高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

日本酒事始め2008

2008-03-29 | お酒について

2008  今年もリーガロイヤルの日本酒事始にお邪魔しました。

 大阪の酒蔵さんが大集合する貴重な機会。今年で3回目になりますが、ずっと参加しております。
 もちろん、参加されたすべての酒蔵さん蔵見学は行ってますし、結構顔みしりの間柄になってきました。

 今年一年でも、各蔵の皆さんいろいろな変化があったようです。
 
 蔵主自ら酒造りに取り組まれる蔵、若い後継者の方や蔵人が杜氏として酒造りを始めた蔵、自家製の酒母で酒造りに挑戦された蔵に、新たな酒米を使っての酒造りに臨んだ蔵、などなど。

 まだまだ大阪のお酒は知名度が全体的に高くありませんが、決して他の府県のお酒と比べても遜色はないと思います。

 もちろん、良くない酒を無理に飲むことはないですが、大阪の地酒と大阪の食材のマリアージュを楽しむのもなかなかのものです。

 飲まずに敬遠するのではなく、飲んで大阪の酒の変化を楽しむのも一興だと思いますが、如何でしょうか

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追悼

2008-03-28 | インポート

 先週末、ある農家さんのお父様のお通夜に参列しました。

 私がよく語るエピソードですが、料理人になって初めて畑にお邪魔させて頂いた生産者さんでした。

 その生産者さんの畑は、我が家から自転車で10分ほど。
 まだ4歳だった長男と0歳の次男を連れて突然お邪魔したのですが、とても快く対応してくださいました。

 長男は天王寺蕪を絵本の「おおきなかぶ」さながらに、全力で引っこ抜いてました。
 
 次男は、いつの間にか天王寺蕪の葉をかじってました。

 もしかしたら、自分が探していた伝えたいものの一つがこれからも知れないと、思った瞬間でした。

 あれから月日が過ぎ、いろいろな生産者の方に支えてもらいながら、料理人としても人としてもやりがいを持って生きることが出来ています。

 あの出会いや感動がなかったら、今の自分は無かったのかもしれません。

 心よりご冥福お祈りいたします。     合掌

 

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有機なイベント

2008-03-26 | イベント案内

 いよいよ、今週末に迫ってきました、大有研の総会。

 総会といってもそんなに堅苦しくなく4月からのイベント告知や目標を発表したり、前代表の尾崎零氏の講演があったりします。

 尾崎氏は卒サラ後に全国的に活動されている、能勢の有機農家さんです。今、農業がそのような方向性に進んでいこうとしているのか、ダイナミックな視点でお話してくれると思いますので、私自身も楽しみにしています。

 総会、交流会、どちらか一方の参加でもOKです。いろいろな出会いや気づきもあるかと思いますので、是非ご参加ください。

日時:2008年3月30日(日)
場 所:大阪市生涯学習センター
    (大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第二ビル5階 第4研究室)
アクセス:JR東西線・北新地駅、JR・大阪駅
     地下鉄・西梅田・梅田・東梅田
総 会:午前10:00~12:00
講 演:大有研前代表 尾崎 零氏
定員:40名


午後からランチをかねて交流会を開催いたします。
皆さんで楽しいひと時を過ごしましょう。
交流会のみの参加も可能です。

日程:3月30日(日) 午後13:00より
店 舗:四季自然喰処たちばな
   ヒルトンプラザ イースト店 http://<wbr></wbr>r.gnav<wbr></wbr>i.co.j<wbr></wbr>p/k082<wbr></wbr>325/
場 所:大阪府大阪市北区梅田1-8-16 ヒルトンプラザB2
アクセス:JR大阪駅 徒歩5分 
     地下鉄御堂筋線梅田駅 徒歩5分 
     地下鉄四ツ橋線西梅田駅 徒歩2分
参加費:2千円 
定員:40名
申込み・お問い合わせ:大阪府有機農業研究会
           (TEL/FAX)06-6864-1026

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小さな応援団からのメッセージ

2008-03-23 | 農業・食育・食文化について

 先日講師を務めた中学校の生徒達から、私宛への感想文が届きました。

 いつもとは異なるだろう、丁寧な文体に少し笑ってしまいました。なにせ、拝啓から始まって 時候の挨拶まで書いてますから。

 内容は、思った以上に長く、丁寧に、そして具体的に書いてあり、少しびっくりしました。

 出汁の飲み比べて、改めて昆布と鰹節の出汁が美味しかったこと。
 料理人の仕事は時間が長いことや、途中でやめる人が多いこと。
 食べてくれる人の笑顔のために、頑張ってもイイな、と思ったこと。
 私が料理の事を本当に楽しそうに話していたこと。などなど。

 皆、凄く素敵な感想を書いてくれました、ありがとう!!

 今、少しでも食材のことや食事のことを知ってもらって、食自体を大切に思ってくれる人を増やさないと、 これから食べ物を取り巻く環境はますます悪くなっていくよー。

 もっと遊びたい、眠りたい、ラクしたい、効率よく生きたい、カッコつけたいと思うこともあるけど、今はぐっと我慢の時。
 応援してくれる方達に応えることが出来る様に、 自分自身にかかげた目標を達成出来るように、 今は一個人としても、料理人としても一生懸命に地力をつけますね。

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プロが教える家庭菜園のコツ&ビオワインのお店での交流会

2008-03-22 | イベント案内

Dscn3657_2  先週の土曜日に箕面で活躍される農家 梁守さんを迎えて、家庭菜園に役立つ栽培方法の講義をしてもらいました。

 私の家でも少しですがベランダで植物を栽培していますが、なかなかうまく行かないことが多いですよね。ベランダの小さなスペースではありますが、身近に植物の成長を感じることはとても有意義なことじゃないかな、と思ってます。

Dscn3658_2  講師の梁守さんは、おいしい野菜を作るのはもちろんですが、その栽培理論が他の方と一線を画しています。私もいろいろと生産者さんを巡りましたが、その栽培理論には驚かされることばかり。なかなか、栽培ということを理論的に突き詰めていくことは難しいのですが、それをちゃんと伝えることができる数少ない生産者のお一人だと思っています。

 今回はポットで、ラディッシュの栽培にチャレンジです。

 水やりのタイミングや肥料の配合、購入する種のアドバイスなど、とても参考になる内容となりました。いや、私のいろいろと学ばせて頂きました。

Dscn3660  その後、パシオン・エ・ナチュールさんで、交流会。

 店長の今尾君セレクトのビオワインと、100%桃ジュース。(特にこの桃ジュースは、女性の参加者の方には大人気でした。)

 料理は、梁守さんの小松菜やほうれん草などを使って、超人気店のサグラの溝口君が特別に用意してくれました。(お店忙しいのに、多謝。)参加された皆さんのアンケート、どれも大満足の結果でしたよ。

 忙しい中、いろいろな資料などを用意して下さった梁守さん。講義の内容はとてもわかりやすくて、さすがでした。今年の夏は若手農家さんに向けて、梁守理論を参考にして、これからの糧にしてもらえうような講義を考えたいです。本当にお疲れ様でした。

 我が家でも早速、チャレンジ。自家製のラディッシュのサラダ、今から楽しみです。

 

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