村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

夜寒 よさむ

2014-12-22 23:41:28 | 茶道具、古美術、骨董
「このお茶碗のお窯元は・・・」

「夜寒焼で・・・」

なんと良い名前なのだろう
夜寒 よさむ だ

印は夜寒や与左む などあるが
読もうとしても
知らないと印はよめない



寒焼は名古屋のやきもの
明治12年 辻鉦二郎が焼いた焼物だ
名古屋の夜寒の里、
料亭酔雪楼の主人辻宗衛は酔雪焼を
その子、辻鉦二郎は 夜寒焼を焼いた

写真の茶碗は印章茶碗と箱書きあり
後日写真をのせる
模様の印章を落款字典でしらべると探幽の印





夜寒焼はその名から
真夏の暑いときでも良いですよと先生に教えて頂いた

夜寒焼は 
茶碗や水指、ぐいのみや火入など
いくつか持っている

風情があり又もの哀しい
夜寒焼は いい






欠け欠けて月もなくなる夜寒哉 蕪村




茶の湯・茶道ランキング


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ふじわらのかねすけ | トップ | 試み餅 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

茶道具、古美術、骨董」カテゴリの最新記事