大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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超新星爆発寸前の巨大恒星ウォルフ・ライエ星「WR 124」 ウェッブ望遠鏡

2023年03月23日 15時06分31秒 | 宇宙 月、火星、惑星探査 ビッグバン パーサヴィアランス インジェニュイティ

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影したウォルフ・ライエ星「WR 124」太陽の30倍の質量を持ち地球から約1万5000光年離れている。

超新星爆発寸前の巨大恒星の美しい姿をジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が捉えた画像が、米航空宇宙局(NASA)の研究チームにより公開された。
画像は、テキサス州オースティンで開催中のイベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)」からユーチューブでライブ中継された基調講演「Unfold The Universe」で公開されたもので、地球から約1万5000光年離れたウォルフ・ライエ星「WR 124」が捉えられている。この恒星は太陽の30倍の質量を持つため、その寿命は短い。
ウォルフ・ライエ星は、天の川銀河で最も質量の大きい恒星の一種で、これまでに500回しか観測されていない。存在するのは数百万年のみ(宇宙時間にとってはほんの一瞬だ)で、寿命が尽きる時には壮大な超新星爆発を起こすと考えられている。
画像には宇宙ガスのハローと恒星周辺のちりが写っており、撮影にはウェッブ望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)が用いられた。このハローは、地球上の生命を含む現代宇宙の構成要素である重元素から成っている。

超新星爆発を起こすウォルフ・ライエ星
100億ドル(約1兆円)の開発費がかかったとされるJWSTが捉えたウォルフ・ライエ星「WR 124」は、地球から1万5000光年離れていて、中心星からは紫と黄色に輝くガスが時速9万3200マイル(約15万km)超で放出されています。
ハーバード・スミソニアン天体物理学センターによると、ウォルフ・ライエ星は太陽よりもかなり質量が大きいものの、急速に質量を失いつつある大質量星のこと。太陽の30倍以上の質量を持つ星でしたが、これまでに太陽10個分の質量を失っています。そして今、外層を失っていくプロセスにあり、寿命を迎えると超新星爆発を起こします。

@久々にウエッブからの映像。ウォルフ・ライエ星、いくつものタイプがあって中々複雑ですね。