転作田や畑地での大豆作付けに対し補助金が支給されるが、基準数量に
達しない場合は「理由書」の提出が義務付けられている。
ここ数年、雨の多い天気が災いしたこともあって、理由書を書くことが
多くなっていた。
しかし、今年は雨が少なかったにも関わらず、発芽率の極端に低い畑が
あり、雨以外にも原因があることに初めて気が付いた。
その原因を明確に把握出来ている訳ではないが、連作障害や土壌の酸性化
等も影響しているかもしれない。
一方、二回の中耕ディスクによる除草以降の管理が不十分なため雑草に
負けた畑も多かった。
今日、東北農政局の指示で作付状況の現場確認に訪れた市の担当から、
「産直に出荷する分以外は除草剤を使ったらどうか」と打診された。
しかし、農薬を使わないのは「美味しさへの拘り」であり、また、お客様
だけでなく生産者の「安心、安全」のためでもある。
その方針を放棄するぐらいなら「大豆栽培から撤退する」と主張した。
成功へのキーワードは農薬ではなく「草刈り稼働の確保」なので、あらゆる
手段を駆使し、知恵も絞って大豆栽培を軌道に乗せたいと思っている。