中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

「子どもの権利条約」の学習、そして大会三日目の報告

2006年01月17日 16時55分34秒 | 活動日誌
 (さざんか  熱海にて  椿の花はポトンと落ちるが山茶花は花びらがはらはら散ります)

 伊豆から帰って、雪問題は引きつづき現地と連絡しあって、次の対策に向かっています。
今日は「子育てネット」の学習会でした。「こどもを守る会」の長野県支部長のM氏のチューターで「こどもの権利条約」を学びました。
 2004年に国連権利委員会から出された第2回目の勧告は、1998年の第一回目の勧告よりも、より具体的な指摘があります。
 例えば、貧しい家庭の子が学びにくい事実の指摘、「今の学校」から脱落した子どもを救っている定時制が閉鎖されようとしていることなど。しかも、ここは東京と名指しです。(長野もそうです。定時制廃止は勧告を受ける程の出来事なのです)
 これらは、日本の子どもたちがジュネーブまで出かけて、直接権利委員会のメンバーに訴えたことで調査になったことです。

 全国各地で「権利条約」に基づいて、県、市町村で条例を作る努力がなされています。長野県でも努力がされています。
 
 現場での実践が何より大事ですが、まだまだ、まだまだ遅れています。
「あなたたちにはこのような権利があるんだよ」との主人公の子どもへの周知徹底すらできていません。
 「私は子どもを生んでもそのような条約があることを知りませんでした。母親教室などで知らせる仕組みが欲しい」学習会でこんな意見も出されました。

 先ごろも長野県で、高校生が自殺するという痛ましい事件が起きていますが、こどもの権利を認めるということ、子どもの心に寄り添うことの深い意味を、私たち大人がまずしっかり身に着けなければ、と痛感します。

 今日は自己肯定感が奪われている日本の子どもの育ちの実態とけなげにがんばっている子どもたちの力を、さまざまな角度から勉強しました。
 長野県では、高校教育改革で、高校生が立ち上がっています。子どもたちに学ばなければと思います。

 明日は、県議団が「こどもの権利条例」ですすんだ取り組みをしている兵庫県川西市へ視察に行きますが、私もご一緒させていただくことになっています。
 大阪には娘夫婦が住んでいますが、日帰りなので会えません。残念。


 さて、大会三日目の報告です。

 三日目も終日討論でした。

 開会がせまった時の合言葉は、「さあ、ゲージに入るか!」。
 一列が大変長い、大学の階段教室のような椅子、しかも、横も前後の幅も大変狭いから、身動き取れない。脱出のためには、靴を脱いで、またいで歩かないといけません。
「年取るごとにスペースがきつくなるじゃないか。海外代表だったら、二人分はいるよね。」
確かに。
 
 この日もエコノミークラスシンドロームになりそうな座席にもめげない私たちでした。 

 立命館大学の学生は、学園での取り組みをいきいきと語りました。志位さんを招いての講演会の成功のための努力は大変なもので、誰一人知らない人がいないくらい、宣伝をしまくったと。
 「もし、近所の頭の白いおじいちゃんばっかりだったらどうしよう」と心配する様子に爆笑。
 結果は何時間も前から、入り口には長蛇の列。700人の参加のうち、7割以上が立命館の学生だったそうです。(拍手!)若いエネルギーが伝わってきました。

 発言場所から幹部団にいる志位さんに向かい、「志位さん、ありがとうございました!」。志位さんもニコニコ、目を見えなくなるくらい細くして会釈。あったか雰囲気。

 長野県でも、青年組織が小池あきら参議院員を招いての学習講演会を開きましたが、長野の青年のがんばりが重なりました。

 後援会で扱っている「アジの干物」はポストに入らないから、対話ができるとの発言で会場を笑わせた姫路市の後援会長さんは、定期的に発行している後援会ニュースの報告。200部から出発して現在540部とのこと。目標は1000部。
 編集委員は4人、配達員は24人。これを聞いて、「うーん」とうなりました。
しかも、ニュースに載せている「郷土史」が人気で、「本にして出して」との要求が強いそうで、考えているようですよ。
 共産党後援会が出版するって、例が無いのではないでしょうか。

 ご来光登山、花見、バス旅行などなど、楽しいことを沢山行っている後援会でした。
 こうして2003年総選挙時比130パーセント目標は突破して、党員は倍加したとの報告に、大きな拍手でした。活動が楽しくて仕方ないと、伝わってきました。こうでなくてはね。

 大阪損保の仲間は、職場での人間性を否定される扱いに負けずに、九条署名を持って運動を広げている様子を、本当に元気良く話してくれました。
 彼女がいる職場はさぞ明るくなるだろうなあ、と楽しく聞きました。
 言いたいことが一杯あるから、とっても早口です。でも、良く聞き取れました。
「九条署名の活動は、人間性をとりもどす活動」との言葉が印象的、そこにこめられた実践的な深い重みが伝わってきました。
 
「ねえ、ちほさんといい勝負だったね。」と、隣の石坂ちほさんに耳打ち。「わっはっはっは・・・」と大笑い。
 時間が制限された議会での質問で、言いたいことが一杯ある石坂ちほ県議も、文字数を稼ぐために大変な早口の質問がたびたびです。

 海外代表団の感想に、「われわれの大会は演説の大会だがこの大会は笑いの大会だ」と述べた人がいたというほど、代議員の発言に良く笑い、また良く泣きました。

 党で新しく製作した赤いジャケットを着た小池参議院議員が、あちこちで代議員と一緒に写真に納まっていました。
 私と石坂さんもスリーショットで納まりました。すかさず「小池さん、長野の産科の先生が足りない問題、力を貸してください。」とお願いも忘れずに。小池さんは、職業は医師だった人。医療の専門家です。

 この日は討論のまとめをする都合で早めに終了しましたから、宿まで歩いていこうということになり、みんなで熱海の海岸をゆっくり散歩しました。
 松本の池田市議はジョギングしてましたね。若い。私はスケッチブックを持っていったので、花のスケッチを。

 熱海の海岸は開発が行われており、埋めたててパーキングや公園になるようです。波打ち際がなくなるのでしょうか。つまらなくなるのでは。海もごみが一杯、汚れが目立ちます。「お宮、寛一」のムードは無いなあと思いました。
 
 私は、私の故郷の宮城の友人に会いたいとさがしたのですが、ちっとも会えない。来ているはずなのに。
 しかし、なんと最後の日に、しかも帰りの列車のホームで、会うことができました。
 
 Tさん曰く、「石坂さんと中野さんは、まったく大きな声でよく笑うから、何処にいるか、はるか向こうから解るよ。」
 でも、その笑い声で宮城の友人に会えたのですからね!!

 
コメント
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