
木漏れ日のような光がさします。
こうして、光の陰影を入れるとシュカブラによる凹凸も良く分かりますね。

この木立はクルミの木などで、その向こうは共同墓地になります。
墓地の守り神の観音堂だけは木の陰にかすかに存在が分かるが、他は真っ平。
昭和56年の5mに近い、大雪の際も同じようで墓石は雪に埋もれていた。
この地では春のお彼岸には、墓地に仏様を迎えに行く習わしがあるが、自分の墓地が分からず困った。

共同墓地を通り過ぎて、いよいよ広域農道も山に入ろうかという部分。
動物たちの足跡も、より多くなります。野ウサギの足跡が多いが、右上はテンですね。

懐かしい、そして記憶を呼び起こす風景に出会えました。
普段は草木に覆われて確認できない、昔の道の九十九折か姿を現している。
この道が廃道状態になって半世紀は過ぎたでしょうか。母と一緒に通った道です。
土地の区画整理、交換分合で無くなってしまったけれど、この上にも我が家の畑があったのでした。

懐かしい気持ちに浸っていましたが、足元に巨大ともいえる足跡を見つける。
野ウサギの後ろ脚ですね。どんな大きな野ウサギなんでしょう。想像を掻き立ててくれます。
(続く)