高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

『野菜万歳』現代風俗研究会編

2008-06-26 | 農業・食育・食文化について

 執筆、メジャーデビューです。

 『野菜万歳』現代風俗研究会編 、http://<wbr></wbr>www.bk<wbr></wbr>1.jp/w<wbr></wbr>ebap/u<wbr></wbr>ser/Dt<wbr></wbr>lBibCo<wbr></wbr>llecti<wbr></wbr>onList<wbr></wbr>.do?bi<wbr></wbr>bId=30<wbr></wbr>13811
「料理人にとっての野菜」 森田龍彦 著 という形で寄稿させて頂いております。

 昨年にコナモン協会会長の熊谷さんから依頼があり、執筆しました。ほんと、私以外はそれぞれの食文化の分野で 第一線の方ばかりですし、現代風俗研究会という聞きなれない団体名も、後日凄い人の集まりだと知りました。。

 現在、月間で大阪の生産者の方をご紹介したコラムも書かせて頂いておりますが、こうやって一般の書店でも販売される書物に、自分が執筆したものが、食文化をテーマにしたものに掲載されるということは本当に有難いことです。

 料理人として、おいしい料理を作ることと同じくらい、食文化のことを知ること、伝えることが大事だと気づいてからの、わずかばかりですが、自分なりの経験談が綴っております。

 また、この文中に、天神坂のおやっさんを言葉が引用した文が数箇所あります。もちろん、ご本人にも読んで頂き、了承を頂いております。なので、私個人としても、とても思い入れのある内容となっています。

 さすがに、私個人の文章だけなら、恥ずかしくお勧め出来ませんが、私以外の方の食文化論を楽しんで頂くついでに、私の文章も読んで頂ければ幸いです。。。
(もし、読まれた方がおられました、ご感想お願いします。。)

 典座教訓には、日常の行い、特に食べ物を作る・食べるという生きるうえでもっとも根本的な行いから、悟りを開くことが出来ると記されております。飲食という、食べ物に携わることを生業にしているからこそ、美味の追求しながら、食文化の探求も大切なのだと思うこの頃です。

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ブログ 3周年

2008-06-21 | 筆者の徒然なるままに

 先日、このブログを書き始めて3周年を迎えました。

一番最初の書き始めは、こんな感じでした。http://naniwa-yasai.blog.ocn.ne.jp/ryourinin/2005/06/index.html

 今もそうですが、はじめはほんと手探り状態で、とにかく自分が一番大切にしたいもの、信念をもって取り組めるものは何か、を探し学びながらの活動でした。

 その中で、人の出会いや書物などで得た知識や感動は、自分の大きな支えや刺激になり、それがあるから今も継続して活動出来ているように思います。

 この数年で、大阪府有機農業研究会の代表や浪速魚菜の会の理事を務めさせて頂き、少しずつですが個人の存在だけでなく、公人としての側面も持つようになり、そのことが更に自分のモチベーションを高めています。

 自分の存在が多くの会員の方を代表しているということで、普段からの立ち振る舞いや志もさらに高く、という思えています。

 いろいろな方のご支援、ご指導のおかげで、今は料理人の活動の中にコラムの執筆や料理教室の講師、レシピの提供などもさせて頂いていて、料理の文化史や歳時、栄養なんかも意識する機会を頂いて、ほんと幸せです。

 私自身は、特に才があるわけでは無いです。

 むしろ、不器用だからこそ、絶えず努力することを怠ってはダメだと思っています。そんな私でも、多くの理解者を得ることが出来たのですから、食に対して真摯に取り組めは、誰でも結果はついてくると思っています。ただ、その志を維持・発展し続けることの難しさはいつも感じていますが。。

 最後に、このブログはあくまで私の備忘録です。

 たくさんの方に見てもらいたいとも思いますが、それで帰って人目を気にしたり、束縛されるのはもったいないので、今後ももう少し更新時期を短くしながらも本音を書いていきたいと思っています。

 今後もご贔屓にお願いします。

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第四回 若手勉強会。

2008-06-19 | 農業・食育・食文化について

 今回は、信楽の陶芸家さん・秋鹿の蔵人さん・犬鳴ポークの生産者・裏千家の茶道の先生・私の五人。

 前回は、日本料理の変遷について少し意見交換しましたが、今回は自身の仕事を取り巻く「期待と課題」。

 今回一番感じたことは、時代の変化。
 茶道でも陶芸でも、必要とされるものは絶えず変化していきます。また、畜産を含めた農業を取り囲む環境も年々変化していってます。

 その中でいかに自分や周りの方に納得してもらえるレベルを保つことが出来るか。「必要とされ続ける」ことを維持しながら、さらに進化することの必要性を感じました。
 またそのためには、やはり自分が携わる仕事の使命というか、存在意義みたいなものをしっかりと自分の中に持っておかないといけないな、とも感じました。

 しかし、参加者の皆さんほんと博学です。特に、食の根本である、農については とても詳しいです。流石やなー。


 最近、ばたばたと忙しい日が続いていますが、こうやって素敵な方々と出会い、お互いを高めあうことが出来る環境に、ほんと感謝です。 いや、この環境に甘えず、さらに自身を高めないと、まだまだ自分の目標にはたどりつけないです。

 今から、次回の陶芸家さんの勉強会が楽しみです。それまで、少しは勉強しておかないと。。。

 追伸ー今回の会場の「四季菜久富」さん。
     肩肘はらずに、お客様のおもてなしに使われるには最適のお店だと思います。ご馳走様でした。
   http://<wbr></wbr>www.ts<wbr></wbr>ujicho<wbr></wbr>.com/o<wbr></wbr>ishii/<wbr></wbr>restau<wbr></wbr>rant/R<wbr></wbr>esultD<wbr></wbr>etail.<wbr></wbr>do?sto<wbr></wbr>reId=1<wbr></wbr>5260

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南大阪めぐり その2.

2008-06-16 | 生産者訪問

 津村さんとお別れしたのち、7月に河内長野で行われる魚菜の会の打ち合わせと会場の下見。

 7月は、河内長野の生産者さん(秋のBBQでお世話になった門林さん)といろいろなジャンルの料理人サン達が地元の食材を使い、料理を考案・提供してくれることになりました。

 打ち合わせは、河内長野の日本料理店の喜一さんでお昼を頂きながら。

 、いろいろと工夫がされておられて、美味しく頂くことが出来ました。 都会の料理とは違い、ボリュームたっぷりの食べ応えのある献立でした。どれだけ情報が届くようになったとしても、こうやって地元の方に愛されるような料理を確立することは大切ですね。

 今回の企画は、地元の皆さんの交流があってこそ。世代やジャンルを超えた地元の料理人と生産者の方の交流の深さに、とても感銘を受けました。

 広い視点でみて、こうやって大阪の生産者を始めとする、食(文化)を大切に思える方達との交流が、ますます自分には必要だな、と感じる時間でした。

 今から、とても楽しみです。

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南大阪巡り

2008-06-15 | 生産者訪問

 先週、久しぶりに生産者の方々を一日かけて訪問しました。

Dscn3838  まずは、すぐご近所さんの長居の西野さん。
 市内のレストランで、西野さんの野菜はひっぱりだこ。
 確かに、あの瑞々しい菊菜は、消費地の中に畑だから出来る傑作品ですね。 冬場の天王寺蕪のうまさも秀逸だと思います。
 私が現在の活動のきっかけの一つになった畑です。

 その後、移動して河内鴨のツムラさん。

Dscn3856  ごあいさつのつもりが、まあまあと話し込んでしまいました。
  「自分が発言すると、いろいろと大変なこともあります。でも、そうやって自分自身を追い込んで、さらにそれを乗り越えていく。」

 お互い、共通した環境に身をおく。。相変わらず、アツいです。 さらに南大阪めぐりは続きます。。

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