中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

井上参議院議員を迎えナショナルトレーニングセンターの件で鷲沢市長と懇談

2006年08月31日 21時29分25秒 | 活動日誌
(夏休みの妙高高原から  その8 シシウド パーッと華々しいのです)

 トリノオリンピックでの成績の結果、国内に冬季スポーツの練習場を整備して欲しいとの国民的要求が高まり、政府は既存の施設を利用して、ナショナルトレーニングセンターとして指定をする計画です。

 長野には、長野オリンピックのとき建設した素晴らしい施設が沢山あり、指定して欲しいところです。

 今日はボブスレーやリュージュで活躍した、アジアに唯一の施設「スパイラル」と、国内ではこれも唯一の、屋内で400メートルのスケートトラックを持ち、氷の質は世界第3位の「エムウェーブ」を視察、その後鷲沢長野市長と懇談しました。

 視察団は大部隊、井上さとし参議院議員と秘書、山口のりひさ衆議院候補、県議団から2人、長野市議団6人全員、スポーツ団体関係の方、県議候補の和田あき子さん、そしてわたし。

 「スパイラル」も「エムウェーブ」も維持管理費が大変で、長野市独自で管理してゆくのは、とても困難です。ナショナルトレーニングセンターに指定してもらって国の補助を、と考えていましたが、どっこい簡単ではなさそうです。
 乱暴に言ってしまえば、指定をして、一定の設備投資の予算は組むが、維持管理の金は出さないというものです。
 指定を受けると、赤字が余計大きくなりかねません。これでは困ります。

 オリンピック選手とジュニアを育てるだけでなく、スポーツを多くの国民が楽しめるように普及することが、何より大事。みんなが手軽に楽しめてこそ、優れた選手も生まれるのです。
 そのような観点で、国は、ナショナルトレーニングセンターに力を入れて、きちんと保証してゆくことが大事だと思います。
 
 聞いた話だと、子どもたちが大会の練習のためにスケートリンクを一周するには、個人負担3000円もかかるといいます。これでは金持ちしか選手になれない。
長野県では、おみ渡りで有名な諏訪湖付近とやはり寒い佐久地域の子たちがスケートに強い。なじんでいるということでしょうか。

 「スパイラル」には初めてゆきました。白馬村のジャンプ台も、上に登ったら足から血の気が引いてゆく思いでしたが、スパイラルもすごい。コースを見て恐ろしくて絶句。
 井上議員と山口さんが、二人乗りボブスレーに乗ってみました。命がけのスポーツです。
 スケルトンの「そり?」も見て触りましたが、あごが氷面についたら首が吹っ飛んでしまうのでは・・とやはり、半端でない恐怖を感じました。
 リュージュと違って、大変重いものでした。
 
 しかし、ボブスレーやリュージュ、スケルトンは、スイスや北欧の北国で生まれたスポーツ。暖かいところでやろうと思うと、大変な設備投資です。
 その上、日本は海の国、「そり」を飛行機などで運送しなければならないので、陸続きの国と違い、費用がかさんで利用しにくいということです。
 しかも、スポーツ人口は国内で300人程度。

 わたしは、オリンピックだからといって、無理に条件を作ってやらなくてもいいのでは、と思いました。ボブスレーなどは、別口で北国で行うようにすれば、地球にも優しい。

 「エムウェーブ」は何回か行っているところですが、「ロイヤルボックス」まで見せていただいたのは初めて。「皇室スマイル」で手を振って見ました!
 この会場は一日借りるのに、250万円、ほか椅子一つ借りるのにも、いちいちお金がかかります。
 ここで今年は、日本母親大会を開催したのです。大会参加費、高かったですよね?! こんなに豪華な施設がオリンピックに必要だったのか。そもそも論で、今言ってもしょうがないことですが。

 コメントにもあったように、東京はどうなるのか、心配ですね。

 井上さん、山口さんと私の3人で、スペシャルオリンピックスの表彰台にあがってポーズをとってみました。選手になった気分!

 さて、鷲沢市長とは、かつて経験したことがない友好的な懇談でした。市長は上機嫌でした。
 トレーニングセンター問題では要求が一致したことが大きい。それと、今日で田中知事退任ですから、天敵とも言える相手がいなくなるので、一番嬉しい日だったのかもしれません?? 考えすぎ??

 
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学習日、実は雑用日

2006年08月30日 21時38分19秒 | 活動日誌
(夏休みの妙高高原から その7 クルマユリ )  



 毎週水曜日は学習日。今日はたまった新聞の必要な記事の切り抜きをして、原稿を2本書いて半日以上費やし、ほかは雑用でした。

 雑用その1は銀行の用事、お買い物、台所の掃除、母の見舞いなどの家事です。

 その2は、電気やさんに玄関の明かりのセンサーを頼んだこと。5月末の玄関先でこけて捻挫した反省にもとづいてです。あの時は朝でしたが、暗くなればもっと危険が増します。玄関まで階段もあるので。
 
 その3は、冬の暖房機のことです。20年使った大型の暖房機がついに修理では間に合わなくなり、廃棄となりました。よく働いてくれました。
 次の暖房をどうするか、石油に頼るのはどんなものか? 専門家のお話を聞きました。

 網戸も穴が開いている、納戸の屋根の雨漏り対策、庭の草取り、ミョウガの収穫などなど、仕事はいっぱいあるけど、とても追いつきません。

 老健にいる母二人の(実母と姑が仲良く同じ老健にいます)のんびりテンポは、私のはやる気持ちをグッと抑えてくれます。
 86歳と90歳、金平糖が「おいしいよ」と、無限の喜びを表す母に、ささやかな中にしあわせを見出そうとする人間の知恵を感じて、がんばらなくてはと励ましてもらっています。


  
 

 
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「県九条を署名をすすめる会」の会議でした

2006年08月29日 21時47分09秒 | 活動日誌
(夏休みの妙高高原から  その6  たいまつ花  たいまつは希望を照らす光。若い人はたいまつを知っているかしら?)


 「県・九条署名をすすめる会」の賛同団体・地域連絡会の合同会議でした。
9月16日に、全県交流集会を計画していますので、その準備です。

 臨時国会が9月22日に召集される予定です。臨時国会に向けて、16日の集会は重要と位置づけました。
 16日は、井上さとし参議院議員を迎えて、交流の前に国会報告をしてもらう予定です。
 今、憲法を守るために、国会で一番がんばっているのは共産党、だから共産党の国会議員に来てもらおうということになったのです。
 
 社民が、幹部が民主党との選挙協力を話し合ったというニュース、解釈憲法であっても、一応「護憲」を掲げ続け存在をアピールしてきた社民が、民主との協力では、事実上、その旗も降ろすということです。

 ますます共産党のがんばりが求められていると、身が引き締まります。

 
 さて災害関係では、昨日の日誌で簡単に紹介しましたが、国の生活再建支援法に上乗せした岡谷市独自の支援策は、住民の皆さんを励ます、大きな成果でした。
 市長さんは大した方だと、正直思いました。こうした前例を作ることは、大変勇気の要ることだと思います。
 
 岡谷市では、年齢、所得制限を全くはずし、国の制度の大きな壁になっている個人の住宅の再建への支援も認めています。国の制度は、解体や片付け、融資の利息の支援などに限られており、それも家族の収入合算が500万円以下の人との所得制限つき。
 これからの生活については、個人の財産なので保証しない、自己責任なのです。災害のたび、ここが大問題になっています。
 
 また、国の制度では、全壊と半壊だけが対象ですが、岡谷市は細かいランクを設け、床下浸水まで支援の対象にしています。

 岡谷市の全議員協議会で採択され、今日発動されました。この底力に、岡谷市議団、県議団、国会議員団、そして災害対策本部の連携した行動の力が発揮されているのだと思います。何より、地元議員と支部の体を張ったがんばりです。本当にご苦労様。

 県対策本部では、市町村任せにせずに県に対しても要求してゆきます。全国的には既に、鳥取県や宮城県、福井県などで県として支援してきた経験を持っています。

 こうした現場からの積み重ねが、必ず国を動かしてゆくものだと、私は思うのです。
 候補者になってから、何度か経験した災害に多くを学んで来ました。20年前、自分が長野市の地付き山地すべりの災害にあい、家が全壊した時にも解らなかった国、地方の行政のことが、良く見えるようになってきました。
 被災者は、良くわからない中で、希望が持てずもがいているのです。

 
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山口農園の枝豆を堪能

2006年08月28日 21時24分50秒 | 活動日誌
 (夏休みの妙高高原から その5 おみなえし 「女郎花」と書きます。「男郎花」もあります。こちらは白い花です。おみなえしは匂いがきついですね。)


 毎週月曜日は県常任委員会の日なので、北陸をまわっている山口衆議員候補も長野に帰ってきます。
 
 県委員会に現れた山口さんのお土産は、「山口農園」の枝豆。山口さんの女房どの、加代子さんと4人の子どもが、戸隠に借りた畑でできた収穫物です。山口農園の収穫物は、多種多様、彼のホームページをごらんください。

 これが豆の味がしっかりとして、甘くてとてもおいしい。ついついい一杯食べました。ビールを飲めないのが惜しい!!

 三粒しっかり入っているのに当たったら、大もうけ。一粒だけしかないおたまじゃくしみたいなのもありましたが、おいしさは抜群。
 山口4人少年団が、枝からもいでくれたのだと思うと、ひとしおおいしかったです。

 常任委員会のあと、枝豆をつまみながら、訪問活動で受け止めてきた要求をまとめたり、調べたりしました。
 昨日の大町の秋そばに対する「品目横断政策」の産地つくり交付金は、21年までは制度は残るが、補助金の額は削られるかも知れないことや、その他いろいろ。

 岡谷市議団から、豪雨災害の生活再建支援法では所得制限のためカバーできない人に、市が独自の予算を組んだとの連絡がはいり、「良かった!」。岡谷市議団のがんばりです。該当市町村に広めなくては。
 これはすごいこと、国の制度では所得制限が一家の年収入が500万円以下ですから、該当するお宅は殆どないのです。

 参議院選挙のポスターを作ることになりました。井上さとしさんと私の連名のポスターですが、「ドヒャア!」というものにしようと。
 顔写真が大きくアップされたものです。これはぜひ、遠くから見たほうがいいかもしれません、ね?

 事務所は、9月10日の「信州赤旗秋祭り」の準備で大忙しです。みなさん、ぜひお出かけください。党市田書記局長が講演します。井上議員と私もご挨拶します。文化行事も魅力、フリーマーケットもあります。

葛飾ビラ配布事件、無罪。良いニュース!
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大町市へ/ライスファームで懇談/新らしい仲間を迎える

2006年08月27日 22時42分59秒 | 活動日誌
(夏休みの妙高高原から その4 ウバユリ  花が咲く時には葉(歯)がないのだって。花も、パーッと開かず遠慮している)

 
お米の町、大町市に入りました。水田が広がりアルプスの良く見える町、今日は曇りでかすんでいましたが美しい町です。黒部に行く通り道になっていて、観光客が足を止めてくれる工夫をしたいとの、地元の方の話しでした。

 午前中、元大町市会議員の海川さんと、有限会社「ライスファーム」で取締役と懇談。忙しい中、時間をたっぷりとっていただき恐縮でした。大町らしく、軽トラックで移動でした。

 「ライスファーム」は農業補助整備事業での、義務転作からできた5つの転作組合をまとめて、平成10年にできた会社です。平成3年、5年の凶作を踏まえて、農業を守りたいとの知恵から生まれた方法だと、私は受け止めました。
 政府の、農業にも企業の進出を許す規制緩和路線とは考えも全く別物で、その以前からやってきましたが、補助金の関係で「特定農業法人」の長野県での第一号になっています。農家とは賃貸関係です。

 今、老齢化で田畑を荒廃にせざるを得ない農家などから、85ヘクタールを引き受けて耕作していますが、減反は付いてまわります。23ヘクタールが減反分で、転作に秋そばを作っています。
 ところが品目横断政策で、大豆、小麦、テンサイだけにしか補助金を出さない仕組みを政府が作りました。

 「大町は雪深い。7月に種をまく秋そばには適していますが、大豆も小麦も、雪解け水で腐ってしまします。秋そばも補助の対象にしてもらわなければ、やってゆけない。
 来年の作付け計画もあるから、来年の補助金がどうなるのか、早く解らないと手が打てない。
 まして、米の値段が流動的で、もし関税が下がるようなことがあれば、もう大変です。」と。

 農業を営んでいる海川さんは「米の関税が半分に下がれば、目も当てられません。WTOに反発する勢力は強くなっているのですが。」と言われます。
 
 アメリカ言いなりに減反と転作を押し付け、今度は、転作の作物まで指定してくる。こんなことやってゆけるわけがない。企業の参入をたやすくし、家族農業をつぶすのが今の政府の方針です。

 「ライスファーム」の職員は10人足らず、だから土・日もなしで働きづめ、そんな中、時間をとってくださったのでした。手立てを尽くすお約束をしてきました。

 午後は、大町市会議員の太田さん、松島吉子さんと行動。太田さんが生活相談に乗ってきた方が入党を決意されました。
 生活が苦しいのは誰もが同じ、「励ましあうのは大事ですね」と。

 街頭演説では励まされました。大町駅前でのこと、乗客らしい方が足を止めてじっと聞いていてくださる。時間になったのか、手を振っていかれました。
 旅行客らしい人も、2回も3回も手を振っていかれました。
 
 お客待ちのタクシーの運転手さんが車から降りて聞いてくださっている。「あんたのこと知っているよ。変らないね。がんばって」。「初めて国政? ああそう、衆議院でやってたのね。がんばってね」など、暖かく迎えていただけました。
 
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上田市で活動しました

2006年08月26日 21時27分38秒 | 活動日誌
(夏休みの妙高高原から その3 「ウド」 おいしいウドも、成長すると違った姿を見せてくれます。野にあって、玉の花が風情豊かです。)


 午前中は上田旧市内で、午後は上田市に合併した旧真田町で活動、午前中は市会議員の渡辺さん、金井さん、午後は合併選挙で初当選を果たした古市さん、前市会議員の中沢さんとご一緒でした。
 豪華だったのは、流しはテープではなく、上小地区委員会の名アナウンサー、Mさんが一日通してがんばってくれたことです。
 車の中は俄然元気、声を出して手を振れば車の中から応えてくれる方の多いこと!

 6回の街頭演説をしながら、40人の方と話してきました。今日もまたどの場所でも音を聞きつけて出てきてくださる方がいたり、訪問すると「じっと聞いていました」との方が沢山いました。

 ある食糧品店ではちょうど5人の女性がお茶をしていて、おたずねすると「取られるばっかりではないですか。介護保険も深刻です。」「介護保険はは若い人に負担をかける。」「でも、あきらめてしまいそう」など、口々にいわれました。

 演説を聞きに出てきてくださったおじさんは「景気よくなったって、大企業だけだ。私たちはただ働き同然だ。下請けは苦しんでいる。」と怒りをぶつけます。

 「教育基本法? そんな難しいはなしは周りではしていませんし、良くわかりません。」と若いお母さん。文科省で出したいっせい学力テストの予定もご存知ありませんでした。過去の学力テストがどんなにひどいものだったかをお話しすると「えー・・」と驚かれていました。

 多くの保護者をはじめ国民全体に、意識的に改悪の中身を知らせずに臨時国会で教育基本法を通してしまおうとしているのですから、急速な運動の広がりを作ることが求められています。
 
 「自立支援法のことで時間を取って話しを聞いて欲しい」といわれる方もいました。障害者団体の方です。

 そんな話しをする中で、3人の方が赤旗を購読してくださるとお約束でした。嬉しいことです。
 赤旗で本当のことを知ってもらい、みんながんばっているんだと、元気になってもらいたい。諦めなんて、赤旗を読んで吹き飛ばしてもらいたい。

 さて、冥王星が太陽系惑星からはずされました。関連の記事の宇宙の写真は、私の想像力の限界をはるかに超えていて、呆然とするばかり。「無限」とはどういうことなのか、考えると苦しくなってくる。子どもの発達の可能性は無限、でも宇宙の物理的無限は私には想像に苦しい。
 
 果てしない宇宙の中の塵のような地球、だけど緑豊かな特別の星。それなのに、なぜ人類は仲良くできないのか。地球と人類の命を継続させるために、なぜ団結できないのか。
 宇宙的規模の時間感覚で考えれば、一瞬にして消えゆく運命の星の上で、殺し合いをしているおろかさ。

 「アメイジンググレイス」の歌がしみじみ心に浸みます。
 
  ** 幾千万の月日重ねて旅を続けてきて、進化を遂げて人間になった私たち、おろかな旅人はいくさ、憎しみを繰り返してきた。しかし、星よ、海よ、森よ、共に生きよう。守りたまえ、われらを・・・・**

 世界の動きと日本の自民党政治のていたらくを見れば、理性ある動物に進化した私たちは、おろかさを克服し、人類の旅の一里塚、本当の人類史が始まる入り口に到達しつつあると私は考えます。
 科学的社会主義でいえば、21世紀は資本主義を乗り越える時代なのですね。
 
 
 
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上伊那地区を走る/箕輪町長と懇談

2006年08月25日 23時23分03秒 | 活動日誌
(夏休みの妙高高原から  その2 アカソ  旅館のそばの土手に群生、淡いピンクが美しい) 


 今日尋ねたところは、辰野町、箕輪町、伊那市、伊那市に合併された旧高遠町と長谷村。上伊那地区を駆け抜け、街頭からお訴えをしながら、訪問し対話を重ねてきました。
 高遠、長谷以外はどこも、7月の豪雨災害でひどい目にあったところです。排出された土砂が山積みになっており、この始末が大問題になっています。
 
 箕輪町では平澤町長が懇談の時間を割いてくださいました。
「中野さん、災害時も来てくださいましたね。土砂の始末は県がやると約束したのだから、きちんとやってもらいたい。そのために町で必要なことがあれば、なんでもします。
 ハード面だけでなく、ソフト面が大事になっています。被害者のトラウマは大きい。精神的フォローと、大事なのは抜本的な災害対策で安心感を持ってもらうことです。そのために力を貸していただきたい」とのご要望を話してくださいました。

 平澤町長は災害視察の時に膝の骨を怪我をされて、今日も松葉杖で対応してくださいました。直り際の大事な時に申し訳なく思いました。ご要望をしっかり受け止め、県会議員団、地元議員団と力を合わせて解決のためがんばることをお約束してきました。

 街頭宣伝は8回。一回一回、一期一会のめぐり合いがあり、自民党政治の元での命さえ守れない深刻な実態が伝わってきました。

 辰野では、2階から拍手してくれたおばあちゃん、「あんた、がんばってね。本当に頼みます。弱いものいじめの政治は沢山だ」と涙を浮かべてしっかり私の手を握り締めます。一人暮らしの方でした。

 箕輪町では伊那生協病院の前で街頭演説しました。20人以上の方が出てきて下さり、「今デイケアは食事中で出て来れないけど、ボランティアの人も中で聞いてますからね」とわざわざ伝えてくださる方もいて、「中野さん、今度は当選してね」と暖かい励ましもいただきました。

 伊那市の団地では、「共産党が何を話すか、じっと聞いていた。私は障害者、自立支援法はめちゃくちゃです。池田大作の本も読んだし、聖教新聞も読んだが面白くない。共産党は弱いものの見方、まともなことをいいます。」と女性が語ってくれました。

 商店街の方は、「ここで聞いていましたよ。そのとおりです。誰が総裁になったって同じこと。でたらめな政治ですよ。規制緩和で弱いものいじめ。野放しでは強いものだけがますます儲けるだけではないですか。がんばってくださいよ。」と怒り一杯で話されました。

 高遠町では車の中でじっと聞いてくれていたおじいさん、ご挨拶に行って握手したとたん、泣き出してしましました。「がんばっておくれ、本当にがんばっておくれ」とそれしか言葉になりません。
 何を語らずとも充分思いが伝わってきて、この方たちの悔しさをなんとしても国会で、と思いを強くしました。

 暑いといっても猛暑は去って、さわやかな風も吹く上伊那でした。

 伊那の名物「ろう麺」を食べるチャンスに恵まれない、という昼休みの私のつぶやきに応えて、夕飯は三沢地区委員長お手製の「ろう麺」でした。
 羊の肉入りの焼きそばみたいなものだけど、麺が特殊。スープ仕立てもあって、今日のはそれでした。お店によって調理法はいろいろなのだそうです。
 
 おいしかったけど、とってもおいしいというものでもない。でも伊那の人は時々無性に食べたくなる「ふるさとの味」だそうです。私が「ほや」を無性に食べたくなるのと一緒だと思いました。
 
 「仕事を終えたらろう麺つまみで焼酎で一杯、これが伊那の労働者の楽しみ」だそうです。なるほど、洗練された繊細な味ではないが、土着のたくましい味、「人民の酒焼酎」に合う庶民の味というのがぴったりの料理でした。
 
 今日は昼も三沢地区委員長の料理、地区委員長の腕を見直しました。

 長谷村で、犬と一緒に首輪をつけて散歩している見慣れない動物がいました。一瞬「あれって、ろう麺?」羊だったのです。驚いた。

 

 

 
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岡谷市、塩尻市へ行く

2006年08月24日 22時56分50秒 | 活動日誌
(妙高高原から、夏休みのスケッチその1 リリオペ 日本名ヤブラン  露天風呂の中に植え込んでありました。)



 岡谷市では市会議員4人が、2人ずつ一緒に時間分担で行動。
まず最初に、犠牲者を多く出した最大の被災地、湊地区や鮎沢地区に入り、住民の皆さんのご要望など聞いてまわりました。
 土砂であれほどひどかった被災地は、きれいに片付いて悪夢がうそのようでした。しかし、住めなくなった住宅は、泥だらけで無残に取り残され、生活再建はこれからと実感しました。
 生活再建支援法に適応されるお宅は、所得制限や全壊、半壊の基準の厳しさで殆ど利用できないのが実態です。壊れたうちをかたずけることも、新築するのも、自己責任。なんとか緩和措置を取れるようにがんばらなくては、と、現地の市会議員と話し合ってきました。
 
 県党に寄せられた災害募金を、被災者にお渡しする仕事もありました。

 岡谷、塩尻とも、街頭宣伝では、アパートの2階から手を振って応援してくれる方、炎天下、立ち止まって聞いてくださる方、庭の草取りをしながら聞いていてくださる方と、大いに励まされました。

 塩尻農協前の街頭演説では、「中野さんは若槻の人でしょう」と話しかけられたご婦人がいました。「私も若槻にすんでいます。塩尻は息子がいるの。」と。
 「共産党はどうして人気がないの。田中知事を応援するからよ。」と辛口で始まって、ご注文の数々。「まず、国を守らなくてはね。攻められたらどうするの。保育園は入りたい人は全員は入れなければだめですよ。共産党はそういうことしなくては。」
 
 塩尻は保育料でもがんばって引き下げているし、幼稚園児にも差別なく補助を出していると、鈴木市会議員が一生懸命説明しました。でも、「働く親で、保育に欠ける」が入所の条件は国の基準、ほんとに入りたい人が入れるようにしなくてはと私も思います。
 
 最後は「私は、共産党の人と話するのは初めてです。好きになれるようにがんばってくださいね。」と言われて握手。

 畳屋のおじさんは、「手を上げて応援しているとは言えないが、共産党の言っていることは一番まともだ。がんばってもらいたい」と。

 バス停で聞いていたご婦人数人は、「おっしゃるとおりです。弱いもののためにがんばって」。

 肉屋のおばさんは「消費税は売り上げに掛かってくるのですからね。とても大変ですよ。」などなど、沢山のお話しを聞くことができました。

 夜7時からは4区後援会の総会、来年のいっせい地方選挙、参議院選挙をがんばろうと息高く行われました。私は、毛利県会議員と共に、決意のご挨拶をいたしました。

 さて、NHKドラマ「純情キラリ」ですが、中間までは順調に展開したかに見え、それでも私は用心深く、桜子の生き方に注文をつけながら一定の評価をし、「民主長野」にもエッセーを書きましたが、ここに来て、もうがっくりです。従来のNHKドラマ同様、テーマを見失っています。
 期待があっただけに残念ですが、やはりNHKの限界でしょうか。反戦平和と桜子の芸術家としての苦悩を画ききれず、メロドラマまがいに変質してきていますね。
 もう、見る気がしなくなってしまいました。NHKに期待するほうが無理というものですか。

 明日は上伊那地区に行きます。最初の訪問地は辰野町です。明日はクーラーの利かない大型宣伝カーでの高速道路移動です。暑いなあ・・・。

 今日からしばらく、夏休みのスケッチをアップいたします。高原の風を感じていただけるでしょうか。

 
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学習日、ぼかしを買いに

2006年08月23日 21時29分45秒 | 活動日誌
  「今日はゆっくり寝てるんではなかったの?」と6時半に起きてきた夫。そのつもりでしたが、早起きの習慣はおそろしい。5時にはいつものように目覚めてしまい、我慢して5時半までベッドにいましたが、「ゆっくり5時半まで寝ましたよ」と、台所仕事をしながら夫に応える。
 夫は一度起きても、時計を見て「まだ6時か。僕はもう一度寝る」と言うのが普通。全く器用な人だと思います。何より疲れているのだとも思いますけれど。
 
 洗濯や掃除など、住まいを快適にするための仕事は9時までには終わりました。

 そして今日はまず美容院、超特急でも2時間はかかるから、午前中はこれで終わり。料理の本を見ながら、研究です!!「んんん・・なるほど・・」
 今日の知識は、煮物のふたをするかしないかの違いがわかったこと。ふたをしないと、蒸気で水分が逃げてゆくので、規定の調味料を入れても味が濃くなると言うのです。言われてみれば「なあるほど」です。
 
 私の行きつけの美容院は、マスターM氏のポリシーでいわゆる女性向きの週刊誌はおいてありません。1ランク高い雑誌です。芸能界のあれこれのつまらないことに心を取り込まれるより、無駄と思える時間を優雅に過ごせると、私は大歓迎です。
 これって意外と冒険的は試みかも・・・・・いわゆる週刊誌は、普通美容院とセットのものだから。
 
 12時の約束ごとを果たし、午後はいろいろできました。
 
 まず、ぼかしを買いに、障害者の作業所「むすびや」へ出かけました。我家ではぼかしは必需品です。
 生ごみはぼかしで土に返しています。これで、トマトやナス、きゅうりが育ちますし、ごみが減量します。ポットの購入には市が補助金を出していますから、土地がある人にはおすすめです。自然に優しく。

 「むすびや」には、10月の新制度実施についてのご意見も伺いに行ったのです。話し出したら止まらないほど、不満は充満していました。
 あるお母さんが「どうなっているのか、良くわからない。あまりに複雑すぎて、早すぎます。小泉さんが変わっても、どうなのでしょうか。お金がかかるのでは通わすことはできない」と怒りをぶつけられました。
 
 10月からの事業移行では、市町村の福祉計画が不十分なこと、国、県、市町村の予算措置が難航していて本当に実施できるのか、国にものも申さなければなりません。もともと、法自体が悪法極まりない、理不尽なものです。
 だいたい、障害認定区分だって、難航しています。

 Mちゃんは作業所での日給200円です。信じられないでしょう?これが障害者が置かれている立場です。障害年金も、せいぜい7万円くらいでしょう。
 
 それなのに、自立支援法では、働くための施設利用で、利用料と食費で月2万円から5万円がかかります。
 「私が死んだらこの子はどうなるの?」この親の叫び、全く届かない異常な政治は許せない。

 「むすびや」では「うちの梅が一杯成ったから、ジャムを作って売り物に」「きゅうりを沢山いただいて佃煮にして売ろうかと」と、爪に火を灯す努力です。どこの作業所も、どんなにがんばっていることか。
 自立支援法は、廃案しかない。

あしたは、岡谷市、塩尻市へ出かけます。

 
 
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洗濯物を取りに老健の母に会いに

2006年08月22日 22時07分36秒 | 活動日誌
老健ではお風呂は週2回、それにあわせて洗濯物を取りに行きながら、できるだけ母に顔を出すように心がけています。朝出勤前だったり、夜8時ごろだったり。(就寝は9時!)でも、待っていてくれます。

 母は86歳。食道癌で胃を全部取っていますから、それもあってやせ細り35キロもありません。手術からもう7・8年たっているのに、いまだに時々食事を吐いてしまいます。食も細いです。
 
 外泊の時、歯がだめで噛むことができない母のために、特注料理を工夫するのですが、一生懸命作っても殆ど捨てるようになってしまいます。例えばおかゆは小さじで2,3杯程度が一回の量です。

 お茶碗を持つのが精一杯、自力では歩けず、長い移動は車椅子。白内障も進んでいます。手術はまだです。耳もずい分遠くなって、補聴器を使っています。

 元気なころは何でもできたしっかり者の母でしたから、本人はそのギャップについてゆけないのかもしれません。忘れっぽくなったとはいえ、しっかりしている所もあるので、「こんなはずではないのに」との落胆が見られます。

 年寄りを苦しめているのは介護保険です。子どもの世話になるのは忍びない、しかし年金は母の場合月2万8千円。沢山もらっているお年よりは多くありません。一生懸命働いて生きてきたのに、介護保険の利用料ひとつ払うにも、どんなに身を縮めている人が多いでしょうか。
 利用すらできない実体も蔓延しています。先日お伺いしたお宅では、「息子が高校へ入った。おばあちゃんの介護保険の利用料まで払えない、悪いけど、うちで寝たきりでいてもらうしかない」と涙ぐまれていました。
  
 介護疲れで肉親をあやめたり、心中事件を起こしたりするまで追い詰める、許しがたい庶民いじめの自民党・公明党政治。介護保険制度は「刃物をつかわず人を殺す」制度です。
 症状が軽くなったことを喜べず、「寝たきりになって欲しい」と願わざるを得ない庶民の生活実態の苦しさを怒りに!
 自立支援法、医療の改悪・・・福祉ががひとを殺す、人権がこれほど無視されている政治は何としても変えなければなりません。

 「長く生きすぎたねえ。すまないねえ。」なんて母に言われると、切なくてたまりません。
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