ノブドウの季節 この写真を撮るのに、頭からメガネまにまで蜘蛛の巣がべったり張り付いた。ぎゃ!
今日も引き続き北部地区で活動です。中野市と高山村に行きました。
小林多喜二の母のようなお母さんが入党して下さいました。
活動家の息子夫婦をもつYさんは、8月に96才の誕生日を迎えました。会議で、「ぜひお迎えしたい」との話になりました。
正直「96才ですよ!」との声もありました。でも、私はYさんと何度もお会いしているので、ぜひお迎えしたい方だと思いました。
少し前、今井県委員長が「母が語る小林多喜二」の本をプレゼントしたのです。Yさんは「赤旗の宣伝でみて、ぜひ読みたいとおもっていました」と喜んでくれたそうです。読書の好きな方なのです。「その本を読み終えてからにしよう」との声もありました。
でもDVDを見ていただければいいのでは・・・となって、息子さん夫婦と支部からSさんにも来てもらって、5人で懇談しました。
まず驚いたことには、「多喜二」の本はもう数ページで読み終わろうとしていたのです。数日で読み切る根気に、驚かない方はいませんよね。感服しました。
「多喜二の本はいかがでした?」
「同じ母として、なんであんな殺され方をされなければならないのか、胸が痛い。多喜二には今の時代に生き返って欲しいなあ」と言われます。
36分DVDは「瞬きもせず」と言っていいほど真剣に見てくださいました。
「志位さんは偉いなあ。私は志位さんの言っている世の中は必ず来ると信じています」としっかりと言い切るYさんは、毎日、赤旗日刊紙を隅から隅までよーく読んでいるのです。そう、本の広告まで。
「私は聖教新聞も読んだことがありますよ。聖教新聞は、活字は赤旗より少し大きくて漢字には仮名がふってあるし、語り口調で書いてあるから読みやすいのですが、内容は赤旗です。赤旗は、みんなに読んでもらいたいですねえ。いつもそう思っているのですよ、みんなに読んでもらいたい。私は無学ですから、時々読めない漢字があるのです。こんなことかなあ、とだいたいの内容をつかんで読むのですが、孫やお嫁さんに聞きますとね、『ばあちゃん、こう読むんだよ』って教えてくれます。すると、いっそう中身がわかるんです。ありがたいです」
と語るYさんに心揺さぶられながら、入党を訴えました。
「私は何もできないですよ」「いいえ、長生きしてくだい。96才になっても赤旗を真剣に読み、とても前向きな生き方が、どんなに支部のみなさんを励ましてくれるでしょう。おばあちゃんは小林多喜二の母のようなお母さんですね」と訴えた私は、Yさんの入党の決意に心から励まされました。
早速、「年金はこのくらい、党費の金額はいくらだろう」と言うYさんに「綱領」を渡しました。息子さんが「今度はこれ読んでおいて」と。
それから小1時間、Yさんの人生をお聞きしてきました。未熟児で生まれたことや亡くなられたご主人のこと、子育てのこと・・・・・・。
「働くのが好きです。めがねはなくても字は読めますが、この頃耳が少し遠くて・・・・・。でも朝起きて『今日は何をするかなあ』と考えるのが楽しみです。草取りも畑でも、新聞の記事を思い出しながら『ああ、その通りだなあ』とおもいながら働いてますよ。目が見えなくなって本や新聞が読めなくなったら、もうつまらないなあと思います」
「村の年よりの集まりが楽しみですよ。家でうまくいかないことなど話が出ますと『そうそう、うちも同じ』とね。それでみんな元気になるみたい。私が一番年上ですが、気持ちは若いよ。野球が好きで、監督さんが気に入ったから中日が好きになりました。でも、落合さん、やめましたねえ」
失礼する時には、もう「綱領」を読み始めていました。ビックリしました。
「おばあちゃん、私の祖母は105才まで長生きしました。それ以上に生きてください」と別れを言う私に、「忙しいのに私にために、ありがとうございました」と。私はどこまで生きられるかわからないけど、Yさんのようになれるかなあ・・・と、素朴で謙虚で優しくて、前向きな「人間」を学びました。もっともっと人生経験をお聞きしたい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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さて全く別件。読売新聞を読んだ方はビックリされていると思います。信濃毎日でも朝日でも報道されましたが、読売は名前も出しての報道でしたから。
長野市会議員選挙での「他人名義での選挙違反」で3人が逮捕されたことです。党の候補者と結びつけた報道がありました。共産党の見解は、昨日、長水地区委員会が発表した談話の通りです。「どうなっているんだろう」とご心配されている方もおいでだと思いますので、紹介します。共産党と候補者になんらやましいことはありません。
**** * 長水地区委員会 談話 *****
詐偽投票はいかなる理由があろうとも赦されることではありません。清潔、公正を心情とする共産党の選挙方針とは無縁のものです。
長野市議戦で日本共産党の6人の候補者は、正々堂々と政策を訴え、その主張に市民のみなさんに共感を寄せていただいて全員当選を勝ち取らせていただきました。
原発から撤退、福祉と防災のまちつくりなど、公約実現と市民の声で動く政治への前進をめざして、6人の市会議員を先頭にいっそう力を尽くす決意です。
以上