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電算部のシステム開発の方向性は全然ダメ

未唯へ。例年だと、年休推奨日に従って、年末年始はお休みするけど、今年は出勤にしています。今の名古屋の方向性のなさに頭にきているので、せめて、自分だけでも将来方向を会社で考えたいと思っています。彼らと会社が心中するのは避けたいと思っています。

会社に行くと、色々なものが見つかります。その偶然から、何かを得るのが、私の得意技です。販売店システムの研究会の検討結果の資料を見つけました。

別のグループが一年がかりで作成した内容の報告です。基幹系の中長期の計画を販売店に示すと同時に、電算部と販売店部との合意形成のための報告です。

「システム開発の方向性」で示されていたのは、基幹システムおよびインフラの延長とコスト低減への努力だけです。販売店を取り巻く、社会の変化はまるでなく、10年前と同じことを前提しています。

個別テーマは、①ケータイ活用、②お客様情報の活用強化、そして、③クラウドの紹介です。①については、先週メンバーから内容を聞いています。その内容は数年掛って、2つのアプリのシステム開発するという、従来型のアプローチです。②については、来年から1年掛って導入するシステムを使えるようにすることです。「作る」ことが主体の電算部と電算メーカーに主体の計画で、「使う」ことが望まれる販売店のメリットが明確になっていません。

クラウドの紹介も、かなり、否定的です。基幹系システムというのは、高い信頼性・セキュリティが必要(ガチガチのこと)、競争力確保のため、カスタマイズによる差別化が必要(独自性が出せない標準化のこと)、内部、外部の連携が多い(単に整理されていないだけ)、長く継続的に使用(変えられないこと)が要件だから、使用できないという、電算部の見解が出されていた。

電算部の発想は貧困です。クラウドにしても、捉え方が間違っています。。こうして、「変化のきっかけ」は潰されていくのです。グローバルからローカルへの支援という考えがなく、作ることだけをしか眼中にない。作ることよりも、今後、販売店がお客様とどういう関係を作り出していくのか、その時にデメリットがすべて、メリットに変わります。

個人から、対案を出していきます。5年後の販売店システムからバックキャスティングしていきます。販売店が勝ち抜けるシステムを志向します。イントラから、安く切り替えます。
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