おおば

テレビで「シソは血流を良くする」と放送されたとか。そのためかどうかは不明だが、最近シソの売れ行きが好調だ。
一昨日の朝、オジサンが「新鮮館おおまち」でシソの葉を店頭に並べていた時のこと。
奥さんに買い物を頼まれて来たとおぼしき男性が寄ってきてシソのパックを手に取った。
男性 「これはオオバなの？」
オジサン 「これはシソの葉です」
男性 「あっそう、シソの葉なの。美味しそうだね」
と言いながら残念そうにシソを元に戻して行かれた。

知らない者同士の会話は怖い。

帰ってからオバサンに「青シソの葉をオオバというのだ」と叱られた。もしかすると、この男性も帰宅して奥様から同じように叱られたかも知れない。
しかし、買うお客様は知らなくても当然だが、売る方は一応プロである。
そんな基本知識も無いのでは困りもの。折角のお客様に大変申し訳ないことをしてしまった。



堤と呼んでいる水田用の用水池を数ヶ所抱えているが、その一つにヒツジグサが咲いている。ヒツジ草はスイレンの原種の一つであり、日本唯一の在来種だという。何故ヒツジグサなのかというと、羊の刻（午後2時ごろ）に花が咲くのでヒツジ草と呼ばれるようになったとのこと。しかし、この池の花は早朝から咲き始め、ヒツジの刻を過ぎると花弁を閉じ始めるようだ。
まだつぼみも多いので、もう少ししたら池一面が綺麗な薄いピンク色の花で一杯になるに違いない。

今日、オバサンは「道の駅」の研修で青森のニンニク生産農家の見学に出かけた。
オハジサンは一人寂しく、この花を眺めながら田んぼの草取りをしていた。