高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

こんぶ土居通信 15号

2006-06-28 | 農業・食育・食文化について

 以前にも書かせて頂いた中国での養殖昆布について、土居さんがより詳しく書かれたものを公開しても良いとおっしゃってくださったので、発表させて頂きます。「_no.15_(輸入昆布) 18_年 6 月.doc」をダウンロード

 土居さんから頂いたメッセージの抜粋です。-農業が栄えてこその豊かな田園風景。漁業が盛んであってこその活気ある海辺の暮らし、そういったものが金の力の前に消えていくのはやはり悲しいことですね。 森田さんも私も、料理人だからこそ分かったこと、昆布屋だからこそ分かること、があるとしたら、それを多くの方に理解してもらうように発信していくことは非常に重要ですよね。誰かが「人に伝えることが有る人は幸せだ」と言っていました。プロして、人に伝えるべきことをいつも持っていたいものです。

 こんな高い志を持った方が、大阪の食文化の下支えとなる昆布を守ってくれていると思うと、とてもうれしい限りです。高度経済成長下の日本ではないかもしれませんが、その文化はとても素晴らしいものだと思っています。一流ブランドの服や装飾品も良いですが、普段の食生活を豊かにすることも贅沢にも目を向けて欲しいと思う近頃です。

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2 コメント

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こんばんは! (koji)
2006-06-29 19:08:04
こんばんは!
普段の食生活が豊かな状態って、
これ以上ないというくらい贅沢な気がするんですが。。。
なかなか賛同してくれる方は多くありません。汗
ブランド品で着飾っていても、
食についてまったく無頓着な人、
けっこう多くてなんだか悲しいなぁと思ってしまいます。
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書き込み、ありがとうございます。 (森田 龍彦)
2006-07-03 12:20:28
書き込み、ありがとうございます。

 おっしゃる通りですね。
 
 食には、関心を持たれている方も多くいますが、流行どまりの方が多いのが残念ですね。

 なかなか、難しいとは思いますが、
もっと日常の食事を大切にしてもらえると、
嬉しいのですが。
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