎ、M氏にタッチ
さあ、どこまで行けるか、ガンバレーーーーーッ

すると・・・・・

どこから来たのか・・・???・・・デッカイ船が真横に現れた・・・

こんなに大きな伴走船もあるのかな?
やたら、近過ぎない?

2人くらいが、こちらを見ている・・・

・・・ん?船の横に・・・OFFICIAL・・・の?文字?
あ~~~~~ッ!!!

と、思ったら!

親指立てて、『OUT』コール

親指立てて、Goodじゃないのね

泳いでいるM氏をさっさと上げろとせかす
そして、撤収しろと

あ~~~、これまでだね!
良くやったよ!
みんな元気だし!良かった!良かった!

約束通り、バンザイ三唱

・・・あとで聞けば・・・18キロ通過まであと200mだったらしい
まあ、これもタラレバだね、タイムアウトになった事にも意味がある

結果には必ず意味があるって言ったのはF氏だ

そうだね、これでまた向上心を持って水泳に取り組めるね

OUT地点から船で港に着き、泳いでは辿り着けなかったゴールを見る


フィニッシュロード・・・


伴走を終えて港に着いた船達


終わってみれば、短い1日


こんなに世界的にもデカイ大会に参加して、18キロまで泳げて幸せ~
な、チームメンバーと、マネージャーのH嬢


ロットネスト島で、着替えたりしてノンビリして、フェリーで来た道を戻る

フェリーに乗っていて思った・・・・・・

よくぞ、こんなに遠くまで泳いできたなぁ~~と、

ゴールは出来なかったけれど、みんな元気で
あんな大きなウネリでも落ち着いて泳げた事は多大な経験になったはずだ

そして・・・後から聞いた、レイの言葉・・・

『彼女は、今まで見た中で一番ストロングだ!』

レイの期待に応えられなかったのに、そんな風に言ってくれてたなんて、
実は、レイは私に期待しつつも、体をすごく心配してくれていたらしい
あんなに、頑張って最後まで持つのか?と・・・
何しろ、小ッさいからね

でも、嬉しかったなぁ~
それで満足しちゃいけないんだよね、頑張らねば

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ロットネストチャネル・・・ちょっとフォトブレイク

2015-03-02 15:49:06 | オープンウォーター
文字ばっかりじゃ、読んでくれる皆さんも疲れるよね
ちょっと今までの流れを写真で・・・

前々日のミーティング

私の後ろで鯉のぼりを持っているのが、キャプテンのレイ
真ん中で、鯉のぼり柄の小風呂敷を広げて持っているのが、パドラ―のキャミ
キャミの前にいるのがキャミの相棒、パドラ―のゲイ

ソロのBOSSには、ピンクの登り旗をヨッシーからプレゼント


スタートからカヤック→船と、出会う手順を確認
そして・・・ゴールは19キロで船と別れ19,25キロでカヤックを別れゴールを目指す手順
チームの他のメンバーは、車で港へ向い乗船
そんな時間の確認やら荷物の受け渡しやら・・・
楽しいミーティングだった

翌日は海練習

この恰好で泳ぐよ、探してねと、仲間にも披露


練習中に出会った、チビッ子スクール


当日の朝、キャミと最終打ち合わせ

頼もしいキャミと、通訳のクリス


日の丸に集合

大貫さんからパワー貰って


ゲートをくぐりスタートエリアへ、ここからは一人


フェンスの向こうの応援に応える

ほら、デカイ男ばっかりいるでしょ

たわんだロープの右側を泳ぐ
カヤックは左からスタート ロープが終わった辺りから合流が始まる

真ん中に帆を降ろした帆船、3本のマストが目印、あそこが1500m
帆船の周りは船だらけ

こんな感じでスタートしたよ
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ロットネストチャネル・・・20キロ先のゴール目指してスタート

2015-03-01 17:11:25 | オープンウォーター
東京マリンの早朝スイムのお陰で、朝の6時から泳ぐ事には体が慣れている

ソロからスタートして、次がデュオ、でチーム
BOSSはソロだから、先に出発、行ってらっしゃーい
滞在しているコテージはスタートの浜まで1分
まだ薄暗い浜に人が続々と集まる・・・
チームの第1泳者は1人で3人が乗った沖合い1500mで待つクルーザーに向う
写真が無いのでプログラムの表紙だけど、なんとなく解るかな?
大きな帆船が1500mに停泊
その左右にたくさんの船がウヨウヨ

ミーティングで私がレイに確認した事
「クルーザーに出会ったらすぐに泳者交代した方が良いのか?」
『そこで必ず交代しなけらばならない訳ではないが、30分以上は泳いでるから疲れてるだろう』
「疲れ?それなら全然大丈夫!」
『それなら、もう少し先まで行った方がいい』
で、初めの交代のタイミングはレイに任せる事にした

初めてで大変なのはカヤック、船と出会う事だと、
中には1時間もかかってしまう場合があるらしい
1500mまで1時間は絶対に避けたい
で、どうして見つからない場合は、中央の帆船に行って無線で呼び出して貰う事になる
だから、どうしてもの場合は帆船に向って泳ぐ

そんな不安要素があると言うのに、私にはまったく心配が無い
早く泳ぎたくてワクワクしている
初めての体験だから、心配しても仕方ないのだ
蓋を開けてみなければ何も解らないのだから心配するだけ損だ
それに、私にはキャミという頼もしいパドラ―がいるのだから
彼女を信頼して任せるだけだ

いよいよ自分の招集だ
ギリギリまで上着やサンダルを履き、朝の寒さから体を守れたのは
大貫さんを初めとするスタッフのサポートがあってこそだ

スタートから250mまでは両サイドに白いボールが並んだロープがある
そのロープでカヤックと泳者を分けてスタート
ロープが終わってもう少し先の500mから、泳者はカヤックと合流出来る
合流したら、後はカヤックの伴走で泳ぐから安心だ
キャミは合流の待ち合わせ場所を指定せずに・・・
だいたい1000mブイで待ち合わせ、とかするらしいのだが、
コース図を見ながら、どの辺で?と聞くと
気にせず前に向って泳いで、と言っていた
しかし、早く見つけやすいようになるべくロープ沿いに泳ぐように言っていた
大貫さんも、ロープ沿いがイイと・・・
私達のグループは左側から来るカヤックと船と合流
だから左のロープ沿いが探しやすいのだ

しかし、その肝心のロープ・・・
スタートに立って見ると、かなりたわんでいてグニャグニャだ・・・
これは、かなりのロスだなぁ・・・
スタートは37チーム・・・たったの37人だ
何もロープ沿いでなくても、500mブイで左に寄ればOKだろう
真ん中より少し左寄り、500m先のブイまでが最短になる位置をスタートポジションに決めた

周りは、でっかい男達ばかり
流石にたわんでるロープ寄りでスタートする選手はいないようだ
ここは、スタートダッシュで弾かれない様にようにしなくちゃ

早く、早く、泳ぎたい
気持ちがマックスになった時、カウントダウンが始まった
いよいよだーッ!!!嬉しい!嬉しいッ

スタートの合図で一斉に海に飛び込む
負けないぞ
横に並んで泳ぎ出す
ガツガツ泳ぐ
負けないぞー!キャミが見つけやすいように出来るだけ前に出るんだ!
デッカイ男達に囲まれても・・・
う~~~ん!負ける気がしねぇーーーーッ

500mの黄色ブイを目指してガツガツ泳ぐ
あっという間にブイまで来て・・・
隣りを泳いでいた選手が止まってカヤックを探し出した
でも、私は止まらない!
500mからしばらくすると、立ち止まって探す選手が目立つ
でも、私は止まらない!
1000mの赤いブイが見えて来た・・・
周りには、カヤックと並んで泳ぐ選手の姿が・・・
ああ、もう出会えたんだ・・・
行く先は一緒さ!私は止まらない!
赤いブイを過ぎてもキャミは現れない
でも、私は止まらない!キャミを信じてる!
とにかく真っ直ぐ先へ、スピード緩めず!

周りはカヤックだらけ、前方は船がたくさん、面白いレースだ・・・
そこへ、スーッと横に並んだカヤック
息継ぎで確認すると、キャミだーーーーーーーーーッ
嬉しくて止まりたかったけど、止まらずにリカバリーの手を振り、解った!の合図

キャミとアイコンタクト取りながら泳ぎ続ける
後はキャミが船を探してくれる

・・・ところが、キャミのパドルの手が止まって、キョロキョロしている
あ~~、船を探してるんだな~~
キャミのペースが遅くなったので、止まって顔を見ると、
いいから先に泳げ、どんどん泳げ!と合図
カヤックより前に出る形だけど、キャミを信じて前へ、前へと泳ぐ

そこは・・・船だらけで、まるでハーバーの中にいるみたいだ

キャミが横に並び、右を差してコッチだと合図
なんだか横に泳いでる気がするが、前方にクルーザーがいるとは限らないものね
しばらく、探しながら進んでいるようすで少しだけペースダウン

息継ぎの度にキャミの表情を見て・・・まだ見つからないんだ・・・

そうこうしてるうちに、大きな帆船のマストが目の前に
あれ迷子迷子だから帆船

まあ、そういう事もあるよね
船の呼び出しってどんなだろう・・・それはそれで面白そうだ
なんて良からぬ期待をしちゃったりしてると、キャミの顔がパッと明るくなった
こちらを見て微笑んでいる
きっと見つかったんだ!船が
そして、どんどん泳げというので、またペースを上げた
帆船の横を通り過ぎた・・・と言う事は、迷子じゃないんだなと、確信して泳ぐ
1500mで船と出会わなければならない・・・
と言う事は、もう目の前にいて、一緒に先に進んでるんだ

キャミの顔は明るく、GO!GO!と声をかけてくれる

帆船からしばらく泳いだら、キャミが前を見ろと合図するのでヘッドアップしたら・・・

あーーーーーーーッ!!!!!鯉のぼりだーーーーーーーッ!!!!!!
嬉しくて嬉しくて、涙が出そうだ
甲板にはチームメイトの姿もハッキリ見えた!!!
嬉しいッ!!!みんながいる~~~~ッ!!!

そのままもう少し泳いだら、船が止まった様で近づいた・・・
第2泳者のF氏がハシゴにスタンバイしている姿が見えた
交代なんだ!初、タッチだーーーーッ!!!
入水したF氏とハイタッチして、船に上がる
お世話になる船に初乗船だ!
チームのM氏とS嬢が迎えてくれる、
マネージャーをしてくれてる、大貫さんの姪御のH嬢も弾ける笑顔で迎えてくれる
キャプテンのレイもクル―も、キャミの相棒ゲイも、

レイが速かったと褒めてくれた・・・
2000mくらい来たかな、スタートから33分
レイは、私が細くて小さいのに、なんであんなに泳げるんだと感心してくれた
船から見る景色は、船だらけのカヤックだらけ、そこに泳いでいる選手がいる
とても不思議な光景だった
船だけならともかく、泳いでいる人がたくさんいる中で船を操るのは・・・プロだな~
そんな不思議な景色の中に泳ぐ仲間の姿がある・・・
感動だ~~~~!もう、感動だらけだ!!!

まだまだ、続くよ!


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