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名古屋ゴミ対策での市民参画

未唯へ。市民参画は難しいですね。

518.52タナ『循環型社会への処方箋 資源循環と廃棄物マネジメント』のなかの一箇所に「中部リサイクル運動市民の会」の記述があったので、NPOと市民参画という観点で、この本のOCR化をしていた。内容は、

『実行委員会の事務局は、名古屋でごみ減量化対策の原動力の1つとして活動を展開してきており、産官民の厚い人的・組織的なネットワークを有するNPO法人「中部リサイクル運動市民の会」に設け、名古屋大学大学院環境学研究科を通じて研究者との密接な連携・協力体制を構築した。』つまりは、事務局ですね。

この4年来の環境学習設備の付き合いで、「中部リサイクル運動市民の会」の代表のHAGさん、NAKさんとかSAKさんの人となりはかなり理解できています。SAKさんは結局、環境学習設備を請け負うことになり、6月オープンに向けて活動中です。名古屋ゴミ問題では、大きな役割をしたと聞いているし、「名古屋は成功した」と聞いています。だけど、この本の中ではNPOが出てくるのは、この一箇所だけです。NPOの役割がハッキリしないのでしょう。

この本の中では「市民の主体的参加による循環型社会の提案」がうまくいったということです。つまり、市民参画ができたと言っています。

『2003年から2005年までの3年間、名古屋をフィールドに、参加型会議の一種であるハイブリッド型会議手法を用いた「市民が創る循環型社会フォーラム」を、社会実験プロジェクトとして開催し、市民の主体的参加による循環型社会の政策提案づくりを試みた。』『従来型の行政のイニシアティブによる政策形成手法、例えば、行政計画の策定段階でのパブリックコメント、ヒアリング、傍聴、公募委員としての参加などが、この面での成功を収めているとは考えにくい。』

私も従来型の市民参画を志向してきたけど、いまだ、姿が見えていません。「循環型社会フォーラム」も各利益団体と専門家(環境)と市役所でキャッチボールを行っただけで、“本当の市民”がリスクを負って、参画していません。何をしたらいいのか?

今回の環境学習設備でも、「中部リサイクル運動市民の会」が経営するカタチになっている。これを本当に市民参画にしていくために、何をしたらいいのか、が問われています。やはり、「環境に関する審議会」に応募します。
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