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天皇陛下がリトアニアへ

未唯へ。あなたは一回しか万博へ行ってないけど、私はリトアニア館は20回以上行きました。

天皇陛下がリトアニアに行く予定です。知り合いの通訳が出てくることを期待しています。リトアニア館は日本人に分かりやすく説明するような狭い根性でなく、あくまでも彼らの国をアピールしようとする心に感動しました。

歴史を調べていくと、さまざまな困難を乗り越えて来たことが、彼らの根底にあり、親近感のある日本へのアピールになったことを痛感しました。特に、ドイツとロシアとの関係は悲劇とかいいようがないです。リトアニアの独立は1991年で、その後、ロシア依存型からEU中心型に貿易体質を転換し、2004年にEU加盟し、発展している。

通訳のインドレ・バロニナさんは『役に立つリトアニア語』の本を書いていたし、「リトアニア・デー」のときに大統領の通訳も堂々と行っていました。最終日に「リトアニアの思いを日本人に伝わったのか」と聞いたら、「一部の人には伝わった。だけど、ほとんどの人は通り過ぎていった」と言っていた。そのほんの一部の人間として、必ず、リトアニアを訪問することを約束してしまいました。

パビリオンは螺旋状になったDNAの3次元モデル。そこにリトアニアの文明と自然など映像を映し出します。「文化と自然の対話」を象徴する展示となります。

「対話」が面白かった。リトアニア人と日本人の間で繰り広げられる、情緒に満ちた、しかし人間的な対話です。日常生活、政治、国の業績やステレオタイプについて、リトアニア語で話しています。本当に興味深い映像でした。その対話の中に、「日本人は寂しくなるとハラキリをする」というものがありました。これに感動しています。会社で上映したが、この良さが分かる人が居ませんでした。

二重螺旋のDNAのなかで、「対話」を聞きながら、靴を脱いで、スツールを積み上げて、寝ていました。時々は質問しました。「リトアニアの自殺率が世界一なのはなぜなのか?」「リトアニアの図書館はどこにありますか?」「ロシアに対する憎悪はまだありますか?」ちなみに、リトアニアの自殺件数は10万人に対して45人(日本の27人)。

リトアニア語は「こんにちは ラバ・ディエナ」「ありがとう アチュー」「さようなら ヴィソ・ゲロ」を多用しました。フィンランド語の「キートス」のように。
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