南海四国フェリ－

　日本が島国であるのは周知のことですが、かっては青函連絡船や宇高連絡船という鉄道会社（＝国鉄）が船舶部門も併設するという形態で、島と島を結んでいました。連絡船にはレ－ルが敷いてあって、貨物列車等はそのまま船に乗り込むことが出来たわけです。

　昭和63年には、その連絡船も廃止されて、トンネルや大橋が島と島とを結ぶ交通手段となって今日に至っているのですが…　そんな中で南海四国フェリーは、現在も残る数少ない鉄道連絡船で、南海電車の子会社が運営しています。それに先月の7日乗って来ました。

　和歌山港と徳島港との間の所要時間が、２時間かかりますので、大阪から明石大橋経由で徳島へ行くバスの方が、少し早く着くようですが、まだまだ活躍の場は あると思います。最近は減便続きで、廃止の声もチラホラ聞かれていますが、利用者が激減しているということもないようですから、まだ当分は大丈夫でしょう。

　2時間かかる船を1時間の高速船に置き換える等、改善策も検討されているようですが、そうなればバスより早く利用も回復するでしょう。


　↑　3月7日南海電鉄和歌山港駅にて　南海電車越しに見えるフェリ－