goo

資料説明なしで、自分の思いを語ってもらいました。これが本当の姿です

未唯へ。横浜泊まりです。パートナーに合わせていて疲れたのか、朝6時過ぎまで寝ていました。マイナス3時間です。

昨日、パートナーからも指摘されたように、私のヒアリングのやり方は、従来とは異なっているのは確かです。主にR&D手法を使っています。それを明確にしましょう。この手法を行うためには2つの条件を満たさないとできません。一つは組織の壁を超えることで、二つ目は相手の思考を超えることです。だから、私しかできないのです。存在を掛けないとできません。

午前中は、横浜のネットワーク会社でヒアリングしたが、販売店の将来についてほとんど考えていなかった。店舗が混然としているなら、そこから変えることを進言しないといけない。それは今回の趣旨ではない。結局、一方的に状況を知らせただけでした。親会社の会長に伝えてもらいたい。そして、行動に移してほしい。

前半、私のしゃべりが絶好調の時の録音ができていなかった。残念です。描き起こしたら、自分のロジックが明確になったのに。

午後からは、ライブラリでお世話になった経営者へのヒアリングです。映像化したときも、店舗での情報共有については、我々のシナリオ以上のことをを表現してもらえた。

横浜の経営者へのヒアリングがとりあえず、終わりました。資料なしで、要望を述べてもらう形になりました。メーカーでの役割を集中的に述べられた。お客様を店頭まで引き込むことと、スタッフの無駄をなくすことです。必要なことはほとんど聞けました。メーカの組織に対する思い出はシンクロできました。

自分の順応性に驚きますね。最終的に要望をまとめ上げました。

金曜日の新幹線が混雑するのを忘れていた。3本目に乗ります。それでも「通路側」しか取れなかった。電源は諦めましょう。

来週の木・金の次が火曜日です。資料準備と出張の切符を再確認しておきます。22日に千葉が入れば完了です。あとは博多での1時間だけです。

ヒアリング対象で気になっていることがあります。今までの販売店ではメーカーの情報系システムをベースにして、4年後を語ってくれる所がなかった。宮城のお店を追加しましょうか
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

6.3 本から広がる世界 5/6

 (つづき)

 海外の図書館の役割は多様です。

 フィンランドの図書館は、豊田市立中央図書館の5~10倍の人たちが利用する場所であり、駅の上、スーパーの最上階など、利便性を第一に考えられ、アート専門とか、ネットワーク図書館など形態はさまざま。

 上海図書館には、上海万博の国際ボランティアの拠点であり、市民活動の拠点になっている。優秀なスタッフが常駐して、情報を収集している。デジカメ盗難にも親身になって相談に乗ってくれた。

 調査型図書館としてのLAPLはインターネットとイントラネットのシステムが同一で、司書がコントロール。滞在型図書館のSFPLはソファーで読んで、そのまま出て行ってもOK。


 図書館はGmLの典型です。

 GmL(Global meets Local)とはグローバルがローカルを支援することです。心臓から末端に行く、動脈をイメージしてください。逆はLmG(Global meets Local)で、末端から心臓への静脈のイメージです。

 図書館こそGmLである。図書館はグローバルの市がローカルの市民に対して、「本」を提供している。主役は市民です。この文化を守るために、図書館法があります。それを明確にする時です。

 図書館は“場”を提供します。本で市民は自ら生涯学習し、コミュニケーションを可能にしていきます。こんな文化を人類は生んだものだと思い、こんな文化がある以上は人類には希望があります。

 図書館そのものは。その市のGmLのメジャーです。図書館は市役所と市民の間のGlobal meets Localのメジャーです。次のステップへ行くための“評価基準”です。図書館があり、市民がいて、拠点に活動することで、街の風景が変わります。

 あわせて、地域のGmL度を測ることもできます。GmLが、「図書館」の姿です。GmLの意識があるかどうかの判断基準です。単に、サービスでやっているのか、市民と一緒にやっているかは、訪問すれば、分かるようになりました。

 (つづく)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6.3 本から広がる世界 4/6

 (つづき)

6.3.4 地域における図書館

 図書館の最大のミッションは地域(ローカル)を支援することです。GmLを図書館で検証して、それを社会に生かしていく。

 図書館から地域へ拡大していく。

 図書館の形態は、市民のかかわり方によって、さまざまに変化していく。まずは、新刊書貸出型から入り、滞在型か調査型になり、ビジネス支援、地域活性化、観光化が付け加わる。

 トポロジーの近傍系の概念で説明すると、お店、交流館に専門館を作り、市民に選択させる。これが地域の拠点になる。販売店では、2週間単位でメリハリをつけて、市民に対するイベントを実行する。

 Act Locallyの交流館に対して、Think Globallyの中央図書館と生涯学習センターから支援していく。センターでは、各拠点の状況をリアルタイムに把握し、市民の参画を求める。


 役割を考えるときに、県立図書館と市立図書館の差を顧慮しないといけない。

 県立図書館は権力との関係で設置されている。京都府立図書館は平安神宮内で、昔の建物を利用。茨城県立図書館は県議会の議場を使用。香川県立図書館は空港跡地で、広い土地がないということで、不便なところにある。

 県立と市立図書館の役割を分担しているところが多い。県立は調査型で、市立は滞在型、貸出型で一般的です。小さい県は滞在型を志向している。市立図書館は市民の思いを反映できるが、県図書館は権威の象徴になることが多い。

 市立図書館はアメリカの公共図書館のように、市民生活を支援する役割をもつ。だから、市立でありながら、館長の個性、ボランティア、市民のアプローチを受け入れる場所になっていく。

 (つづく)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6.3 本から広がる世界 3/6

 つづき)

6.3.3 図書館の可能性

 図書館は文化のバロメーターです。ここを拠点にして、生涯学習へ拡大されていく。本自体もデジタル化することで、新しい可能性を持つと同時に、グローバルからの攻撃にさらされる。

 デジタルライブラリ(DL)を図書館の武器にできるのか

 OCR処理の効率化により、かなりの情報をテキスト化が進んでいる。ウェブ情報とかPDFからもテキスト抽出が楽になっている。グーグル活用で、検索も可能だが、活用が進んでいない。

 展開方法につても、著作権に従い、個人レベルでの情報交換の場を作り出しましょう。ブログがベースになります。「未唯への手紙」のジャンルと関係付けて、その本から何を得るのかを明確にします。

 集めた資料と問題意識から、個人の発信をもとに、グループでの共有化を図ります。これがコミュニティになれば、新しい情報共有になります。新しい“型”の図書館を創造します。


 個人的なDLは蓄積するとともに、関係付けを行っています。

 私のDLは、OCR化して、雑記帳に記載して、読み込んだ後に、NDC(日本十進分類法)にキーに保管している。借り出し図書は借りてきた時にエクセルで登録している。

 DL冊数のランキングは、(1)経済 88冊 (2)建築工学 66冊 (3)図書館 61冊 (4)社会 61冊 (5)政治 51冊 (6)情報科学 40冊 (7)社会科学 38冊 (8)商業 38冊(マーケティング 24冊)


 図書館を中核として、生涯学習への組織化を考えている。まずは行政の考えを探らないといけない。

 最初に、豊田市教育行政計画審議会の委員になった。10年間の教育行政の方針という割には、何がしたいのか分からなかった。教育長も同一テーブルで言いたいことを言えたのはよかったけど、成果には結びつかない。

 次に豊田市生涯学習審議会の委員になり、生涯学習センター構想にさんかくした。学習センター構想でその気になったが、部局変更で元の木阿弥になってしまった。審議会は大学の先生の商売の場であり、学生まで売り込める教授は商売人です。

 最後に、豊田市図書館協議会の委員になった。図書館友の会をめざして、参画したが、大学関係者のだらしなさだけが目についた。彼らは本当にプアです。それだからこそ、勤まるのでしょう。真剣にやっていたら、すぐつぶれる。


 豊田市中央図書館の“次”を自分なりに考えた。

 図書館は試される。来期から、図書館費用の大幅な減額があることをテーマにしました。雑誌の種類は減らさないが、新刊書とか、人とかへの影響はかなりありそうです。いよいよ本番ですね。

 お金がないから、図書館を繁盛できるように知恵を使いましょう。浦安市・田原市のように、財源があるから立派な図書館ではなく、旭川市・岡山市のように、皆で図書館を盛りたてましょう。

 教育行政計画審議会、生涯学習審議会、図書館協議会の市民委員で、図書館の重要性を訴えてきたけど、出席メンバーは、本を読んでいなかった。根本が理解できていない。市役所は当てにできない。

 (つづく)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6.3 本から広がる世界 2/6

 (つづき)
6.3.2 本から得たもの

 本は記憶するのではなく、自分の中で再生することで、社会に還元するものです。

 一冊の本の威力を感じます。それを求めて、多読を繰り返してきた。

 デジタルライブラリー化を行った上で評価していきます。一冊の本を書くことの苦労を感じながら。読書は常に格闘技であることを肝に銘じます。本のインバリアントを吸収します。

 他人の読書感想は読まないですね。アマゾンなどにもあるが、マーケティングとしての価値があるかどうかです。参考にはします。自分の感想も「他人の読書感想」だということで、優しく書くようにします。

 個人を中心とするブログから、コンテンツを中心としたブログへ変わっていきます。デジタルライブラリの内容からブログへ気付きを書き、それを「未唯への手紙」に反映します。


 本を社会に還元していきます

 本は個人からの提案です。小説・随筆、哲学・数学、歴史・社会学にしても、個人からの発信です。政治・経済は、グループ・企業からの発信です。発刊時点はローカルな存在です。

 本を読むことは「投票」することです。買うとなると、大きな制約があります。20分で読み終わるものに,二千円かけるには勇気が必要です。「投票権」が制約されます。そこで図書館です。

 「投票」はグローバルへのインタープリテーションです。グローバルの方針が決まり、具体的な政策が実行されます。その結果のファシリテーションとしては、図書館の活動を期待します。

 (つづく)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

6.3 本から広がる世界 1/6

6.3.1 影響された本

 私には、愛読書はありません。それぞれの本から影響を受けて、自分自身を変えてきた。議事録を書くように、人に分かってもらう必要はありません。ここに挙げたのは、偶々です。

 デカルト『方法序説』:一人で作るシステムの美しさ、孤立と孤独の中で、思考を深めるには、社会との軋轢を最低限にする「生活規範」が必要。

 デカルト『情念論』:哲学者であるデカルトが、情念まで入り込んで、深く考える姿に感動。自分が一番、落ち込んだ時に、自分自信の感情を冷静に見るkとが出来た。

 ヘーゲル:池田晶子さんの本『私とは何か』では「私はなんといってもへーゲルが、面白い。彼の著述には、いつも、血湧き肉踊る快感を覚える。一種の波乗りの要領であることは、すぐに気づいた。あんなに楽しい読書はめったにあるものではない。」

 「戦争と平和」:トルストイ兄弟が通った、カザン大学の学長は非ユークリッド幾何学で有名なロバチェフスキーであった。3人とも「数学科」専攻です。トルストイもフランクリン手帳をつけていた。ルールを決めるのが好きだったみたいです。

  「戦争と平和」:ピエールがナターシャに愛を告げる場面が好きです。中学の読書感想文に書きました。弱さをさらけ出し、恥辱にまみれたナターシャを、ピエールは愛さずにいられなかった。私の救世主はナターシャのような女性になった。

 アメリカの繁栄:アメリカ文明とは石油文明です。夏でも冬でも温度が一定であるという、秩序こそが文明であると考え、エネルギーの消費、人間を上手に訓練することで成り立っている。石油によるアメリカの繁栄は一〇〇年は持ったけど、そろそろ終わりは見えている。今後はGoogleに動く。この一〇〇年が異常だったと、考え方を変え、社会システムを変えていけるかどうか。

 「自由をいかに守るか」:ハイエクの「隷従への道」。ナチス・ドイツとイギリスは敵として戦ったが、国家が経済を統制すれば、必ず思想の統制に及び、国民の自由の喪失につながる経済体制は同じ方向である。

 「複雑性とは何か」:複雑性は93年のエドガール・モランのテーマです。複雑なものを複雑なまま扱い、変化は周辺から起こる。それがサファイア循環のソリューションとして、つながってきました。

 「マクルーハンの光景」:The medium ia the message「メディアこそが、ほかならぬメッセージである」。「メディア」が「メッセージ」である。

 (つづく)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )