霜後桃源記  

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産直の手数料 その三

2019-10-27 20:37:50 | 産直

二日前の「その一」にsegareさんからコメントが入っていた。

2019-10-26 17:17:35

「関西です。枝豆を少し出荷してます。手数料は30%です
このくらいが普通です。こちらは15%にはびっくりです」

(segareさんのコメントに対して)

手数料30%に当方も「びっくり」です。

手数料の相場が倍も違う理由を考えてみるに、一番大きい要因は「市場規模の違い」かと
思われます。
市場規模が大きいと「高くても売れる」ので、生産者は高額な手数料を上乗せしても
「売り捌くことが可能」かと思われます。



以前、六本木ヒルズビルに近い広場で開催されている「日曜産直」を見学したことがありますが、
当地で200~250円で販売している干し大根(ヘソ大根)よりもお粗末な品質の品が500~700円で
販売されているのに驚かされました。

また、産直とは価格体系が異なるかもしれませんが、札幌のデパートで大豆の「秘伝」が当地の
倍の価格で販売されていました。
このように、都市部と田舎では同じ日本でも「貨幣価値が異なる」のが実態のようです。

当地でも、漬物や加工品に25%の手数料を課す産直が有りますが、手が余分にかかっているにも
関わらず1/4も取られ、150円の手取りでは「バカバカしくてやってられない」となります。

手数料のみの単純比較では田舎の方が有利に見えますが、市場規模の大きい都市部周辺の方が、
「生産者の実質収入は多い」と思われます。

田舎の産直は単価が安く「年寄りの小遣い稼ぎ」の域から脱出出来ていません。

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