霜後桃源記  

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親の背中

2014-11-28 21:54:50 | 仲間
東大出の上司に仕えたことがある。
「東大卒」の金看板だけで生きているようなイヤな上司で、マネジメント能力はゼロに近かった。
お蔭で「無学グループの代表」は東大出に対するコンプレックスを完全に払拭することが出来た。
しかし、それでも「東大」は一目も二目も置かねばならない存在だと思っている。


(昨年の今頃は大根の収穫が終わっていたが今年はこれからが本番。右側は赤蕪)

先日の同窓会の翌朝、犬山から名古屋に向かう電車の中で山口から参加したHさんを見かけた。
40年前の同期と言っても20代前半が殆どの中で36歳のHさんは最高齢に近かった。
成績優秀で人間力もあり仲間から尊敬される「雲の上の人」に近い存在だった。

その後、息子さんが二人とも「東大に入った」という噂を聞いていた。
そんなHさんと電車が一緒になったのは「千載一遇のチャンス」と捉え、教えを乞うつもりで
図々しく隣に座った。
以下、Hさんとの一問一答。

Q:成績優秀な子供を育てる秘訣は?
A:子供達に勉強を強要したことは一度も無い。ただ、父親が戦死し自分は中卒で就職
 したので32歳になってから夜間高校に入り勉強し直した。子供達はその背中を見て
 育ったようだ。ちなみに一番上の孫も昨年東大に入学した。

Q:東大に入るぐらいの優秀な頭脳の持ち主は先祖や親類縁者にも優秀な人材が居る場
 合が多いと聞いたことがあるが?
A:自分の親も含めて特にそのような頭脳の持ち主は居なかった。ただ、自分は中学の
 アチーブメントテストで県下トップだった。

Q:そんな優秀だったら「金を出すから進学しろ」とのススメが多かったのではないか?
A:確かにそんな話しがあり「岸信介の書生にならないか」との誘いもあった。

Q:その誘いに乗っていたら今頃官邸で「解散云々」と騒いでいたかも?
A:そうかもしれない。しかし、今は毎月句会を主宰していて、そちらの楽しみの方が
 自分には向いていると思っている。
コメント (1)
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