高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

伊万邑さん訪問。

2007-04-28 | オススメなお店

 先週の木曜日にまんでい会でご一緒させてもらっている、伊万邑さんを初訪問。

 参加メンバーは、地野菜とビオワインの会の会長の富さん・ コナモン協会の会長の真菜さんと林さん・農家の西野さん・ 釜たけうどんの木田さん・キリンのNさん・私。
 そうそうたるメンバーで、二回目の食事会がスタート。

 料理の内容は、こちらから。
http://<wbr></wbr>konamo<wbr></wbr>n.com/<wbr></wbr>diary/<wbr></wbr>index.<wbr></wbr>html
http://<wbr></wbr>kamata<wbr></wbr>keudon<wbr></wbr>.blog.<wbr></wbr>drecom<wbr></wbr>.jp/ar<wbr></wbr>chive/<wbr></wbr>452#co<wbr></wbr>mments<wbr></wbr>

 今村さんとは上野のおやっさんの出版記念パーティーの後(いろいろな思いが溢れ出て、なかなかまとまりません。また機会を見つけて書きますね。 )朝のまで一緒に飲んでいました。その時、初めてゆっくりお話したのですが、料理以外のこともしっかり勉強もされているし、志も高くて楽しいお話が出来ました。

 今回訪問させてもらって、料理もさることながらお店のしつらえや器などから、こだわりやさらに高みを目指す姿勢が感じとれて、嬉しくなりました。 大阪のイタリアン・ビストロの若手シェフの活躍に対して、若手の活躍が乏しい日本料理で同年代の今村さんの姿勢はとてもよい刺激になります。

 そして、今回またも富さんのご好意に甘えて、おいしいビオワインを頂きました。

070419_2027  昨年のボジョレヌーボーなのですが、うすっぺらな味じゃなくて、しっかりの個性を感じ、
風味も豊かでした。

 

070419_2002

白も香りだけだと赤ワインかと思うほど、しっかりとしたミネラルを感じることがあり、
とても旨みの濃いワインでした。先入観でものをみたらいけませんね。 また、勉強・体感させて頂きました。富さん、ご馳走様でした。

 わいわい騒ぎながらの食事会なのですが、端々で食に関わるディープな話が飛び出す不思議な会。

 さて、今度は何処にしましょ??

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取材を受けました。

2007-04-22 | 農業・食育・食文化について

 先週の木曜日に取材を受けました。
 
 取材申し込みがあったのは、大阪民主新報さん。
  少し政治色が強い感じがして敬遠されるかもしれませんが、紙面の内容は、もちろんそれだけではありません。

 今回の取材はGW空けに始まるシリーズ「食は日本の大地から」の一回目のゲストして取材を受けました。
 取材は90分間。料理人になったきっかけやこのような活動を通じて感じたことをお話しました。 インタビュアーの方も地産地消に関心の高い方でしたので,とてもスムーズに進みました。

 残念ながら市販されている週刊誌ではありませんが、もし許可を頂ければ、こちらでもその内容を発表したいと思っています。

 とても個人の力だけでは達成出来ない様な、大風呂敷を広げている思います。いろんな人に支えてもらって、多くの方に知ってもらって、少しでも食を見直してもらえることが出来たらと思っています。

 取材を受けた後は、茶道のお稽古に。

Photo_1  なんとか今月で盆略手前をクリアー出来そうです。新人さんが入ってこられて、基礎をもう一度復習出来たことがとても良い勉強になりました。画像のお菓子は、わらび餅。夏のイメージがありますが、蕨の季節はちょうどいま頃。なにか違和感を持ちながらも、納得。

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第8回 オーガニック料理教室

2007-04-20 | 料理日記

 先週の日曜日に開催された、第8回目のオーガニック料理教室も無事に終了しました。

070415_1333  いつも始まる前は、ひたすら緊張します。
 時間内で出来るかな?美味しく作れるかな?喜んでもらえるかな?、などなど。いつもと勝手が違う環境で、しかも沢山の方に注目されながら、しゃべりながらの調理は、ほんと気が抜くことが出来ません。

 今回の献立は、トマトのグラニテ、新たまねぎ・人参のポタージュ、新じゃがいもの味噌煮、河内ばんかんのぷりんです。

 今回の参加者は始めての方が多くてなんだかいつもと違った感じでしたが、料理の評判はいつも以上だったようです。よかた、よかった。

 この料理教室で大切にしているのは食材を出来るだけ皮まで活かしきること、余分な調味料を使わないこと、実際に自宅でも簡単に出来ることです。
 
 外食で食べるプロの料理と違って、家庭料理は家族の健康を支える大切なものですよね。だからこそ、味も大切なのですが、食材を活かしきってその栄養を余すことなく摂取することがより大切になるのだと思っています。

 今回は特に好評だったポタージュの作り方をご紹介します。
 
 新人参・たまねぎのポタージュ
①玉ねぎ250g・人参300gをスライスし軽く塩を振り、暫くそのままにしておく。

②蓋をしながら、弱火で野菜がしなっとなるまで、炒める。

③②に少量の水(400cc)と無塩バター20gを加えて、煮込む。

④ミキサーで良く混ぜ、豆乳200ccと一緒に鍋で温めて、塩と少量の醤油で味を整える。

レシピにするとこんな感じになります。でも、実際は作りながらもっと詳しく説明したり、質問に応えたりしています。例えば、②の炒めるは、もっと詳しく説明すると、蒸し焼きという表現の方が適切ですね。ただ、炒めるだけじゃなくて、蓋をして蒸すことによって油を使わずに野菜の水分だけで炒めることが出来ます。しかも、焼き目がつかないように優しく調理することで、表面の野菜の水分がさらに中の水分を引き出してくれます。これだけで野菜の甘みがかなり引き出されます。これを全部文章にするととても長くなるので書きませんが、実はこの部分がとても大切だったりします。

 折角参加してくださった方に、少しでも美味しくて・体に優しい料理を作ってもらえるお手伝いが出来れば、とても嬉しいです。

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食品公害を追放し安全な食べ物を求める会

2007-04-18 | メディア

 今月の29日に、2回めの講演を行うことになりました。
今回講演させて頂くのは、 「食品公害を追放し安全な食べ物を求める会」の総会。
 
 私の初講演を聴いてくださった方がおられて、推薦してくれたそうです。とても光栄で、有難いことです。
 有機農業活動を始めるようになって、我が家の食卓も少しずつ変化しています。今では有機農家さんから野菜を届けてもらったり、白砂糖を使わなくなったり。そんな中での今回の講演なので、私自身が今から楽しみです。
 
 ちなみに、今回依頼された講演のテーマは、「私が料理したい野菜」。う~む、いろいろな思いが頭の中を掠めて、なんか支離滅裂になりそうな予感。ちゃんと頭を整理して、思いを余すことなく伝えたいと思っています。

 先日、私のとても大好きな能勢の農家さんからメールを頂きました。「老舗の消費者グループで、講演するのね。森田さんなら、この間の調子で大丈夫。ちゃんと気持ちも伝わると思いますよ。 これから田植えもあるし、また能勢にも子どもさんと一緒においでください。」

 ほんと嬉しくて、嬉しくて・・。暗中模索の状態から始めたこの生活。今でも沢山の不安や悩みはあるけど、いろいろな方から声援してもらえることも増えてきました。自分の器よりかなりはみ出した目標を追いかけているのかもしれないけど、理想と現実のギャップにたまにボキィと心が折れそうになることもあるけど、なんとか踏ん張って小さな一歩を前に出し続けています。こんな声援をもらえたり、夢を目標に変えて追いかけることが出来る人生、今は「生きる」ということを噛み締めています。

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4月の世話人会とバロッタさん

2007-04-15 | オススメなお店

 久しぶりに参加出来ました、4月の大有研の世話人会。

 まずは、夏に行われる農塾などのイベントについて。今年も私が農塾を担当させて頂くことになり、今いろいろと考えております。 まだ詳細は決まっていませんが、
 第一回は、前代表の尾崎さんの有機農業推進法について、
 第二回は、若者が動かす、広がる、有機の輪
 第三回は、有機的に体をきれいに整える。
 第四回は、畑に出て、土とオーガニックで遊ぼう!!
これからもっと具体的にブラッシュアップしたいと思っていますが、有機農業を広めるということは、畑だけに留まったものではないと私自身は考えています。今回の農塾では、いろんな角度から有機を見つめたいと思っています。
Photo  後は有機農業運動の我が師、全国有機農業団体協議会の尾崎零さんが講師になっての、有機農業推進法(ちゃんとした法律としてみとめらてたのですよ。)についてのお勉強。この活動は有機農業を広めるだけじゃなくて、生産者と消費者の距離を縮めてくれる可能性を秘めていますね。この距離感がとても大切だと思っています。

 その後、雨の中、久しぶりにフットサルに。体重たかったけど、楽しかったっス。 体調が底になった時程フットサルに参加して、酸欠になって、バテバテになって、自分の体を追い込みます。これくらいで甘えてんじゃねえよ、という感じでしょうか。とても良い気分転換になります。

070407_2157  この日の遅めの夕食は、特別に以前から行きたかった星山シェフのバロッタさんへ。
 感想としては、食材がとてもしっかりしている。調理法はとてもシンプルだけど、余分なことをしないので、食べていて、ストレスがありません。必要なことはちゃんとして、余分な事しない←これが実はとても難しくて、この部分の見極めが料理人のセンスの違いになるのかな、と思います。
 星山さんのやさしい人柄も、お店の魅力ですね。スタッフも充実して、これからますます楽しみです。(画像は、今月のあまから手帳の表紙を飾る、ビーツを使ったパスタです。)

 そうそうたまたま私達の食事中に、イ・ヴェンティテェッリの浅井さんが来店された。
 同じ魚菜の会の会員ということで、少しお話させて頂き、ワインまで頂いてしまいました。短い時間でしたが、料理に対する情熱がビシビシ伝わって来ました。。

 最近のいろいろな意味での不調をようやく消化し、また自分の糧に出来るような感覚が戻ってきた。たくさんの刺激を受けた一日。また、初心に戻って、頑張るでーー!!

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