村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

想望庵除夜釜

2014-12-31 01:36:22 | 茶事 茶会 
三時半の席入り

待合の掛け物は
益田鈍翁筆の一行

凄いね
これを待合に掛けたら
本席は何が掛かっているのだろう
一刻も早く見たい

汲み出しは甘酒
温かい飲物は
ほっとする

迎付を受け
席入

本席は
栄信筆の山水図
なるほど
こう来ましたか

栄信は狩野栄信カノウオサノブ
伊川院のこと

狩野栄信カノウオサノブは
江戸後期の画家。木挽町狩野家第六代。養川院惟信の子。栄信は名、玄賞斎と号する。狩野派近世の名手で、のち法印に進み、伊川院と称した。文政11年(1828)歿、54才。
《コトバンクより》

手前に庵があり
中程に寺院と塔らしきもの遠景に山々

表装も結構
その軸の掛かる茶室にいるだけで
良い気分だ



四つ椀本懐石
後座は手燭の交換あり
毎年短けいのもとにての濃茶となる

短けいと蝋燭の灯り
その陰影の中
じっとその点前を拝見する



厚かましい客を
こうして毎年
茶事を披いて下さることに
だだだだ 

感謝
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