一関商工会議所主催の講演会があった。
講師はTVでお馴染みの政治アナリスト伊藤敦夫氏で、私が最も信頼を置く
ジャーナリストの一人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/26/f09f7f604fc274c86b1025928a581fdf.jpg)
・権力はブレーキをかけないと暴走する。今の野党は史上最悪で、その
力量は全く無い。
・歴代の政治家で記憶に残るのは田中角栄の言葉。
「まずは結論を言え。そして理由は3つに絞れ」
・尊敬する政治家は後藤田正治。 戦争を最も嫌った政治家。
・嫌いな政治家は竹下登 平気で人を裏切る。
・菅前総理は反対意見に耳を傾ける器量を有していた。
・岸田総理は、よく言えば柔軟性があるがブレまくっている。
・茂木幹事長は極めて優秀な頭脳を持っているが人望が無い。
・一強他弱が長く続くと政治の劣化を招く。
・総理大臣の三大欲望。
「一日でも長く在位」「衆議院の解散権を行使する」「歴史に名を遺す」
・自民党の「大、強、富」に対し、野党は「小、弱、貧」を対抗軸とすべき。
・今回の参院選の与野党の公約は「毛針作戦」のみで中身が無い。
・日本はこの30年間、経済が低迷している。
アベノミクスで経済は好転していない。
そして、最後は「白票を投じてもいいから投票すること。それでも政治に
対する批判としての機能は果たす。」と述べて1時間半の講演を終えた。
歴代の総理大臣の評は「言い得て妙」。
歴代最長在位を誇る安倍総理へのコメントが無いの
は、「可もなし不可あり」で影が薄いということ
か。
私なら、「史上最悪の無責任宰相」と言う。
10年近く総理をやったということは、難病は仮病に尽きる。
難病を押してでも自分しかできない政策とは何だっ
たのだろうか。
ただ単に総理を続けてみたかっただけではないの
か。
名誉回復には、北朝に乗り込んで拉致問題を解決す
ることか、ロシアに乗り込んで盟友に戦争をやめさ
せることくらいか。
これができれば評価はぐんと上がること間違いな
い。
追伸 私が直接話をしたことがある竹下総理(1978
年でまだ副幹事長時代)は、温厚でとても良い人柄
に見えたが、伊藤氏に酷評されているのがちょっと
残念。
コメントありがとうございます。
「なるだけ総理」と「なったら総理」の例も面白く
拝聴しました。
「なるだけ総理」の例として菅直人が挙げられてい
たのは驚きでした。
竹下さんの件については、sunasanさんのような評
価が一般的であることを認めつつ、角栄や安倍晋太
郎を裏切った事実を指摘し、裏と表が真逆であると
指摘していました。