Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

教育とは

2008年04月07日 | Weblog
教育は「手間暇」だとつくづく思う。

だから「手間暇」をかけることを煩わしく思い、「手間暇」を省いておいて、教育が悪くなったと言うのは、まったくもって矛盾なのである。

しかし、その矛盾に気づかなくなっているのは、社会全体が「効率」を求めることを「是」とする構造になっているからだと思う。

「教育」と言う営みは、愛情や時間や知識や知恵を惜しげもなく与え続ける営みだと私は思う。いわば、非効率の極みのような存在である。

ゆえに、現世的な「利」を追及する人からすれば、あまりにも愚かしい営みであろう。

しかし、百年、千年の未来を見つめたとき、それは賢者の営みとなるのだと思う。まだ見ぬ遠い未来に生きる子孫の幸せを願って生み出される教育は、祈りにも似たものであり、愛に満ちたものだと思う。

これから、私たちが創り出す学舎を、もっともっと素晴らしいものに育てていきたい。心からそう願っている。
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