みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

すべての人のために

2013年12月23日 | クリスマス
ヘブル人への手紙2章9-15節


 日曜日午後、通っている教会でクリスマスのお祝いの会をしました。Img_1207
写真はみんなで持ち寄ったごちそうの一部。ブッシュ・ド・ノエルのそばに漬物が…。田舎風なところが気に入っています。

 ここ数日、「みことばの光」ではクリスマスをテーマに聖書を開くようになっています。
 万物の存在の目的であり、また原因であるお方、神であるイエス・キリストが私たちと同じように人となられた、そして死の苦しみを味わわれたということが、きょうの箇所で述べられています。
 
 「上から目線」ということばがよく使われます。どんなに立派なことや正しいことを言っても、相手を見下すような接し方をされたら、たちまち心を閉ざしてしまいます。
 クリスマスの時期こそ福音がすべての人々に届けられる好機だといつも思うのですが、主人公なしのクリスマスにどうしても流れてしまいます。「聞く耳を持たない人々だ」とそれこそ「上から目線」で断じてしまうのは簡単ですが、原因はむしろこちら側にあるのではないかと近ごろ考えます。
 福音を伝えようとすることに力点を置くあまり、伝える相手と同じところに立ち、耳を傾けることを案外おろそかにしているのではないだろうかと反省します。

 「その死は、神の恵みによって、すべての人のために味わわれた」とあります。すべての人の中に私がいて、あなたがいて、あの人がいるといます。昨日バプテスマを受けられた方が、「イエスさまは私のために死んでくださったのだと知って、涙が止まらなかった」と話しておられたのが心に響いています。
     


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