コロナで泊りの合宿を自粛
日帰りでも良いから続けてきた事は続けたい、よね
辰巳水泳場の近くにあるのにあまり知られていない?
夢の島公園にあるBumbスポーツ文化センター
あ、Bumbって文武両道のブンブ?って今更?そう?どう?
会議室も借りられてプールもレーン貸しがあって
バラクロの講習会としては会議室は有難い
プールの中だと姿、動作が見づらいし、冷えてしまうからね
バラクロって物理的な説明が多いから
本当はプールの前が理想だけど、借りる都合で後になる事もあり
それはそれで、反省を含めながら練習を振り返りながら理屈を考えると
ああ、なるほどね~、と納得しやすいという利点がある
プール前だと、プールで行うドリルとか予め動作説明してスムーズに
レッスンが運ぶという利点があるが、プール前に説明を聞いても、
ん?そうなの?・・・う~ん、理屈は解るけどやってみないと解らないね
と、眉唾で耳に入って実(ジツ)が無いという消化不良な講義で終わる人も多い
どちらにしても、利点があれば欠点もあるけど、
実技の前後どちらでも講義が出来る事は嬉しい、語りたいからね【バラクロ】笑
で、無事に2日間の合宿を終えた報告が・・・今頃、ごめんね
今年のテーマは、もうバラクロベテランも多く、またバラクロ新人さんもいる
なので、このさい『バラクロ先生になろう!』と打ち出した!
ツーマンセル、またはスリーマンセルで、先生役・生徒役を交代しながら
いつもは自分だけに向けていた目を仲間に向けて考える
すると、自分の事より責任重大
プールでたまたま会った人に「あなた、手が変だわ」とか「体沈んでるよ」「キック打ち過ぎよ」
などど、無責任な声かけにはウンザリしている人も多いだろう
人に意見をするという事は覚悟と責任が伴うものだ
プールでこう言われた~とか落ち込んでいる人に尋ねる
『そう言った人の泳ぎを見ましたか?真似したいと思った?』
「・・・上手じゃなかった・・・」
言われた事って自分でも思い当たる事実なことが多いけど
問題は誰にどんな風に言われたかで、気にして水泳が嫌いになってしまう場合がある
また言われるのが嫌だからプールから足が遠のいた、
なんて勿体無い!人の無責任な戯言で楽しみを捨てるなんてダメだよね
おっと、脱線・・・
つまり遊びじゃなくてコレはレッスンとして自分ではなく人を上達させるって真剣勝負なんだ
その意識が、人に言ったからには自分だって頑張らない訳にはいかない、と意識の向上が目的
ディレクター役(今回は私)がレッスンの内容を決め、テーマを1つ提案
例えば、ウォーミングアップのポイントは腕のリカバリー動作
【ノビノビと脇を開きましょう】と決める
先生側も生徒側も共通のテーマを持つ事が大切
足が下がってるだとか、頭が上がってるとか、目に付いてしまっても言わない
脇の下がパカーンとスムーズに開いてリカバリーしているか、そこをちゃんと見てあげる
そして、その事に関してだけ告げる
出来てるなら『出来てるよ』の一言でOK
『でも、内側に入ってるよ、肩幅じゃないと』とか余計な言葉だ
熱心だからこそ、つい口から出る言葉が相手を惑わせる
言われてしまえば、脇パカの意識はどっかへ、肩幅に気持ちが移動してしまう
私が全体を見て、上手くいっているチームが立ち止まり時間が長くハカドラナイ
それは、テーマに関して出来ているから他のアドバイス始めているケース
また、生徒側がテーマではない事を気にして先生に聞いているケース
そこで、ディレクターは速やかに全体に向かって
『はいはい、テーマはひとつですよ、他が気になっても言わないで、聞かないで』
そうは言っても気になると気になってテーマに集中出来なくなるよね、そこで、
『後でテーマに出てくるからその時ね、今は置いといてね』と、後でやるって安心して貰う
1つのドリルでもフォーカスを分けることはよくある
例えばイルカ飛び・・・まずは腕のポジション【肩幅】
頭で突っ込まず肘を伸ばし腕の角度エネルギーを使う【ジェットコースターレール】
上体が斜め下に向かったら股関節を伸ばし足を上げる【お辞儀したら足を上げる】
上げた足を揃え抵抗の少ない姿勢を作る【足を揃える】
と、たかがイルカ飛びでもこれだけ要素があり、全てスイムに繋がるので1つづつしっかり!
連続イルカ飛びともなれば、更に関節の使い方、息継ぎタイミング、角度コントロールなど、
そしてスムーズに連続させるには先読みが重要
いやいや連続イルカ飛びの奥の深さよ
こんな感じでフォーカスポイントをお互いに同じにしてストレスの無いように事を運ぶ
限られた時間の中で効率良く、レッスンの内容自体もテーマを絞る
今年はマイブームの【タニシエッジ】に辿り着く内容にした
最後に動画撮影・・・そして会議室で再生しながら1人1人解説
今回、レッスンで使ったテーマに沿って解説する
やってないこと言われてもね・・・
撮影・再生担当の小山さんの、絶妙な動画一時停止
私の説明に会わせ、バッチリ解り易い場所で停まる
また、逆にここを言ってと言わんばかりの説明催促一時停止
年々絶妙になりもう職人!
私から「えっと、そこで停めて」とか一度も言ってない(笑)
それにしても・・・水面に浮くことが一番難しいと・・・いつも優先順位はフラットハイポジションなんだけど
なかなかに上手くいかないよね・・・ところが、今回の【タニシエッジ】え?言葉のマジック?
ってくらい水面に浮いた!
やっぱりさ、水泳は人間の動作じゃないのよ、人間捨ててタニシになった方が浮くんだね~(笑)