高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

3月17日のつれづれ。

2019-03-18 | 日記
来週の21日に太夫さんと落語家さんとの座談会を開催します。
演者さんは文字久太夫師と月亭文都師のお二人です。
共に桜花のお客様です。

料理人は普段は時間に忙殺されて厨房から身動きがとれませんが、
営業が始まればカウンター席に様々な経歴をお持ちのお客様が
お越し下さり、そのお話をお聞かせ頂き 沢山の人生の疑似体験を
させて頂きます。

古典芸能というと日常生活とは随分と縁遠い感じですが、
演者さんは思った以上に地道で、庶民的です。
ですが、磨きをかけた芸で一瞬で時間の壁を乗り越えて行きます。
ある時、声の小さいスタッフに対して文字久太夫師が
大きな声を出すのではなくて、遠くに声を届けるように
すれば良いと、「おーい」と発声して下さったのです。
座ったまま、マイクなしで700席以上の会場の隅々まで声を
届けるのです。考えたら凄いことですよね。

ある時は小さな会場で落語を聴かせて頂いたときに
それまでのお弟子さんとは異なり、たった一言
体が震えそうなくらいの迫力で会場の雰囲気を一変するのを
体験することがありました。

そんなお二人が気ままに、古典芸能の魅力を語ってくれます。
若手でなく、敢えて酸いも甘いも知るベテランのお二人
だからこそ、普段の舞台で知ることないことを
楽しんでもらえたらと思っています。

是非、お楽しみに!!
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