Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

手間暇

2018年10月26日 | Weblog
教育には恐ろしいまでの手間暇がかかります。

少なくとも、
よりよい時間を生み出そうとすれば、
その準備を真剣にするための、
ものすごく大きなエネルギーが必要となります。

しかし、
そこまで大変な思いをして準備をしても、
全く聴いてくれない生徒も、
理解しようとしない生徒もいます。

それは、伝える側の、
伝える力の弱さや、信念の無さも
一つの要因ではあります。

しかし、聞く側の姿勢が無いことも大きな問題です。

人間にとって辛いことは様々にありますが、
一生懸命話をしているのに、
全く聞こうとしないことや、
無視をしたり、冷笑したりされることは、
大きなストレスを感じるものです。
だから心を病む先生も多いのです。

いじめを受けている子どもたちも、
辛い思いをしていますが、
教師も実は大きなダメージを受けています。

今でこそ、
私も聴いてもらえないことは
少なくなってきました。

しかし、油断すれば、
ちょっとした瞬間に人は聴かなくなってしまいます。

そうした問題に対する私の答えは、

我が身の至らなさを顧みて、
更に深く学び続けることと、

人間の心というものの難しさに思いを致すことと、

そして、

その苦しさを乗り越えて伝えていく
祈るような思いしかありません。

やれるだけのことをやって通用しなければ、
それはそれで仕方が無いのです。

笑って受け容れるしかない。

ただ、それまでは全力を尽くす。

それだけです。


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