霜後桃源記  

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誰のための農事組合法人か その五 違法行為を正当化する虚偽主張の変遷

2021-10-07 21:13:39 | 社会
 厳美の「道の駅」のレストランで提供する餅料理の原料となる餅米をJAから
仕入れていることを知ったのは就農した数年後のことだった。
 組合員の生産した餅米を使用しているものとばかり思っていたので驚き、
当時の駅長に問い質したところ「大量に使用するので個々の組合員から仕入れ
たら面倒なので一括で仕入れが可能なJAから仕入れている」とのことだった。

 なんと一番頑張らなければならないところで「手抜き」していることを知
り、抗議し続けたところ、JAの理事を兼務しているレストラン担当理(現理事
長)による典型的な利益相反行為であることが次第に明らかになった。

 このような「組合員の利益よりもJAの利益を優先させる」違法行為を正当化
するために繰り返してきた理事長等の虚偽主張の変遷は以下の通り。

・レストランの餅料理の評判がいいのはJAから仕入れた餅米を使用している
 ためである。
 組合員の餅米は品質が良くないが、JAの餅米はすべて一等米であり、毎年
 一等米の検査証を受け取っている。
・(一等米なら使うものと思い、一等米の検査証を呈示した際)「品質は関係
 ない」と拒絶。
・(市長への質問状に対する回答文書では)一等米等の品質基準を定め、基準
 を満たした餅米については組合員から優先的に購入し、不足分については
 JAから購入している。
・(総会の場で)レストランでの利用を希望する組合員は熊谷さんだけ。
 しかし、熊谷さんの餅米はとてもお客様に出せる品質ではない。
・(県の調査時に、精米を弱くして敢えて胚芽を残している餅米の現物を示し
 て)他と比較すると黄色に変色していて品質が悪い。
・(検察の調査時には)黄色に変色した切り餅の写真を捏造して示す。
・(訴訟が始まってからは)具体的な品質基準は定めていない。また米検査証は
 品質とは関係ない。随時サンプリング調査を行い目視で「使用できない」と
    判断している。

 これら主張に対する反論の掲載は省略するが、すべて「真っ赤な嘘」である
ことは、JAが生産手段を有せず「JA米の米検査証」など存在しないことの
一点のみでも明らかである。


 
 娘家族の二年振りの帰省に際し、東京で暮らす次男が「冷やして呑むと
極めて美味しいお酒」と言って贈ってくれた「鷲の尾」。
 初めて目にする名前だったが、なんと岩手の酒蔵の純米吟醸酒だった。
 婿殿もお酒が嫌いなタイプではないので、きっと喜んで貰えるに違いない。

コメント (2)
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