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次世代OPACは「Library2.0」を実現する

未唯へ。あなたは、私の趣味を知っていますか? それは「考えること」です。26年前に、東富士に赴任時に、あいさつを考えている時に分かりました。大学の時、電算部の時の反省も含めて、私のブランドは「考えること」だと、壇上からあいさつしました。そして、その趣味をここ(東富士)で発揮すると述べました。

私の仕事も「考えること」です。だから、趣味と仕事が一緒になっています。仕事であることが見つかると、それを趣味で全領域に拡大して、抽象化した上で、具体的なモノの異なる視点から展開していきます。

その意味で、「超アナログ」は考えには、ちょうどいい大きさです。

「超アナログ」はデジタルと「超デジタル」の間に存在します。空間で考えると、「超アナログ」の各点を全体が支援するレベルであるが、「超デジタル」になるには、各点が全体を持つことが必要になります。各点にリテラシーと緊張感と発想の転換を要求します。

各点が自覚しないといけないのは、「部分は全体よりも大きい。部分は全体を理解したうえで、強くなるか。ローカルがいかに強くなるか。それに対して、全体の座標をどのように与えるのか」ということです。それによって、世界は救われます。

その教育をするためには、図書館を有機的に活用した、生涯学習の広がりが必要です。

本は集合か、点かというと、本来は集合でしょう。それを点と見るとあまりにもでかすぎます。そこから、世界を述べています。その観点でソーシャルタグの世界が広がります。それを空間を意識せずに使っています。空間を意識すると、巨大な力になります。商売になります。

図書館システムを生涯学習につなげていくには、行政を活用した、図書館クラウドが必要になります。その発想と、同じ感覚の本を見つけました。『情報アクセスの新たな展開』007.58ニホの「次世代OPACの将来像」です。

 その中で、「Library2.0」の考えを示して、「どのような機能を実装するか,どのような技術を使用するかではなく,提供者主導のサービス提供から利用者指向のサービス提供へというパラダイムの転換であり,また,時代の流れに迅速に対応するフットワークの軽さである」と述べている。

社会は変わろうとしています。「超アナログ」だけでなく、「超デジタル」まで発想を伸ばして、見ていきます。
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