東京多摩借地借家人組合

アパート・賃貸マンション、店舗、事務所等の賃貸のトラブルのご相談を受付けます。

足立区で地主が底地を第三者に売却か

2012年11月12日 | 明渡しと地上げ問題
足立区島根は日光街道西側と環七通りの外側に面した地域で島根ばやしや島根神社神楽が行われる鷲神社や古刹国土安隠寺がある。

この地で同じ地主から借地している山縣さん(仮名)たち7名は平成11年に地代等の問題で組合に入会した。それからは年末に会合を持ち地代額を協議し、代表者が1年分の地代を地主宅に持っていく慣わしになっていた。

 この夏いきなりS社の社員を名乗る男が「このたび土地をS社に譲渡しましたので、今後のことはS社と話し合っていただきたい」との文書を持って訪ねてきた。山縣さんはすぐに組合に相談した。組合では地主が代わろうが権利関係は今まで通りであること。S社が本当に土地を買い取ったか登記簿謄本を持ってくるように申し入れ、新地主かどうか判らない時点では会う必要のないこと。また、底地の売買は任意の契約であり、地主に買い取ってほしいと言われても借地人がこれを買い取る義務を負うわけではないことを説明した。

 今のところ山縣さんらは従前の借地契約を申し入れ、対応する考えでいる。(東京借地借家人新聞より)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 確定期限付契約の切替え無効... | トップ | 地主の代理人が高額な更新料... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

明渡しと地上げ問題」カテゴリの最新記事