未唯への手紙
未唯への手紙
ポメラ20で瞑想の時間を持つようにしよう
未唯へ。出張で図書館に行くのも大変です。瞑想を趣味にします。ギリシャ・エジプトの遺跡で思考したことです。とりあえずは、広島ドーム前での瞑想です。
色々、考えたけど、パートナーに関与するのはやめよう。自分で決めればいい。偶然に任せましょう。絶対的存在は変わりません。
未唯空間歴史編のエッセイ化に取り組んでいます。それにしても、量が多すぎる。個人の行動としては、範囲が広い。次は絞り込みましょう。
歴史の中で「未来を変える」部分については、昨日、OCR化した、未来学の本『未来を変えるちょっとしたヒント』が役に立ちそうです。世界は変えられると思った人なら世界は変えられる。
私の周りのサラリーマンが一番変わらないのでしょう。その中でも、被害者意識に固まっている連中は最後まで、時代の流れに抵抗するでしょう。被害者意識から責任感に転じないと彼らには先がない。
完全に寝ながら、自分の内側とコンタクトがとれるようになりました。そろそろ、バッテリーがやばいかも。ポメラ20で、どこでも、どんな短い時間でも本が読め、本が書け、編集ができます。
室長へのヒアリングのために、時間を取ります。何をしたいのか。そのための配置はどう考えるか。販売店に対してはイニシャティブをどう取っていくかを聞きます。ヒアリングは得意になっているけど、警戒しないといけない。
ヒアリングの第4陣と第5陣はシステム担当とその役員です。社長でないので、会社との関係では意見が難しくなる。第2陣、第3陣の社長からのコメントを最初に聞くようにしましょう。それで経営者としての意見にします。
具体的には、AG層で最大の課題は何か。TL層で店舗のコミュニケーションの期待レベルはどのくらい。AL層での販売店マーケティングでのお客様とのつながりです。関係からすると、危機感から、どの層を狙うのか。お客様とのつながりとスタッフの活性化ですね。
老人ホームに姪と双子が現れた。私は「お母さんのお兄さんだった」なのに「カコちゃんの旦那」になっていた。親せきから格落ちです。
スタバにブラック・エプロンがいた。バリスタに聞いたら、アニバーサリー関係だそうです。なかなか、家に帰れない。やっと一巡したから、家の作業に切り替えます。
家で、未唯空間歴史編は3.4まで終わりました。ブログでは一日、10件しかできないので、火曜日までに貯めておきます。
色々、考えたけど、パートナーに関与するのはやめよう。自分で決めればいい。偶然に任せましょう。絶対的存在は変わりません。
未唯空間歴史編のエッセイ化に取り組んでいます。それにしても、量が多すぎる。個人の行動としては、範囲が広い。次は絞り込みましょう。
歴史の中で「未来を変える」部分については、昨日、OCR化した、未来学の本『未来を変えるちょっとしたヒント』が役に立ちそうです。世界は変えられると思った人なら世界は変えられる。
私の周りのサラリーマンが一番変わらないのでしょう。その中でも、被害者意識に固まっている連中は最後まで、時代の流れに抵抗するでしょう。被害者意識から責任感に転じないと彼らには先がない。
完全に寝ながら、自分の内側とコンタクトがとれるようになりました。そろそろ、バッテリーがやばいかも。ポメラ20で、どこでも、どんな短い時間でも本が読め、本が書け、編集ができます。
室長へのヒアリングのために、時間を取ります。何をしたいのか。そのための配置はどう考えるか。販売店に対してはイニシャティブをどう取っていくかを聞きます。ヒアリングは得意になっているけど、警戒しないといけない。
ヒアリングの第4陣と第5陣はシステム担当とその役員です。社長でないので、会社との関係では意見が難しくなる。第2陣、第3陣の社長からのコメントを最初に聞くようにしましょう。それで経営者としての意見にします。
具体的には、AG層で最大の課題は何か。TL層で店舗のコミュニケーションの期待レベルはどのくらい。AL層での販売店マーケティングでのお客様とのつながりです。関係からすると、危機感から、どの層を狙うのか。お客様とのつながりとスタッフの活性化ですね。
老人ホームに姪と双子が現れた。私は「お母さんのお兄さんだった」なのに「カコちゃんの旦那」になっていた。親せきから格落ちです。
スタバにブラック・エプロンがいた。バリスタに聞いたら、アニバーサリー関係だそうです。なかなか、家に帰れない。やっと一巡したから、家の作業に切り替えます。
家で、未唯空間歴史編は3.4まで終わりました。ブログでは一日、10件しかできないので、火曜日までに貯めておきます。
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4.2 歴史の分析 9/9
(つづき)
4.2.4 将来から見る
歴史を研究する目的は<今>を知って、未来を作ることです。今までは成り行きで来たが、人類は歴史を作っていく時に来ている。そのためにグランド・セオリーが必要になる。
歴史のグランド・セオリーに向けてのキーワードとしては、気候変動をトリガーとした市民感覚の興隆、イノベーション経済のために新しいインフラ構築、未来の安全保障のために「平和」の共通意識、グローバリゼーションと文化の衝突(Global meets Local)、個人の未来(Local meets Global)です。
歴史の転換点を迎えている。私にとっては、想定していたシナリオです。これで世界は変わらないといけない。「根本」を見ていないと、大きな不幸につながります。サファイア循環で言うところの「グローバルの限界」です。この会社も限界に来ています。きっちりしたローカルに向かう時です。そのためには、私の言うことに耳を傾けてほしい。
地球規模で考えることも必要です。高々、人間のことです。おもしろい記述を見つけました。
ヒトというかなり大型の哺乳類が、最近になって、爆発的に個体数を増加させつつある事、それだけでなく、その急速に増加しつつある生物が、地球の様相を変えようとしている。
近年爆発的に発達して来た科学技術をつかって、この惑星表面の物質循環、自然環境、生物相を、ヒトはその文明出現以前にはあり得なかったようなスピードで変えつつある。
ヒト社会のごく局部で始まった「変化の加速」が、次第に惑星の全表面を覆うほどの規模に拡大、その累積は、徐々に、惑星表面に起こる現象の深部にまで影響を及ぼしてきている。
将来は作るものです。
まずは、将来から今を見る力を養います。今を過去と見るためには、過去での出来事とその結果、どうなってきたかの歴史認識が必要。本からの証言と自分の中の経験と行動からの試行錯誤で作り上げることができる。
将来は作るものを信じることは普通の人には難しい。作れると思っている人は組織とか国とかを超えている人です。組織とか国は人を安定化する仕組みだから、超えることは当然、不安定になります。
歴史の中で、一番ややこしいのが偶然です。ヒットラーがいることもスターリンがいることも偶然であり、その二人の関係も偶然です。そこにチャーチルが絡むことで、歴史は変わった。歴史の一貫性が感じられれば、将来が見えてきます。
グローバルという見方が必要です。
グローバル化は国のレベルを超えたところに来ている。EUを置くことで、ヨーロッパが安定化しつつあります。大国の論理ではなく、地球上のパートナーの論理でお互いの役割を明確にさせます。
グローバルは全体効率から力を得てきた道具です。地球の資源をどう使っていくか、どのような技術をどう展開させるのか。グーグルとかサファイア循環では規模の大きさは必要です。グローバル化以前に戻すことはできない。
明確に起こっているのが格差です。グローバルであれば、あるほど格差は広がります。格差是正のためには、バイパスのロジックが必要です。系全体をいかに安定させるかの思考です。
(つづく)
4.2.4 将来から見る
歴史を研究する目的は<今>を知って、未来を作ることです。今までは成り行きで来たが、人類は歴史を作っていく時に来ている。そのためにグランド・セオリーが必要になる。
歴史のグランド・セオリーに向けてのキーワードとしては、気候変動をトリガーとした市民感覚の興隆、イノベーション経済のために新しいインフラ構築、未来の安全保障のために「平和」の共通意識、グローバリゼーションと文化の衝突(Global meets Local)、個人の未来(Local meets Global)です。
歴史の転換点を迎えている。私にとっては、想定していたシナリオです。これで世界は変わらないといけない。「根本」を見ていないと、大きな不幸につながります。サファイア循環で言うところの「グローバルの限界」です。この会社も限界に来ています。きっちりしたローカルに向かう時です。そのためには、私の言うことに耳を傾けてほしい。
地球規模で考えることも必要です。高々、人間のことです。おもしろい記述を見つけました。
ヒトというかなり大型の哺乳類が、最近になって、爆発的に個体数を増加させつつある事、それだけでなく、その急速に増加しつつある生物が、地球の様相を変えようとしている。
近年爆発的に発達して来た科学技術をつかって、この惑星表面の物質循環、自然環境、生物相を、ヒトはその文明出現以前にはあり得なかったようなスピードで変えつつある。
ヒト社会のごく局部で始まった「変化の加速」が、次第に惑星の全表面を覆うほどの規模に拡大、その累積は、徐々に、惑星表面に起こる現象の深部にまで影響を及ぼしてきている。
将来は作るものです。
まずは、将来から今を見る力を養います。今を過去と見るためには、過去での出来事とその結果、どうなってきたかの歴史認識が必要。本からの証言と自分の中の経験と行動からの試行錯誤で作り上げることができる。
将来は作るものを信じることは普通の人には難しい。作れると思っている人は組織とか国とかを超えている人です。組織とか国は人を安定化する仕組みだから、超えることは当然、不安定になります。
歴史の中で、一番ややこしいのが偶然です。ヒットラーがいることもスターリンがいることも偶然であり、その二人の関係も偶然です。そこにチャーチルが絡むことで、歴史は変わった。歴史の一貫性が感じられれば、将来が見えてきます。
グローバルという見方が必要です。
グローバル化は国のレベルを超えたところに来ている。EUを置くことで、ヨーロッパが安定化しつつあります。大国の論理ではなく、地球上のパートナーの論理でお互いの役割を明確にさせます。
グローバルは全体効率から力を得てきた道具です。地球の資源をどう使っていくか、どのような技術をどう展開させるのか。グーグルとかサファイア循環では規模の大きさは必要です。グローバル化以前に戻すことはできない。
明確に起こっているのが格差です。グローバルであれば、あるほど格差は広がります。格差是正のためには、バイパスのロジックが必要です。系全体をいかに安定させるかの思考です。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 8/9
(つづき)
歴史の中の「もしも…」を考えてみた。
仮説は「ソ連侵入前に日本が降伏していたら」です。
満州の日本的な勤勉さの文化はそのまま国民党軍に引き渡されます。その文化で、国民党軍が中国を変えるつもりになれば、別のシナリオになったが、権力欲のために、彼らではムリです。
ソ連は東ヨーロッパへの支配権と対米戦略で、中国には関与できなかった。中国内部では内戦が続いていく。持久戦を得意とし、農村を押さえていた中共軍に傾いていく。
疲弊した中国大陸に対しては、国の統一が第一優先であるので、意思が高い方が勝ち得た。1950年には中共軍が政権を把握していた。本来の歴史に戻そうとする力が働くものです。
歴史を研究するためには、仮説が必要です。
それぞれの国が何を作ったきたのか、戦争と平和はどのようにして繰り返されてきたのか。ヨーロッパでのThink Globally、Act Locallyの考え方、教育・政治・経済の根源を習得し、そこから、キーワードを抜き出します。
大国と小国との違い、大国間同士の論理と小国の論理のちがい、そこから各国の知恵を浮かび上がらせます。ローカルでの行動は活性化です。グローバルの行動はローカルへの優しさです。ともに未来を見ていく。
見る目で変えることで、歴史から知恵を習得する。そのための情報収集していく。必然なのか偶然なのかは、仮説を立てて、一つずつ検証して、結論づけます。
私の歴史を見る理由は未来を見たいから。
歴史にこだわるのは、そこから答を出したいから。人類というものがあり、歴史に法則性があるのであれば、そこにヒントがあるはずです。歴史から見ていかないと始まらない。
歴史研究の良さは、その国が見えてくるということです。歴史なくして、国もないし、国と国との関係もない。フィンランドとかリトアニアにとっても、現在を知るということは過去を知ることであり、未来を知ることです。
過去の出来事は、一つの解が出ているので分かりやすい。それを基にして、さまざまな経路がありうる将来から、現在を変えていく。つまり、バックキャスティングしていく。
(つづく)
歴史の中の「もしも…」を考えてみた。
仮説は「ソ連侵入前に日本が降伏していたら」です。
満州の日本的な勤勉さの文化はそのまま国民党軍に引き渡されます。その文化で、国民党軍が中国を変えるつもりになれば、別のシナリオになったが、権力欲のために、彼らではムリです。
ソ連は東ヨーロッパへの支配権と対米戦略で、中国には関与できなかった。中国内部では内戦が続いていく。持久戦を得意とし、農村を押さえていた中共軍に傾いていく。
疲弊した中国大陸に対しては、国の統一が第一優先であるので、意思が高い方が勝ち得た。1950年には中共軍が政権を把握していた。本来の歴史に戻そうとする力が働くものです。
歴史を研究するためには、仮説が必要です。
それぞれの国が何を作ったきたのか、戦争と平和はどのようにして繰り返されてきたのか。ヨーロッパでのThink Globally、Act Locallyの考え方、教育・政治・経済の根源を習得し、そこから、キーワードを抜き出します。
大国と小国との違い、大国間同士の論理と小国の論理のちがい、そこから各国の知恵を浮かび上がらせます。ローカルでの行動は活性化です。グローバルの行動はローカルへの優しさです。ともに未来を見ていく。
見る目で変えることで、歴史から知恵を習得する。そのための情報収集していく。必然なのか偶然なのかは、仮説を立てて、一つずつ検証して、結論づけます。
私の歴史を見る理由は未来を見たいから。
歴史にこだわるのは、そこから答を出したいから。人類というものがあり、歴史に法則性があるのであれば、そこにヒントがあるはずです。歴史から見ていかないと始まらない。
歴史研究の良さは、その国が見えてくるということです。歴史なくして、国もないし、国と国との関係もない。フィンランドとかリトアニアにとっても、現在を知るということは過去を知ることであり、未来を知ることです。
過去の出来事は、一つの解が出ているので分かりやすい。それを基にして、さまざまな経路がありうる将来から、現在を変えていく。つまり、バックキャスティングしていく。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 7/9
(つづき)
未来予想が行動を促すと言われている。そこで、未来のシナリオを考えてみた。
パンデミックス
シーン1として、海外日本人を残留したままで、空港封鎖を行えるだけの事前準備を大使館設備で行えるようにする。常日頃から、現地に入り込めるようにして、「非常事態」に際しては、一緒に行動できるようにする。
シーン2として、中部国際空港のような、閉鎖された施設の中に、日本旅行者の受入設備をビジネスホテルなどの形態で準備。成田に対策本部を置き、海外の研究者とワクチンの開発を行う。
シーン3として、日本を隔離し、対応策を得た時点で、アジアへの救難活動を開始する。日本を隔離した目的を理解してもらう。診療団、NPO・NGO、自衛隊を効率的に展開して、アジアの中での存在を示す。
自動車産業
3年後の状況として、政府と一緒に単なる、景気変動として、「売る」体制を強化して、ニーズの先取りを実施する。市民にお金を使わせることができたが、個人主義に陥り、景気の変動幅が拡大する。
5年後の崩壊として、ハイブリッドとか電気自動車とかの「作る」技術だけに頼ってきたが、「使う」部分では、自動車離れを起こしていく。リアルな世界がバーチャルな世界に置いて行かれてしまった。
救われる道は、いち早く、市民の「使う」世界から「聞く」世界に入って、多様なニーズに対して、モノつくりと新しいマーケティングを提案し、公共も含めて、世界観を作り上げている。
今まで、歴史は偶然に任せてきたが、世界は変えていけます。
歴史における偶然と必然を考えた時に、偶然で決まれば、その方向に歴史は動くのか。本来の方向へ戻そうとするのか。本来の方向というのは必然なのか。社会的には必然だけど、そこの選択肢は偶然です。
私自身の存在が偶然であり、必然と見ているから、偶然から意図を読み取り、自分自身を変えてきています。過去はパラメーターの異なる未来とみなす。そうすると偶然が生きてくる。偶然は作れるのです。
私の基本は「孤立と孤独」です。自分も含めた世界を眺めるスタンスです。できるだけ、偶然を増すために、好奇心に則り、何でも観察し、調べ、探究心に変えていく。そうすると、未来が見えてくるのです。
(つづく)
未来予想が行動を促すと言われている。そこで、未来のシナリオを考えてみた。
パンデミックス
シーン1として、海外日本人を残留したままで、空港封鎖を行えるだけの事前準備を大使館設備で行えるようにする。常日頃から、現地に入り込めるようにして、「非常事態」に際しては、一緒に行動できるようにする。
シーン2として、中部国際空港のような、閉鎖された施設の中に、日本旅行者の受入設備をビジネスホテルなどの形態で準備。成田に対策本部を置き、海外の研究者とワクチンの開発を行う。
シーン3として、日本を隔離し、対応策を得た時点で、アジアへの救難活動を開始する。日本を隔離した目的を理解してもらう。診療団、NPO・NGO、自衛隊を効率的に展開して、アジアの中での存在を示す。
自動車産業
3年後の状況として、政府と一緒に単なる、景気変動として、「売る」体制を強化して、ニーズの先取りを実施する。市民にお金を使わせることができたが、個人主義に陥り、景気の変動幅が拡大する。
5年後の崩壊として、ハイブリッドとか電気自動車とかの「作る」技術だけに頼ってきたが、「使う」部分では、自動車離れを起こしていく。リアルな世界がバーチャルな世界に置いて行かれてしまった。
救われる道は、いち早く、市民の「使う」世界から「聞く」世界に入って、多様なニーズに対して、モノつくりと新しいマーケティングを提案し、公共も含めて、世界観を作り上げている。
今まで、歴史は偶然に任せてきたが、世界は変えていけます。
歴史における偶然と必然を考えた時に、偶然で決まれば、その方向に歴史は動くのか。本来の方向へ戻そうとするのか。本来の方向というのは必然なのか。社会的には必然だけど、そこの選択肢は偶然です。
私自身の存在が偶然であり、必然と見ているから、偶然から意図を読み取り、自分自身を変えてきています。過去はパラメーターの異なる未来とみなす。そうすると偶然が生きてくる。偶然は作れるのです。
私の基本は「孤立と孤独」です。自分も含めた世界を眺めるスタンスです。できるだけ、偶然を増すために、好奇心に則り、何でも観察し、調べ、探究心に変えていく。そうすると、未来が見えてくるのです。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 6/9
(つづき)
4.2.3 歴史の捉え方
ローカルな観点から歴史を捉えて、グローバルな関係との間に仮説をたてます。歴史の中の偶然は、必然だが、今後の偶然は作っていける。
歴史は案外、簡単かもしれない、と思える。
まず、大きな枠組みでとらえる。偶然で起こったことは、パラレルワールドでの必然と考えれば、進んでいる方向が見えてくる。エントロピー的な法則とか作用・反作用とか射影空間などでモデル化が可能です。
次に、偶然での歪みを補正していきます。指導者が文系ならば、彼らのやることは単純です。自分の周りだけで決めていきます。理数系の場合は、現象が跳ぶことがあるけど、、複雑性の考えを考慮すれば、その範疇にあります。
歴史のスタンスとしては、歴史の全てを知ろうと努力するのはムダです。“全て”は存在しません。サンプルから、大筋を作ればいいです。そのAct Globallyでもって、より多くの人にThink Locallyしてもらえばいい。
一つの見方が「歴史は繰り返す」ということです。
弱い者が強いものに勝ち得たかを分析しているが、その後のスターリンとは毛沢東を見ていると、ナチとの比較で弱かっただけです。むしろ、勝つと思われていたものが、なぜ、負けたのかを知るには題材になります。
ローカルのものはグローバルに従う。グローバルはローカル抜きに存立できず、ローカルによって構成される。戦争指導はグローバルの規律に従う。グローバルは変えざるを得ない。
ドイツ軍の侵攻をソ連軍が反撃に転じたスターリングラード攻防戦、「朝鮮戦争」も「ベトナム戦争」もカタチを変えて、現在も継続しています。ローカルがグローバルの立場になると、歴史は繰り返します。
歴史を記述するのは難しい。それを容易にしている、一つのサンプルが、ネールの『父が子に語る世界歴史』です。
1933年に書かれたとは思えない、新鮮な内容です。歴史に対する、問題意識は私と似ています。インドでの問題意識よりも、世界的な意識で論じている。
日本は不思議な国として書かれている。日本人は、インドが過去にしたように顧問弁護士になるためにではなく、科学者や、技術者になるために留学した。日本の満州侵攻の背景に関しても、世界に挑戦するためと書かれ、日本の状態について話した。
南北戦争を、ニグロを捕獲するための奴隷狩りで、はるかにそれをうわまわる数を殺さなければならなかった。
ドイツにおけるナチの勝利に対しても、その背後からのすさまじい力の盛りあがりであり、ヒトラーのもとに馳せ参じる人たちの数の多いことだと、1933年というナチが政権を奪取した時点に書いている。これは被害者意識を超えた、新鮮な観点です。
(つづく)
4.2.3 歴史の捉え方
ローカルな観点から歴史を捉えて、グローバルな関係との間に仮説をたてます。歴史の中の偶然は、必然だが、今後の偶然は作っていける。
歴史は案外、簡単かもしれない、と思える。
まず、大きな枠組みでとらえる。偶然で起こったことは、パラレルワールドでの必然と考えれば、進んでいる方向が見えてくる。エントロピー的な法則とか作用・反作用とか射影空間などでモデル化が可能です。
次に、偶然での歪みを補正していきます。指導者が文系ならば、彼らのやることは単純です。自分の周りだけで決めていきます。理数系の場合は、現象が跳ぶことがあるけど、、複雑性の考えを考慮すれば、その範疇にあります。
歴史のスタンスとしては、歴史の全てを知ろうと努力するのはムダです。“全て”は存在しません。サンプルから、大筋を作ればいいです。そのAct Globallyでもって、より多くの人にThink Locallyしてもらえばいい。
一つの見方が「歴史は繰り返す」ということです。
弱い者が強いものに勝ち得たかを分析しているが、その後のスターリンとは毛沢東を見ていると、ナチとの比較で弱かっただけです。むしろ、勝つと思われていたものが、なぜ、負けたのかを知るには題材になります。
ローカルのものはグローバルに従う。グローバルはローカル抜きに存立できず、ローカルによって構成される。戦争指導はグローバルの規律に従う。グローバルは変えざるを得ない。
ドイツ軍の侵攻をソ連軍が反撃に転じたスターリングラード攻防戦、「朝鮮戦争」も「ベトナム戦争」もカタチを変えて、現在も継続しています。ローカルがグローバルの立場になると、歴史は繰り返します。
歴史を記述するのは難しい。それを容易にしている、一つのサンプルが、ネールの『父が子に語る世界歴史』です。
1933年に書かれたとは思えない、新鮮な内容です。歴史に対する、問題意識は私と似ています。インドでの問題意識よりも、世界的な意識で論じている。
日本は不思議な国として書かれている。日本人は、インドが過去にしたように顧問弁護士になるためにではなく、科学者や、技術者になるために留学した。日本の満州侵攻の背景に関しても、世界に挑戦するためと書かれ、日本の状態について話した。
南北戦争を、ニグロを捕獲するための奴隷狩りで、はるかにそれをうわまわる数を殺さなければならなかった。
ドイツにおけるナチの勝利に対しても、その背後からのすさまじい力の盛りあがりであり、ヒトラーのもとに馳せ参じる人たちの数の多いことだと、1933年というナチが政権を奪取した時点に書いている。これは被害者意識を超えた、新鮮な観点です。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 5/9
(つづき)
旅では、エジプトについても、見解を得た。
一〇年後のエジプトの政治形態がどうなっていたいか、ガイドに聞いたところ、皆は34年続いている、政治形態にうんざりしているが、口に出すことが出来ない。ツーリズトポリスが無駄に多くいます。ペンをねだってきます。トルコと大違いです。人の配置を変える必要があります。
来年、選挙がある。大統領の息子が出馬する。選挙で大きく変わる可能性がある。本格的な観光立国にするには、政治形態は変わって欲しい。地域の知恵を最大限に生かして、楽しくて、安心して来れる国にして欲しい。
現代韓国の歴史認識を歴史教科書から探った。
日本の教材に比べて、グループでの調査・研究から結論を決めて方針が貫かれています。歴史を過去のことではなく、今のこととして捉えると同時に、カタチはマスメディアを使っている。誘導次第ではこわいモノがあります。
たとえば、ニュース速報を制作させる形態をとっている。
わが国の統一を知らせる仮想ニュース速報を制作してみよう。放送内容:10分以内の放送物制作とする。(1)統一現場の雰囲気を知らせる現場報道(2)私たちの統一を見つめる周辺国家首脳へのインタビュー(3)分断によるこれまでの苦痛を回想するインタビュー
日本への警戒心を喚起する内容も多い。
最近の日本総理の靖国神社参拝、日本の歴史敦科書歪曲問題、日本自衛隊の海外派兵のようなさまざまな現象に対して、わが国を含む周辺国家はかつての軍国主義の亡霊が復活するのではないかと憂慮している。なぜこのような現象が現れているのか調査してみよう。
(つづく)
旅では、エジプトについても、見解を得た。
一〇年後のエジプトの政治形態がどうなっていたいか、ガイドに聞いたところ、皆は34年続いている、政治形態にうんざりしているが、口に出すことが出来ない。ツーリズトポリスが無駄に多くいます。ペンをねだってきます。トルコと大違いです。人の配置を変える必要があります。
来年、選挙がある。大統領の息子が出馬する。選挙で大きく変わる可能性がある。本格的な観光立国にするには、政治形態は変わって欲しい。地域の知恵を最大限に生かして、楽しくて、安心して来れる国にして欲しい。
現代韓国の歴史認識を歴史教科書から探った。
日本の教材に比べて、グループでの調査・研究から結論を決めて方針が貫かれています。歴史を過去のことではなく、今のこととして捉えると同時に、カタチはマスメディアを使っている。誘導次第ではこわいモノがあります。
たとえば、ニュース速報を制作させる形態をとっている。
わが国の統一を知らせる仮想ニュース速報を制作してみよう。放送内容:10分以内の放送物制作とする。(1)統一現場の雰囲気を知らせる現場報道(2)私たちの統一を見つめる周辺国家首脳へのインタビュー(3)分断によるこれまでの苦痛を回想するインタビュー
日本への警戒心を喚起する内容も多い。
最近の日本総理の靖国神社参拝、日本の歴史敦科書歪曲問題、日本自衛隊の海外派兵のようなさまざまな現象に対して、わが国を含む周辺国家はかつての軍国主義の亡霊が復活するのではないかと憂慮している。なぜこのような現象が現れているのか調査してみよう。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 4/9
(つづき)
トルコをイスラムとヨーロッパの接点です。
ケマル・アタチュルクが国の平和と発展のためにはイスラム的な社会体制を捨て、徹底した西洋化を図ってきたが、半世紀にわたりトルコを受け入れないEUへの反発と共に、イスラム主義が噴き上がっている。
トルコは3つの力で作られた。(1)匈奴とかチンギスハンの中央アジアからの勢力、(2)アラブ社会からのイスラム教、(3)ギリシャ・ローマのヨーロッパのキリスト教、の歴史があったので、許容できる社会になった。
トルコのEU加盟については、ヨーロッパとイスラムというグローバル世界の確執を、トルコというローカル世界で、どのような変化を起こしていくかの実験が行われている。軸としてのトルコを見ていきます。
トルコは、イスラム世界とヨーロッパ世界とアメリカとイスラエルのすべてに関係しています。トルコがそれらの接点にいます。どっちつかずの弱さを強みに変えようとしています。その中でも、カギは対イスラエル政策でしょう。「ガザ侵攻」の非人道的な写真が掲載されていました。トルコ大統領の国連でのイスラム糾弾がアラブ世界の共感を得ています。
Global meets Localは安定と安心をもたらします。それをトルコで実験してもらいましょう。
ギリシャの分析も続けています。
EUの中にありながら、ギリシャではゴミの分別は全くされていない。モラルの問題よりも、インフラに対する考え方の違いです。コモンエリアを作るよりも個人の権利を優先する意識です。
インフラの構築が出来なかった。グローバリズムにとっては、欠点だった。超民主主義の世界では、ローカルが中心になるので、一気に利点になる可能性をもっている。
ギリシャ人は本を読まない。彼らは、ファミリーのこと、今日の暮らしのことしか考えていない。国のことも社会の未来も考えていない。
オスマントルコ時代の奴隷根性から脱していない、と分析しました。かなり、合っているみたいです。ギリシャの社会にサファイア循環を入れたら、次の世界に向けて大きく変わる。ギリシャにはかつて、アゴラがあり、直接民主主義があった。地方都市が栄え、競い合った。
「地球と地域と知恵を愛すること」が出来れば、新しい時代の先頭に立てるかもしれません。世界から自分たちがどう見られているかを知る努力、アテネ集中型ではなく、地域の観光レベルで競うこと、世界の人々に対して、新しいギリシャを示すことで支援を受けることです。
(つづく)
トルコをイスラムとヨーロッパの接点です。
ケマル・アタチュルクが国の平和と発展のためにはイスラム的な社会体制を捨て、徹底した西洋化を図ってきたが、半世紀にわたりトルコを受け入れないEUへの反発と共に、イスラム主義が噴き上がっている。
トルコは3つの力で作られた。(1)匈奴とかチンギスハンの中央アジアからの勢力、(2)アラブ社会からのイスラム教、(3)ギリシャ・ローマのヨーロッパのキリスト教、の歴史があったので、許容できる社会になった。
トルコのEU加盟については、ヨーロッパとイスラムというグローバル世界の確執を、トルコというローカル世界で、どのような変化を起こしていくかの実験が行われている。軸としてのトルコを見ていきます。
トルコは、イスラム世界とヨーロッパ世界とアメリカとイスラエルのすべてに関係しています。トルコがそれらの接点にいます。どっちつかずの弱さを強みに変えようとしています。その中でも、カギは対イスラエル政策でしょう。「ガザ侵攻」の非人道的な写真が掲載されていました。トルコ大統領の国連でのイスラム糾弾がアラブ世界の共感を得ています。
Global meets Localは安定と安心をもたらします。それをトルコで実験してもらいましょう。
ギリシャの分析も続けています。
EUの中にありながら、ギリシャではゴミの分別は全くされていない。モラルの問題よりも、インフラに対する考え方の違いです。コモンエリアを作るよりも個人の権利を優先する意識です。
インフラの構築が出来なかった。グローバリズムにとっては、欠点だった。超民主主義の世界では、ローカルが中心になるので、一気に利点になる可能性をもっている。
ギリシャ人は本を読まない。彼らは、ファミリーのこと、今日の暮らしのことしか考えていない。国のことも社会の未来も考えていない。
オスマントルコ時代の奴隷根性から脱していない、と分析しました。かなり、合っているみたいです。ギリシャの社会にサファイア循環を入れたら、次の世界に向けて大きく変わる。ギリシャにはかつて、アゴラがあり、直接民主主義があった。地方都市が栄え、競い合った。
「地球と地域と知恵を愛すること」が出来れば、新しい時代の先頭に立てるかもしれません。世界から自分たちがどう見られているかを知る努力、アテネ集中型ではなく、地域の観光レベルで競うこと、世界の人々に対して、新しいギリシャを示すことで支援を受けることです。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 3/9
(つづき)
4.2.2 国の歴史
国の関係は非常に微妙です。ドイツ、フィンランド、ロシアの相互関係一つとっても、ドラマになります。
フィンランドの歴史はいろいろ調べ挙げた。
複雑な形での戦争を行ってきた。日本・ロシアにおける韓国のように、近隣国同士がフィンランドの地で争っていた。レニングラード攻防戦、ソ連侵入とラップランド戦争、ソ連崩壊後のEUへの接近など揺れ動いた。
フィンランドを最初に意識したのは、図書館に人は集まることを聞いたときからです。ロバニエミ図書館になぜ、こんなにも人が来るのか。どういう教育なのか。「白夜の国の図書館」は図書館以上のものを持っている。個人が強くなることが生き残る条件になっている。
次にノキアの仕事が集合離脱出あることを聞いた。フィンランドがノキアに及ぼした影響と、ノキアがフィンランドに及ぼした影響を聞かせてもらいました。シスの精神、キートスでの笑顔とあいさつ。ラップランド人の自由奔放な生き方が基本になっています。
ロシアとの第1次フィンランド戦争が、彼らの勇気を示した。
1939年11月30日に人口370万人のフィンランドに、約50万人のソ連軍が攻め入った。ソ連軍に死傷者100万人という損害を与えながら、国土の10分の1を割譲して講和した。
フィンランド軍は自然を利用して、スキー奇襲隊と森を活用して、背後からソ連軍を襲った。捕虜になったフィンランド兵の数は全死傷者数66,387名(うち戦死21,396名)に対して、847名と極めて少なかった。
歴史は連鎖します。フィンランドの戦術を取得したソ連軍は、効果的なスキー部隊の活用、対戦車銃や機関短銃の大量配置、火炎瓶や木製地雷の活用、小火器用の不凍オイル、冬期の白色偽装をドイツに向けた。それがドイツ崩壊につながった。
(つづく)
4.2.2 国の歴史
国の関係は非常に微妙です。ドイツ、フィンランド、ロシアの相互関係一つとっても、ドラマになります。
フィンランドの歴史はいろいろ調べ挙げた。
複雑な形での戦争を行ってきた。日本・ロシアにおける韓国のように、近隣国同士がフィンランドの地で争っていた。レニングラード攻防戦、ソ連侵入とラップランド戦争、ソ連崩壊後のEUへの接近など揺れ動いた。
フィンランドを最初に意識したのは、図書館に人は集まることを聞いたときからです。ロバニエミ図書館になぜ、こんなにも人が来るのか。どういう教育なのか。「白夜の国の図書館」は図書館以上のものを持っている。個人が強くなることが生き残る条件になっている。
次にノキアの仕事が集合離脱出あることを聞いた。フィンランドがノキアに及ぼした影響と、ノキアがフィンランドに及ぼした影響を聞かせてもらいました。シスの精神、キートスでの笑顔とあいさつ。ラップランド人の自由奔放な生き方が基本になっています。
ロシアとの第1次フィンランド戦争が、彼らの勇気を示した。
1939年11月30日に人口370万人のフィンランドに、約50万人のソ連軍が攻め入った。ソ連軍に死傷者100万人という損害を与えながら、国土の10分の1を割譲して講和した。
フィンランド軍は自然を利用して、スキー奇襲隊と森を活用して、背後からソ連軍を襲った。捕虜になったフィンランド兵の数は全死傷者数66,387名(うち戦死21,396名)に対して、847名と極めて少なかった。
歴史は連鎖します。フィンランドの戦術を取得したソ連軍は、効果的なスキー部隊の活用、対戦車銃や機関短銃の大量配置、火炎瓶や木製地雷の活用、小火器用の不凍オイル、冬期の白色偽装をドイツに向けた。それがドイツ崩壊につながった。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 2/9
(つづき)
次の本は『ヨーロッパの100年』です。これはヨーロッパの都市を基準にしています
ヘルシンキでは、一九三九年から四〇年にかけての冬の戦争で、白い軍服を着てソ連軍に果敢に立ち向った。赤軍がいかに無能かということを立証した。何百万人のソ連軍は二十万人のフィンランド軍を制圧することができなかった。
ヴィリニュス【リトアニアの首都】は、あちこちに突如ドイツの家、アメリカの広告、イタリアのカフェ、スウェーデンのホテルが姿を現わす。まるでこの街が目に見えないガラスのドームで、冬から隔てられているかのように感じる。
イスタンブールは、古来より東と西の蝶つがいであり、ローマ帝国の最後の砦、ロンドンから北京までの間で最も豊かな大都市、中国のシルクロードの終着点、前方に押し出されたヨーロッパの灯台だった。
瞬間、ハンガリーを手放そうという意向が強かったことをいまのわれわれは知っている。最大の不安は動乱がブカレスト、プラハ、ペルリンにも広がることだった。
歴史の中で興味深い年が1989年です。
ポーランドは大国支配からの脱出した。“連帯”勝利より20年。以降、東欧革命の先頭を走ってきた。日本と同じ広さの国土に4千万の人口を持つ。激動は今も続いている。ドイツとロシアに挟まれ、アメリカとの関係も絡んでいる。
ルーマニアは流血革命を味わった。チャウシェスク大統領の銃殺と三日間の銃撃戦で千人以上の死者を出したが、共産党と決別していない。民主国家への苦闘は続いている。
チェコとスロバキアはふたつの道を歩いている。ビロード革命より20年。ルーマニアのような流血を避けたいという思いが無血で共産主義経済から資本主義経済に切り替えれた。4年後にはチェコとスロバキアは政治的に分断された。
(つづく)
次の本は『ヨーロッパの100年』です。これはヨーロッパの都市を基準にしています
ヘルシンキでは、一九三九年から四〇年にかけての冬の戦争で、白い軍服を着てソ連軍に果敢に立ち向った。赤軍がいかに無能かということを立証した。何百万人のソ連軍は二十万人のフィンランド軍を制圧することができなかった。
ヴィリニュス【リトアニアの首都】は、あちこちに突如ドイツの家、アメリカの広告、イタリアのカフェ、スウェーデンのホテルが姿を現わす。まるでこの街が目に見えないガラスのドームで、冬から隔てられているかのように感じる。
イスタンブールは、古来より東と西の蝶つがいであり、ローマ帝国の最後の砦、ロンドンから北京までの間で最も豊かな大都市、中国のシルクロードの終着点、前方に押し出されたヨーロッパの灯台だった。
瞬間、ハンガリーを手放そうという意向が強かったことをいまのわれわれは知っている。最大の不安は動乱がブカレスト、プラハ、ペルリンにも広がることだった。
歴史の中で興味深い年が1989年です。
ポーランドは大国支配からの脱出した。“連帯”勝利より20年。以降、東欧革命の先頭を走ってきた。日本と同じ広さの国土に4千万の人口を持つ。激動は今も続いている。ドイツとロシアに挟まれ、アメリカとの関係も絡んでいる。
ルーマニアは流血革命を味わった。チャウシェスク大統領の銃殺と三日間の銃撃戦で千人以上の死者を出したが、共産党と決別していない。民主国家への苦闘は続いている。
チェコとスロバキアはふたつの道を歩いている。ビロード革命より20年。ルーマニアのような流血を避けたいという思いが無血で共産主義経済から資本主義経済に切り替えれた。4年後にはチェコとスロバキアは政治的に分断された。
(つづく)
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4.2 歴史の分析 1/9
4.2 歴史の分析
Local meets Global、Global meets Localという歴史観を手に入れたので、そこから将来の歴史を見ていく。
4.2.1 歴史を学ぶ
エポックがあります。それまでの流れの「結果」であり、次の流れの「原因」です。
まず、ローカル・グローバルの歴史を見てみる。
過去は、それぞれの国がローカルに考え、生活し、そこで争ってきた。ヨーロッパは民族で国ができ、アジアは国があって、民族が生まれてきた。20世紀になって、国を超えることで大きな戦いになった。
現在は、アメリカの2階層が世界にどのような影響を及ぼしているかを分析します。下層部分は多様な人種が混ざり合おうとしている社会です。上層の部分は、世界を視野に単一化に向かおうとして社会です。
過去から現在と同じことが、将来に起こるわけはありません。無限から有限へ認識が替わることでインフラが異なります。それをパラメータとすると同時に、将来からのシナリオを描くことが重要。
サファイア循環で考えます。
ジャック・アタリによると、効率化を求めて、〈超帝国〉が出現する。それに抵抗して、個人レベルで、〈超ノマド〉が生まれる。〈超ノマド〉から〈超帝国〉への戦いが〈超紛争〉と捉えられる。
個人レベルから、グループ化することで、〈多極化〉が明確になる。グループでの集合知を活かして、効率的な近傍が生まれる。〈超民主主義〉として、国を超えていく。
改革を循環の中に位置づけると、「作る」は(1)テクノロジー、「売る」は(5)統治手段、「使う」は(3)市場機能、「聞く」は(4)クリエーターとなる。全体は(2)公平な社会と(6)超民主主義の実現となる。
歴史の本としては、『21世紀の歴史』をベースにしています
その中の記述です。「六つの改革は、(1)未来のテクノロジー推進、(2)公正な社会を構築、(3)市場機能の効率性強化、(4)クリエーター階級創出、(5)統治手段の強化、(6)超民主主義の誕生となる。」超民主主義に期待しましょう。
「人類が、市場を発明するまでの長い歴史:宗教・軍事・市場が人類史を動かしてきた三つの秩序。資本主義は、いかなる歴史を作ってきたのか? アメリカ帝国の終焉:史上九番目の「中心都市」の終末」
そして、<超>の世界です。帝国を超える〈超帝国〉の出現:民主主義・政府・国家を破壊する、支配者として、〈超ノマド〉の登場。戦争・紛争を超える〈超紛争〉の発生:世界の〈多極化〉。民主主義を超える〈超民主主義〉の出現です。
(つづく)
Local meets Global、Global meets Localという歴史観を手に入れたので、そこから将来の歴史を見ていく。
4.2.1 歴史を学ぶ
エポックがあります。それまでの流れの「結果」であり、次の流れの「原因」です。
まず、ローカル・グローバルの歴史を見てみる。
過去は、それぞれの国がローカルに考え、生活し、そこで争ってきた。ヨーロッパは民族で国ができ、アジアは国があって、民族が生まれてきた。20世紀になって、国を超えることで大きな戦いになった。
現在は、アメリカの2階層が世界にどのような影響を及ぼしているかを分析します。下層部分は多様な人種が混ざり合おうとしている社会です。上層の部分は、世界を視野に単一化に向かおうとして社会です。
過去から現在と同じことが、将来に起こるわけはありません。無限から有限へ認識が替わることでインフラが異なります。それをパラメータとすると同時に、将来からのシナリオを描くことが重要。
サファイア循環で考えます。
ジャック・アタリによると、効率化を求めて、〈超帝国〉が出現する。それに抵抗して、個人レベルで、〈超ノマド〉が生まれる。〈超ノマド〉から〈超帝国〉への戦いが〈超紛争〉と捉えられる。
個人レベルから、グループ化することで、〈多極化〉が明確になる。グループでの集合知を活かして、効率的な近傍が生まれる。〈超民主主義〉として、国を超えていく。
改革を循環の中に位置づけると、「作る」は(1)テクノロジー、「売る」は(5)統治手段、「使う」は(3)市場機能、「聞く」は(4)クリエーターとなる。全体は(2)公平な社会と(6)超民主主義の実現となる。
歴史の本としては、『21世紀の歴史』をベースにしています
その中の記述です。「六つの改革は、(1)未来のテクノロジー推進、(2)公正な社会を構築、(3)市場機能の効率性強化、(4)クリエーター階級創出、(5)統治手段の強化、(6)超民主主義の誕生となる。」超民主主義に期待しましょう。
「人類が、市場を発明するまでの長い歴史:宗教・軍事・市場が人類史を動かしてきた三つの秩序。資本主義は、いかなる歴史を作ってきたのか? アメリカ帝国の終焉:史上九番目の「中心都市」の終末」
そして、<超>の世界です。帝国を超える〈超帝国〉の出現:民主主義・政府・国家を破壊する、支配者として、〈超ノマド〉の登場。戦争・紛争を超える〈超紛争〉の発生:世界の〈多極化〉。民主主義を超える〈超民主主義〉の出現です。
(つづく)
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