教え子でもある須江監督を付属中学の野球部監督に招聘したのは育英学園
の佐々木前監督(現学法石川監督)で、佐々木監督が育英時代に掲げたスローガン
は「本気になれば世界が変わる」だった。
これは一緒に働いていたNTT釜石支店時代に社員を鼓舞するために支店長が
好んで使った言葉だった。
高校野球界に転身するに際し、その力量からして必ずや「甲子園全国制覇」
を成し遂げる逸材と信じて疑わなかったが、それが私のひいき目でなかった
ことは、「選手の勧誘は一切行わない」と公言しつつ、春の甲子園に6回、
夏の甲子園に13回出場し、春準優勝1回、夏準優勝1回、また、国体優勝1回、
明治神宮野球大会優勝2回の実績が如実に証明している。
歴史に「もし」はないが、部員の不祥事による引責辞任というハプニング
がなければ「白河の関超え」はもっと早く実現していたものと思われる。
(追伸)
夏に準優勝する数年前に甲子園出場を果たした際、NHKのある野球解説者は
「仙台育英の監督は、毎年のように『いつ優勝してもおかしくないチーム』を
作って来る」と称賛していた。
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