「差別は生まれてから学ぶもの」は主に人種差別を差しているものだが、
最近の消費者の「虫」に対する極端な拒絶反応振りからも同様の印象を
持たざるを得ない。
農産物に虫が付着していたり虫の食害の痕跡があったりすると返品となる
ことから、生産者は農薬をタップリ使って虫を根絶するようになり、消費者
は農産物を通して「虫」を意識する機会は皆無となった。
それで「メデタシ、メデタシ」となり、その陰で健康被害や自然破壊が
急速に進展していることには無頓着となっている。
毎日新聞「余禄」2023.8.27から
奈良県橿原(かしはら)市の昆虫館は、飼育するチョウを温室で観察できる。
だが元館長の学芸員、木村史明さんは「ここ10年くらいで虫を極端に怖がる
子どもが増えました」と心配する。同館は、子どもたちが虫に触れられる機会を
できるだけ作ろうとしている▲大人がやみくもに虫を怖がると、子どもに影響
するといわれる。開けた窓から虫が飛び込むと、つい大騒ぎしがちな自らも
反省したい。正しい知識を伝えるとともに、昆虫への愛着心を育みたい、
虫めづる国の子どもたちだ。
コメントありがとうございます。
特に若い女性に虫に対して拒絶反応を示す例が多い
ように思えます。
枝豆の莢の外側に僅かな虫の食害跡があるだけでも
拒否されてしまいます。
虫が寄って来るのは「安全な食品の証拠」なのですが、それが「言い訳」と受け止められるのが残念でなりません。
昔の「若い人」も次第にその傾向が強くなって来ているようにも思えます。
コメントありがとうございます。
JAにとって農家は「農薬や肥料を買ってくれる
お客様」です。
相談するなら農業改良普及センターの方が未だ増し
かと思われます。
大方予想はしていたのですが、農薬散布の指導でした
その通り散布すれば6種類程使用しなくてはでした。それ以降自分で手探りです。
除草機が一度しかできず、薬も振らなかったのでヒエが目立ちます
落水したらヒエ取り覚悟です。
絶滅危惧種の蝶の保全に関わり観察会に行きました
来ていた方々はご年配のおじさんばかり
子供の姿はありません。田舎の子供でさえも身近な生き物に興味を持ちません。虫が苦手な方の多い事が最近、気になっています
「私、理由は分かりますが、虫が生理的にダメなんです」と。
うーん、そこまで言われると説得する力も、理由もありませんでした。