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NHKクローズアップ現代「独立する富裕層~アメリカ 深まる社会の分断~」を見て

2014年04月25日 | 政治経済
 アメリカの自治体で今異変が起きている。会社経営者・医師・弁護士などの富裕層が州の下の行政区分である群から独立した市の境界線を決め、州議会を動かし住民投票を実施に「富裕層だけの市」を独立させる動きについてNHKの「クローズアップ現代」で放送していた。

ジョージア州のサンディ・スプリング市では市のほとんどの業務を民間企業に委託し、市の運営コストを半分以下にカットし、浮いたお金を市民の治安や安全の費用に使っている。お金持ちの都市の周辺の群では、税収が減りゴミの収拾もできなくなり、子供たちが勉強する図書館は2時間も短縮。貧困層の治療を行う公立病院は医師の数が減り、満足な治療も行なわれていないという。

 ジャーナリストの堤未果氏の話では富裕層の都市の誕生で公教育にお金を出す概念が無くなり、公立学校が切り捨てられ、教育難民、学校に行けなくなった子どもたちが、全米各地であふれているという。日本でも自治体の仕事を民間委託する動きが強まっている。自治体を株式会社化してもいいのか。考えさせられた番組だった。


http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3488.html

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