goo

ライブラリはTGAL方式が最適

ライブラリのデータ転送方式について、電算部が良くわからないというので、メーカーを交えて、再々説明を行いました。

この方式に私はTGAL方式と命名しています。TGALというのはThink Globally, Act Locallyの頭文字を取ったものです。市民参画のT-GALsと同じ語源です。

6千箇所に、1Gを夜間8時間以内に配送が終わりために、どのような方式があるかを考えました。それをThink Globally, Act Locallyで考えました。

今は衛星で配信しています。これは、中央から画一的に配ります。つまり、TGAG方式(Think Globally, Act Globally)です。これを地上で行うためには、大きな集約サーバと太い回線が必要になります。これでは、6000×1GB×8時間の要件は満たせません。3日ぐらいかかってしまいます。それを補うために、途中に中継ポイントを入れる方式があるけど、ネットはシンプルで安いのが売りだから、そんな投資はできません。

次に考えられるのが、TLAL(Think Locally, Act Locally)です。あまり、全体のことは考えずに、何しろ「ピアtoピア」でパソコンからパソコンに配りましょうというものです。これなら、他の4台に1時間かかったとしても、7時間で1台→4台→16台→64台→256台→1024台→4098台→16392台となり、8時間以内に達成できます。欠点はネットワークコントロールされていないので、どこに何が配られたか分からないのと、ネットワークでのセキュリティで自由にはピアtoピアはできません。

そこで、TGAL方式です。本社まではTGAGで行い、販売店単位でTLALで行う方式です。その際に、全てのコンテンツの動きも押さえます。管理レベルを上げておきます。これを一方的なプッシュ型で行うのではなく、それぞれのネットワークの回線状況と負荷に応じて、プル型にします。

TGAL方式を使えば、全体の管理レベルが上げられると同時に、個別の課題へも対応できます。コンテンツのリカバリは、衛星では個別に行えずに、CDを郵送するカタチで行っていたが、TGALでは、全てのMu-Boxの内容は把握できるので、近くのMu-Boxからピアtoピアで自動修復が可能になる。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )