高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

大有研の世話人会と食育講演会

2008-08-31 | 筆者の徒然なるままに

土曜日は、大有研の世話人会。 今回は、本町の幸福粥店さんにて。

 去年、仕事で行った香港の食堂さながらの店内。 あー、なんだか懐かしいなー。
 いろいろな種類のお粥があり、これからの季節には嬉しいですね。 御馳走様でした。

  9月も6日の梁守さんの畑での講習会や 21日は新金岡の畑での、交流会を兼ねた収穫祭を開催します。10月4日には、枚方の農園 杉・五兵衛さんの訪問します。
 たくさんの方に参加してもらえると嬉しいなー。

 で、世話人会終了後、
 茶道の先生が講師を務められた食育の講座を受講しました。

 食に対して、とても精通した方ですし、最近は人前で話したりすることも増えたので、 いろいろと勉強になりました。
 
 今は自分の料理を模索しながら、食文化の本などを読みながら、ノートにまとめたりしています。 いろいろと体験して感じたことと、書物などを通じて学んだこと。 感覚だけでなく、知識だけでなく、 もっと自分にフィットしたものを自分の中で確立したいです。

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河内鴨の旨煮

2008-08-28 | 料理日記

Photo 先週の金曜、まゆのあなは予約だけで満員御礼。

 この日は、枚方から知り合いの生産者の方が来店してくれました。 新規就農で頑張る、若手の有機農家の手塚さん。

 ロハスナイトやファーマーズマーケットにも協力してもらっていて、 これからも頑張ってもらいたい、大切な仲間の一人です。なので、私も現在の私のベストの料理を食べてもらいました。

 なかなか料理人としての私の料理を食べてもらう機会がないのですが、農業や食を大切にする共通の思いとは別に、料理人としての技量を感じてもらえて、「この人に自分の食材を託したい。」と思ってもらえる、これがプロの料理人の私の最低条件。

 今の活動が、食に携わる料理人としても人間として成長するのに大切なことだということを自分自身で証明しないと。

 で、今回の初登場は、河内鴨の旨煮と冬瓜ふくめ煮・すくま南瓜胡麻田楽味噌のせ・プチトマトの麦酒煮。
 
 鴨は低温調理でロゼに仕上がって、鴨のしっかりした旨みと干しエビを下支えにした冬瓜の繊細な味、濃淡の味を感じながら、トマトの甘みに苦味の余韻、最後に南瓜の甘味にゴマと味噌の風味が引き締める、といったイメージですが、どうでっしゃろか。

 この料理を食べた後に、これに負けないように明日から頑張ろ!と思って頂けたら、料理人冥利につきます。

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新金岡の畑から。

2008-08-25 | 農業・食育・食文化について

今日は久しぶりに大有研が運営する新金岡の畑に。
最近、なかなか週末に時間が作れなかったので、久しぶりです。

Dscn4160  久しぶりの畑はすっかりの夏の終わりを迎えていて、そろそろ秋・冬野菜の準備に。今日は、夏野菜の収穫と大根や人参のための土作りを少ししてきました。

Dscn4167  この日は南瓜・茄子・大葉・ピーマンなどが収穫出来、トマト・白茄子なんかを周りの方から頂戴しました。

 今年から大有研のスタッフのお陰で、ようやく一夏を通じて野菜の栽培を続けることが出来きました。大有研の活動に携わった当初から、この畑を自分たちでちゃんと運営したいと思っていたので、いろいろと課題はありますが、まずは上出来のスタートだと思います。

 この畑の管理を手伝ってくださる有機農家今野さんからも、お褒めのお言葉を頂き、この畑は野菜を栽培することも大切だけど、たくさんの人が土や野菜にふれあうことが一番の目的。と同じベクトルをもって、臨んでくださっていることも嬉しかった。

 そして、いろいろな活動や企画の準備のためになかなか現地に足を運べないことや多くの仕事を負担してもらっている若いスタッフが、とても前向きに取り組んでくれていて、幸せな気持ちになりました。

 それぞれ、いろいろな仕事などを抱えながら、でも少しずつ力を出し合って。人の縁や農の大切さを感じる活動つむいでいく、ほんとうに素敵な団体だと思います。

 まだまだ発展途上ですが、この畑は大有研にとっても、自分にとっても大切な場所、地に足をつけることが出来る場所になるような気がしています。

 料理人としても、より食材に対しても、生産者の方に対しても、深い思いを持つことが出来てるように思います。

 来週から少しずつ秋・冬野菜の準備を進めていきます。もし、こんな思いを共有したい方がおられましたら、ご連絡ください。

 追伸ー帰宅後、ちゃんと子供達一緒に公園で遊んで、一緒にお好みを作って食べて、私が一番最初に寝てしまいました。。。

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第三回農塾 「梁守農園さんによる栽培講座]

2008-08-22 | イベント案内

実際に農業をしている中でたくさんの問題点があると思います。
そんなたくさんの疑問や問題を梁守農園さんが丁寧に説明、解決してくれます!きっと今まで以上に栽培方法の技術を磨いて頂けると思います。ぜひ、ご参加ください!

タイムスケジュール
開催日 9月6日
12時 大阪モノレール彩都西駅 改札前集合
    その後、梁守さんの農園に移動。(畑まで送迎致します。)
12時30分 苗植えを通じて、梁守さんより野菜の栽培などの方法のレクチャー。
14時30分  作業終了 質疑応答の時間とします。
15時 講義終了 予定

参加費 一般2000円 会員1500円 

天候等の都合で時間が変更になるかもしれまんが、変更時にはブログ等で告知させて頂きます。

●梁守壮太さん
「命の源 野菜の魔法使い」厳選の苗や肥料、とことんこだわった栽培方法でとびきり美味しい野菜は有名レストランから、引っ張りだこ。その野菜から感動と喜び、人の輪までつくる野菜人。
http://<wbr></wbr>blog.y<wbr></wbr>anamor<wbr></wbr>inouen<wbr></wbr>.shop-<wbr></wbr>pro.jp<wbr></wbr>/

■イベントの申し込み・お問い合わせ
大阪府有機農業研究会(TEL&FAX)06-6864-1026
e-mail:daiyuken@hotmail.com

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久々の能勢

2008-08-18 | 生産者訪問

先週の日曜日は久々に能勢に。
大有研の農塾の第一回目は、能勢の尾崎零さんの畑見学と交流会です。
 
 ずっと体調不良が続いていて、前日まで行くかどうか正直迷ってました。いつも通り、13時前に帰宅。その後、ほとんど寝る時間もなく、早朝に出発。家族からもなんで、そんな状態で行くの?と。

 でも、やはり会いたい人がそこにいる、皆とやり遂げたいことがそこにあるのです。

Dscn4130  まずは、尾崎さんに久しぶりに会う。
 私の有機農業運動の師。そして、我が家に野菜を届けてくれる、 生命共同体。幾つかの大切な出会いの一つ。 久しぶりに会っても、相変わらず元気。
 いつも自分らしく生きることの大切さ、第一歩を踏み出すことの大切さを教えてくれる人。

 そして、イベント終了後に、もう一人私の大好きな人に会いに行く。スガワラさん。

 凛とした姿は、周りの憧れの的。僕も憧れています。
 その瞳は厳しい中に、とても豊かな優しさが溢れている。最後に言ってくれた、体調大丈夫、と言ってくれた言葉で、なぜかスッーとした感覚を感じました。

 30年前、有機農業を始めた時は、尾崎さんもスガワラさんも変人扱い、絶対に無理だと言われたそうです。
 でも、今でのたくさんの失敗(経験)を乗り越えて、こうやってたくさんの人に感動をプレゼントしています。 短い時間でしたが、いろいろと話をすることが出来て良かった。

Dscn4129  あれほどバテバテだったのに、少し体(心かな?)が楽になったようです。
 ひぐらしの声を聞きながら、そよ風の存在を感じながら、やはり自然とふれあうことの大切さ・人の縁を改めて感じました。
 
 消費することだけが生産者の方を助けることにはならない、もう一歩踏み込んで、共に歩むことが出来る信頼関係を築けないと、本当に自分たちのために食べ物を作ってくれる人がいなくなります。
  自分自身も、「こいつのためやったら頑張ろ」と思ってもらえるような人でありたいと思います。
 
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