大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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ペルセウス銀河団の“ブラックホールの音”

2022年09月02日 22時13分17秒 | 宇宙 月、火星、惑星探査 ビッグバン パーサヴィアランス インジェニュイティ
人間の耳には聞こえない「音」を加工して可聴に
宇宙を頭に思い描くとき、どんな音を想像するだろうか? 宇宙は真空なので音はしない、と思われがちだが、実はそうではないらしい。このほどアメリカの航空宇宙局(NASA)が「ブラックホールの音」をツイッターに投稿したところ、まるでSFホラー映画ばりのおどろおどろしい音に、ツイートが拡散されて話題になっている。
この音は、ペルセウス座銀河団にあるブラックホールから発せられている。ブラックホールから音が出ているという事実は、2003年にX線天文衛星「チャンドラ」が音波を観測したことで明らかになっていた。ブラックホールから出てくる圧力波が、銀河団内にあるガスに波紋を起こして音になるという。とはいえ、この音は中央ハ(ピアノでいえば真ん中のドの音)よりも57オクターブほど下の音階になるため、そのままでは人間の耳で聞くことはできない。
そこでNASAは、「ソニフィケーション」(可聴化)と呼ばれる、データを音に翻訳する作業を行った。ペルセウス座銀河団のブラックホールの音データやその他のデータを加工して増幅し、人間の耳に聞こえるようにしたのだ。この音源は5月、NASAがブラックホール・ウィークを開催した際に公開されていたが、今回NASA Exoplanetsのチーム(太陽系外惑星や生命体の可能性について研究しているチーム)がツイッターに改めて投稿したところ、48万件以上のいいねが付くなど、大きな反響となったのだ。

@ついでと言っては何ですが、時間のある方は一度聴いてみたらいかがでしょうか。

チャンドラX線天文台で観測されたペルセウス銀河団のブラックホールとM87のジェットは、SYSTEM Soundsによって音に変換しています。..