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クルマの販売と地域の活性化

未唯へ。以下のようなメルマガが送られてきました。
「クルマに関する状況は今年に入ってからも自動車市場は一向に回復の兆しは無く、除軽市場は年率で350万台を割るような状況。これまで伸びていた軽市場も前年を割るような状況です。車自体の耐久性が向上したこと、車への関心が低くなったことで、車購入の優先順位が低くなり、車にはお金が回らない」

クルマの販売台数は大きなトレンドで見ると減って来ている。環境問題も同じような課題を持っています。そこでは、地球規模の環境に対して「シナリオ」を3つほど設定した上で、何をすれば、どう変化するのかを把握して、今、自分達がすること、国がすること、生活の中ですることなどを探っています。

つまり、将来の姿から、今すべきことを皆で議論しようとしています。「不都合な真実」を含めて、議論しようとしています。

クルマの場合は、未来のくらしがどうなっていくのか、どうしたいのかの発信があまりにもされていない。だから、皆でシナリオを考えることができません。ハイブリッドとかITSが全てでもない。もしかすると、中国などの保有率が少ない国を含めて、個人の生活をどうするかで決まってしまう気がします。

ドコモはモバイル社会研究所で「未来心理研究会」などで将来からのバックキャスティングを行っています。具体的ではないけど、Think Globallyを目指しています。

「地域の活性化」のために、メーカーだけで研究して、地域貢献という名のもとに、お金を配って、「持続可能型の」レポートを出しているだけでは循環しないし、クルマのミッションも変化しません。

メーカーのみならず、市役所・NPO・市民を含めて、活性化の悩み共有し、レベルを合わせる時が来ています。クルマがなくて誰が困るか、輸出の稼ぎ頭がないと誰が困るのか、生活そのものの代替手段をハッキリしていかないといけません。

メーカーだけで悶々とする時代ではないです。フィンランドのノキア(ケータイ事業会社)をフィンランド人は応援しています。ノキアの製品が世界で売れているのは、フィンランドの人たちが生活を通じて応援しているからです。クルマも海外の販売量が日本を上回ったのは、日本の人たちの応援があったからです。

現在は日本をいかに持続型にしていくかの分かれ目です。頑張らないと。
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