高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

全国食育推進大会

2006-06-26 | 農業・食育・食文化について

 土曜日の全国推進全国大会に向けて、木曜日の勤務終了後から「すり流し」作りを開始。 W杯の日本対ブラジルを満足に見ることなく、作業に没頭。
 しかし、急に異変が・・。金曜日の朝には我慢できずに、とりあえず仮眠を取る事に。数時間経って起きてみると、
体がポカポカ。体温は39度を超える・・。やばい。。 でも、絶対に間に合わせないといけないので、 力を振り絞って、再び作業に。
 途中、妻にも手伝ってもらい、何とか前日の搬送の時間にはギリギリ間に合った・・・・。
一人で約600人前にスープを作るのには、少し無理があったかもしれ無いけど、衛生面にも気をつけながら手抜きをせずにしっかり作りきれたのは、妻のお陰なのです。  一人で背負い込む事が多いけど、やっはり自分のいろんな人に支えてもらっているのだなと改めて再確認しました。
 

 イベント当日のコンディションも悪。 結局、朝一で病院に。さらに前日の検査結果のより 点滴を打つことに。。時間がギリギリになるので、断ろうとしたのですが、先生に「絶対、倒れるよ。」と言われて・・・。
 急いで会場に到着すると凄い人の列。 最初に「菊菜のすり流し」が丁度くばり始められていました。 これも自身の体調管理の甘さが招いた結果なので かなりへこみましたが、その後のトマトと胡瓜は、しっかり管理しながらの 提供だったので、ほぼ満足できる形での提供となりました。 トマトは皆さん気に入ってもらえようです。胡瓜は、反応が まちまちで、飲んだ瞬間にウッとなる人や、美味しいとおっしゃってくれる人と反応がさまざま。(これが狙いの一つでもあったのですが。)年配の方には大変気にって もらうことが多くて、逆に若い女性の方には不評でした。 これも、今の食のあり方・変化を表しているのかもしれませんね。
 私自身は体調不良や多くの人の列のために、あまり詳しく見て周る事は出来なかったのは残念でしたが、それでも一通りは見学出来ました。各地で、いろいろな取り組みがされていて、いろいろな郷土料理を知ってもらおうという活動が行なわれているようですね。大阪府のブースでも、お世話になっている畜産会さんや府漁連さん、他にも大阪スローフード協会さんや栄養士関連など多くの皆さんが参加されていました。

 食育やスローフード、地産地消の流れはまだまだ始まったばかりです。もっと普段の生活に根付いて文化として発展していかないと、ただの流行りなどで終わってしまいます。しかも、今の日本は少子化の波が押し寄せています。文化を次世代へ継承していくということが希薄に成りつつある中で、少しでもこの流れを大切にしたいと思うのです。

Dscn1705

食育も担当する猪口・少子化担当相が視察・試飲に。他にも太田知事なども試飲されていかれました。私達も頑張るので、大きな良い流れを作ってくださいね。

Dscn1709

トマトのすり流しをとても気に入ってくれたお婆ちゃん。家でつくっても、こんな味にならない。どうし作るの?と訪ねられ、熱心に説明に耳を傾けてくださいました。とてもうれしい限りです。。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 28日の浪速魚菜の総会 | トップ | すり流しの作り方 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿